大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

六角鉢

2020-04-18 09:48:34 | Weblog
今日は雨だ。 自粛疲れも有るかも知れない。 やる事も無いが、少し木工を楽しんでいる。 先日製作した留め削り治具を使いこの 六角鉢を制作して見た。 材料は 大部分は栃を使った。 この栃材は以前は 文机の脚だった物を 薄く挽き直して使った。 縁の部分の桜材を薄く貼り付けて縁飾りとしている。 六角の一辺は約九センチ程度にしている。 留削りは 治具を使い鉋で削っている。 比較的上手く出来た。 スライド丸鋸で 出来るはずだが 精度が出ない。 それは手で押さえて切断するので 鋸刃の回転時に 材が微妙に動くのだろうと思う。 手で削ると微妙な調整が可能だ。 底板も上手く嵌め込んだ。 これで蓋を創れば良いのだが、 今回は同じ物をもう一つ作り 被せ蓋にしようかと考えている。 栃の材料はもう無いので蓋側は何を使うか検討している。 エゴの木か色々な材を接ぎ合わせて使うかと思ってこれから準備する。 まあこれで暫くは 遊べるだろうと思う。  指物風の工作で 小物なので家で出来る所が良い。 

雨が降ると 外の共有地の草が急に伸びる。 そう言う季節が来て居る。  明日は晴れたら 電動草刈機で 少し草を刈り取ってやろう。 これは一人で出来る仕事だし 暇潰しにもなる。 今やって置かないと アッと言う間に草ボウボウになるんだな。   
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ムベ(ときわあけび)の花

2020-04-16 16:43:01 | Weblog
気がつくともう4月は半分過ぎ去った。 毎日退屈して自宅に籠っている訳にも行かず、天気が良かったので 散歩に行く。 途中の歩道脇の生垣に ムベ(ときわアケビ)の花が咲いている。 これはアケビだと思っていたが、アケビでは無いそうだ。 ムベといい常緑のアケビの仲間の様だ。 秋には アケビとそっくりの実が成る。  花は小さく可憐だ。 散歩で時々見て居るのだが、気にも止めて無かった。 今日は余り人も歩いて無いし、足を止めてゆっくり観察した。

所で新型コロナの状況は思わしく無い様だ。  これで5月連休明けには緊急事態宣言が解除されるのだろうかと不安になる。 見えない敵を防御するのは難しい。 早くワクチンが出来てくれる事を願っている。  まあ良いお薬が出来ても 当面数が足りないだろうし、 用も無い老人に薬が廻って来るのはどうせ最後だろう。  自己免疫力を高めて対処するしか 方法は無いのかも知れない。 高熱が出てもなかなか検査してくれない様だし、感染したら 覚悟しないと駄目なのかも知れないな。 新型コロナが過ぎ去った後はどう言う状況になって居るのだろうか。 想像も出来ない 酷い状況で無い事を祈る。  
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木皿 その2

2020-04-11 13:36:33 | Weblog
今日も良い天気だ。 夕方から雨になると予報は言っていたが、そんな感じでは無い。 でも風はまだ冷たいな。  近くのスーパーは開店しているが、専門店街は閉まっている。 やってるのは食料品と飲食店だけだ。  毎月10日発売の月刊誌を買おうと思ったが、本屋はやって無い。 困ったな。  無理に買う事も無いかな。

さて先日作った留め削り治具を使い木皿を作った。 今回は割と留の部分はピッタリくっ付いた方だ。 それでもまだ若干隙間(打ち切れ気味)が有る様だ。 今回はタモ材を使ったが、この材の冬目の部分が硬くて 上手く削れなかった為に 留が合わないのかも知れない。  まあ治具のせいでは無く、留め削りが下手な為だろうと思う。  出来あがるとこんな感じになる。 このタモは目が素直で見て余り面白味が無い。  でも反りや暴れは来ないと思う。 今回も柿渋を塗ってからOILで仕上げた。 底板はソロの木を使っている。 木皿はもう作り飽きたかも知れない。出来てもトレーとして使う程度しか用途が無いかな。    
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漏斗型留め削り治具完成

2020-04-10 11:05:32 | Weblog
今日も良い天気なのでちょっと散歩に行って来た。 最近は何となく日記風になって来た。 出来れば道具について何か書きたいが、骨董市は無くて書く事が無い。 だから日常のつれづれを書く事になる。

先日から作っていた留め治具はこれで一応完成だ。 比較的小型に作った。 留め削りする材の角度を決める横棒も高さは2センチ程度と低くしている。  これは裏側にも反対側の留を削る棒を貼り付ける関係上余り高くしたく無いからだ。  削る材は厚みが10ミリ程度なのでこれで良い。これだと削る時に定規面が少なく鉋が安定しないので 棒の上側にも横棒を貼り足して 安定して削れる様にして見た。 これで小鉋でも安定して上手く削れる。 

こんな物を作って木工で遊んでいる訳だ。 これで木皿が出来ても特に役に立つ訳でも無いと思う。 それでも自宅に籠って じっとして居られないので 何となく手を動かしている訳だ。 多分1カ月 自宅でおとなしくして、TVでも見ているだけだと、おかしくなってしまうかも知れない。  今年は年寄りにとってはつらい春となるだろう。 私は自宅で作業ができる程度の道具や材料が有るから まあ退屈を紛らわし、脳と手を使い 余り役に立たない物作りでもしながらボケを防ぐ事が出来れば良いのだが。   

