サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

サイのレッスンシリーズ(44)サイカレッジ物語(上)

2018-11-24 04:00:54 | 日記
神を理解することは誰にも不可能です。
神がある瞬間に行う事と、次の瞬間に行う事とは相反するように見えるかもしれません。
神の行為は不可解で、時間と空間と人間の理性を超えています。
スワミがよく言うように、「理由はなく、時に縛られない!」のです。
ですから、神の行為を分析することや解釈することは無意味であり、適切なことでもありません。
もし、神が「イエス」と言うのなら、それはその通りになるのです。
もし、神が「ノー」と言うのなら、それはその通りになるのです。
これが運命です! あなたはそのすべてを受け入れなければならず、異議を唱えてはなりません。
神の行為に疑問をもつことは、信仰心の欠如という意味を含んでいます。23/5/2000

ポニョ:以前、サイのカレッジで学んだ学生達が立ち上げたYouTubeのチャンネルを紹介しました。
https://m.youtube.com/results?q=student%20of%20sai&sm=3
ヨシオ:あれからそのチャンネルを色々見てるけれど、面白くて止められないな。いろんな奇跡の話やら、学生達によるドラマやら、サイババさんが普段見せない笑い転げる様子なども紹介してあったな。
でも俺は、その中でビルゲー出るツを褒めていたから、それは間違っているとコメントをしてインドにメールを送ったんやで。

ポニョ:アシュラムのあるアンドラプラデーシュの綿花栽培農家の人たちが、何十万人も自殺しているのは、モンサント社のせいなんや。種屋を独占し、種子を作らない種無し綿花種子を否応なく買わせたせいで農民達を破産に追い込んでいるんや。しかも土中のバクテリアや昆虫を皆殺しにしてしまう土壌改良ではなく改悪剤のラウンドアップをパッケージで売っているから、肥料をどんどん買わなくてはいけないので、破産する農民が続出しているんや。そのラウンドアップを日本でも販売しているんやで。そのモンサントに関わっていたのが、ビルゲー出るツやから、そいつを褒めるって本当にゲーが出るぜよ。

ヨシオ:本当にゲーを出してどうするんや。でもそれ以外の話は全部面白かったな。

ポニョ:そうなんや。全部で三、四十本ぐらいあるから全部見るのに時間かかるやろ。

ヨシオ:三、四十本?もっとあると思うで。数えていないけれど。俺が驚いたのが、サイの学生っていつもサイババさんに色々とアドバイスをもらっているのかなと思っていたんやけれど、そうではなくて、一年に一回ぐらい話しかけてくれたりするだけなんやて。ラッキーな学生はもっとそういう機会をもらうけれど、普通は一年間に一回もサイババさんと話したことがないという学生がザラやなんて言ってたな。

ポニョ:昔、帰依者たちは、一年に一回、サイババ詣でをして、その旅でインタビューに呼んでもらったりするけれど、サイの学生って毎日ダルシャンに出ているけれど、一回もインタビューに呼ばれないんじゃかわいそうやな。

ヨシオ:インタビューより、インナービューが大切やから、それを教えようとされているんやろな。その動画中でも印象に残っているのが、サイの学生が卒業後就職した会社の出張でロシア、当時の
ソ連に行く事になったんや。その前にアシュラムにやって来てババさんに祝福してもらう事にしたんや。ババさんに「今度ロシアに出張に行きますので祝福して下さい」と言うと、ババさんは「ロシア?」と一瞬驚かれたフリをされて、「ロシアから帰って来た時には、君の心がもっとピュアになるように」と言われたんや。それでその出張は、ロシア政府が計画している大きなプロジェクトの見積もりを出して、その国策プロジェクトに参画するというビジネスチャンスやったんや。モスクワのコンベンションホールには、その国策プロジェクトに参画しようと世界中からロシア政府に招待された大企業の役員達がやって来ていて、それぞれの会社が作成した計画や見積もり書を携えてプレゼンテーションをしていたんや。
そして夜には政府主催の晩餐会が行われ、ロシア政府の役人が、ロシア名物のきつい酒、ウオッカを持って各テーブルを回り始めたんや。そのサイカレッジ卒業生がいるテーブルに役人が来た時には、その役人はもうかなり酔いが回っていて、そのサイカレッジ卒業生に執拗にウオッカを飲むように勧めたんや。周りの同僚たちも少し口につける真似をしろとか合図してたんやけれど、そのサイカレッジ卒業生は、ババさんが言われた「心がもっとピュアになって帰っておいで」という言葉を思い出して決して酒を口にしなかったんや。
その役員は気を悪くし始めて、「このウオッカはロシアの誇りなんだ。飲め」とか言って管(くだ)を巻いていたんやけれど、その卒業生は「私はアルコールを決して口にしません。」と固く拒んだので、その政府役人はとうとう諦めてロシア語で大きな声で悪態をつきながら去って、次のテーブルにふらふらと歩いて行ったんや。会場に招待された人たちの中で、その役員のウオッカを飲むのを拒んだのは、その卒業生だけだったので、同僚達は、これでこのプロジェクトを取れる機会を逸してしまったと思ったんやけれど、蓋を開けたら、なんと数ある会社の中からその卒業生の会社に白羽の矢が立ったんや。
というのも酒も飲まない社員がいる真面目な会社やと、その役員が思ったから白羽の矢が立ったんや。

ポニョ:ふーん。でも神様の言う通りしていたら、そういう恩寵を下さるんやな。面白い話や。ところでドラマを見たと言ったけれど、学生達が舞台で演じたのを録画したドラマなんか?

ヨシオ:いや違うんや。実際のカレッジの生活の様子を題材に、サイカレッジの寮の中や新しい大きな体育館での様子や、もちろんカレッジの講義中の様子やアシュラムのいろんなところに行ってロケをしてるんや。

ポニョ:それは本格的やぜよ。

ヨシオ:ヒルビュースタジアムもよくロケに使われていたな。

ポニョ:ヒルビュースタジアムはカレッジの目の前やもんな。ふーん。それでどんな内容なんや?ネタバレになるけれどちょっと紹介してくれますか?
https://m.youtube.com/watch?v=E1mz-DOeUbE
ヨシオ:じゃあ、さわりの部分だけを紹介すれば、カレッジに六人部屋があって、みんな一つの部屋で寝泊まりしたり自習するんや。その物語の主人公はロハーン君というんやけれど、みんなその部屋には自分だけのロッカーとか机や簡易ベッドがあって、日本の学校で言えば寄宿舎や。その寄宿舎の中に部屋毎に班があって、その班に一人ひとり新しい大学院生が入って来て、お互いを紹介し合う場面から始まるんや。そして一緒にカレッジに通って勉強したり、悩み事の相談をしたり、昼休みにはみんなでスポーツもするんや。バスケやバトミントン、卓球、バレーボールもやってたな。チームの名前がプレマチーム対ダルマチームとかで面白かったな。そういう日常的な学生達の生活を題材に、その班の責任者であるロハーン君がいろんな間違いを犯したりして悩んだり、学友のシャンカラ君がバトミントンをしている時にひどい捻挫をしてギブスをしなくてはいけないとか、論文提出用の資料をコンピュータに入れていたのにクラッシュして無くなったとか、それに対する教授の対応がめちゃ厳しかったりしてとても悩むんや。

ポニョ:インドでは先生は絶対的な力を持っているんや。インドらしいぜよ。

ヨシオ:これ以上言うと面白くなくなるから、言わないけれど印象的なシーンは、いろいろと失敗したロハーン君が落ち込んで、ババさんの写真に向かって文句を言うシーンがあるんや。ロハーン君はこれだけババさんに帰依しているのに、どうしてこんなひどい事ばかり自分に降りかかるんだろうか、なんて泣き言を言うんや。

ポニョ:でも神さんがなさる事はおいらたち人間のレベルでは決して計り知る事なんて出来ないもんな。全てを幸せな気持ちで受け入れる事だけがおいらたち人間がしなければいけない事なんや。でも、おいらもよくババさんのお写真に向かって文句言うんやで。なんで今年は、こんなにオクラが小さいんやなんて言って。

ヨシオ:オクラの大きさで神さんに文句言うなよ。神さんに文句を言って、神さんから離れて行く人は、神さんに全てを委ねる事が出来ず、それだけの信仰心しか持っていないという証拠なんや。そのドラマの話に戻るけれど、そのドラマは一時間半ぐらいの学園生活物語なんや。もちろんプロの役者じゃないから、めちゃ素人丸出しの演技やし、カメラワークや演出も下手くそやけれど、サイカレッジの学生達の日常生活が良く分かって面白かったな。それにいろんな問題に対応するのに、ババさんの教えに導かれて解決して行くところが良かったな。

ポニョ:学園物語ですか?ちょっと退屈そう。

ヨシオ:うるさいっちゅうに。人が話しているときは黙って聞きなさい。そのロハーンという学生が試験でビリケツになり、教授から「もっと勉強しろ。スポーツフェスティバルに出てはいけない」と言われたんや。それでロハーン君はスポーツフェスティバルを大変楽しみにしていたのにそれに参加できない事をとても残念に思い、さっきも言ったけれど「一生懸命勉強して来たのになんでこんな試練を与えるんや」とサイババさんの写真に文句を思いっきり言った後「そうか。サイババさんはもういないんだ。だから自分はこんな目に遭うんだ」自分自身で納得し結論付けた後、一人で寮から抜け出して腹いせに外を歩き始めたんや。その時に足にギブスをしたシャンカラ君に会ったんや。そのシャンカラ君が花の手入れをしているのを見て、ロハーン君は「サイババさんはこの世にもういないのに、なんで誰にも頼まれていないのにそんな奉仕をやっているんや」と批判するんや。
そしてそれ以来、ロハーンの態度はどんどん悪くなって行き、急病人が出てると、自分が寮のバンを運転する役なのに、クリケットの試合を見に行ったり自分の義務をしなくなってしまうんや。その後、スポーツフェスティバルに出れないので、仕方なしに勉強をするんやけれど、そこで言葉に詰まって上手くプレゼンテーションが出来なかったんや。そのストレスがたまって学友にも当たり散らすんや。とこのまま続けようとしたけれど、ネタバレになるから止めとこか?

ポニョ:ここまで聞いたら最後まで聞かして欲しいでヤンス。明日もこの続きをしようぜ。

どんなことであれ、祈りによって達成することができます。
祈りよりも偉大なものはありません。
ですから、誰もが神に祈りを捧げなければなりません。
しかし、世俗的な利益を求めて祈るべきではありません。
「おお、神様!私はあなたの愛だけが欲しいのです。そのほかのものは何もいりません」あなたは絶えずこのように祈り続けるべきです。
いったん神の愛を受けるようになりさえすれば、あなたは全世界を征服することができます。
あなたは、どんな仕事に携わってもかまいませんが、その仕事の達成を神に祈ってはなりません。
その代わり、すべてを神の意思に委ねなさい。
神は、あなたにとってよいことをしてくれるのだと完全に信じていなさい。
「神様、人生の一瞬一瞬において、私たちの必要を満たしてください」と神に祈りなさい。
あなたがすべてを神の意思に委ねて自分の義務を果 たすとき、間違いなく仕事は成功するでしょう。
しかし、スワミの意志は、何の促しも計画もなく、ちょうどよいときに形となって現れます。
何であれ、スワミが必要とするものは頼まなくてもおのずとやって来ます。
しかし、ここでもうひとつはっきり言っておきたいことがあります。
それは、頼まなくてもものごとがおのずと整うとき、他の人々にも役に立つようなやり方で、その状況を活用すべきだということです。
スワミは、何ひとつ欲しいと思いません! 
スワミの望みはただひとつ、皆さんがこの機会を最大限に活かして皆さんの人生を、幸せで、神聖なやり方で過ごすようになってほしいということです。
皆さんは私のためには何一つ与える必要はありません。
スワミはいつでも皆さんの望みをかなえる準備ができています。
しかし、皆さんの望みを口に出す前に、自分が本当にそれを受け取る資格があるかどうかを自問しなければなりません。25/12/04