  
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留め削り治具の製作

2020-04-09 10:30:39 | Weblog
試作していた漏斗状木皿の試作が出来て 更に作るには 治具が必要なので これを制作して見た。  多分これは専用治具になると思う。  鋸で荒く切断して鉋で仕上げて こんな物が出来た。  これで片側の木口は削れるが反対側は削れないので 裏側にも反対側の木口を削る仕掛けを付けた。 これで削って 上手く組立が出来る様ならこの角度で OKとなるので、更にこの留め削りの上側にも鉋の動きを安定させる、棒を貼り付けて もう少し使い勝手をよくしようと思う。  今 付けないのでは、更に削って角度の修正が必要になる可能性が有るからだ。 この治具を使う試作はまだやって無い。  外は良い天気なので 今日は木工は止めて 散歩に行ってこようか。  はっきり言って 暇だね。
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漏斗型 木皿

2020-04-07 11:48:57 | Weblog
何となく春らしい 穏やかな晴れの天気だ。  何となくまだ風が冷たい様だ。 散歩に行き帰って来た。  隣駅も人は少ない。  それでもスーパーマーケットは結構人が出て居る。 緊急事態宣言の効果は ある程度有る様だ。  まあ日本ではこれ位の事しか出来ないだろう。  強制も出来ないし 休業の保証も金が無くて出来ないのだろう。

昨日作った 木皿は一応完成した。 試作としてはこんな物だろう。 留の内側はピッタリとくっ付いている様だが、接着剤がはみ出して拭き取った所に 柿渋の塗料が浸み込まず白っぽくなっている。  こう言う場合は無理に拭き取らずそのまま乾燥させて刃物で削り取る方が良さそうだ。これを元にして 留めの角度を計測して 治具を作ろうと思う。 そうすればもう少し上手く出来る様になると思う。

この形を四方転び木皿と呼んでいたが、 四方転びは 柱状の物が四方に転んだ物をそう呼ぶのだろうと思い、 漏斗型 木皿に変更して見た。 このエゴ材は木目が見えず 余り面白みのない材の様に思えるのは残念。  
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重ね箱の蓋 収縮

2020-04-06 15:02:36 | Weblog
この蓋には色々問題が有る様だ。  反りが出て来たので 裏と表を交互にひっくり返して反りを矯正していた。  有る時ふと蓋を閉めて見ると 蓋の幅が 箱の幅より狭い様だ。 定規で計ると 箱の幅が183ミリなのに 蓋の幅は180ミリしかない。 製作した時は箱に合わせてピッタリの寸法にしておいたから、蓋は3ミリ収縮した事になる。  これは想定外の事だ。 材の乾燥が不十分だったのだろうが、それにしてもビックリだ。  乾燥する季節で有るからかも知れないが、材の性質がそうなのだろう。  大変勉強になった。 

この蓋の 収縮はまだ収まらない様だ。 一体どの位縮むのか注目して 毎日裏と表をヒックリ返しながら見ている。 (2020-4-6) 

この蓋はその後も乾燥して収縮して行った。 今日見ると約5ミリは短くなった様だ。 だが最近は余り反らないのでこの程度で収縮は止まったのかも知れない。 いずれにしても蓋としては 寸足らずで見っともない状態にある。 いずれ無いか対策が必要だろう。(2020/4/12)
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四方転び木皿の製作

2020-04-06 11:00:19 | Weblog
ついに緊急事態宣言が出る様だ。  ついにここまで来たのか。 暫くは3密を避けて自宅でおとなしくするしか無いのかな。  全く残念な事だ。  これが何時まで続きのだろうか。 聞く所では強い強制力は無い様だし どの程度の効果が有るのだろうか。 暫くは木工三昧の毎日かな。

さてと 箱物は止めて今度は四方転びの皿を作って見た。 まだ製作途中の物だ。 部材はエゴの木を使った。 これは我が家の庭の外側 共有地に有る物で 枯れて皮が剥けている物を切り倒して製材した。  スライド丸鋸で60度に切った物を使った。 この後治具で留め削りした。 その角度は何度に成るか。  大体55度位で調整した。  60度の削り治具を工夫して削った。組んで見るとどうも留は外切れとなる様だ。 今回はこの留の角度が良く判らないので試作の積りで作った。  私の木工の師匠 M崎さんは 全く治具無しで 鉋一丁で留を削り出し、ピッタリと併せていたが とてもそれは出来ない。 留を合わせながら、鑿で削り仕上げた。 サンドペーパーを平面に貼り付けて それで擦り細かく合わせたつもりだが 余り上手く行かなかった。 大体の削り角度が判って来たので 新たに治具を作ろうと思う。 スライド丸鋸で 角度切りも出来るのだが どうも上手く出来ない。  これから底板を切り嵌め込んだら カンザシを入れようかと思う。  これで上手く出来たら もう少し良い材料で作って見たいと思う。 


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重ね箱の完成

2020-04-03 23:19:17 | Weblog
蓋は取敢えず削り加工して塗装して 二段の重ね箱は完成とした。 ここまで来たから キリを付ける事にした。 当初は重箱としていたが 蓋に取っ手を付けた段階でこれは重箱では無いなと考えて、重ね箱に名前を変更した。 出来たら同じ樹種で二段分を作りたかったが、この花水木は虫食いの部分が多すぎて 材料が不足した。 製材した材の半分以上は捨ててしまった。 蓋を見ると何となく黒柿の様な黒っぽい模様が出て居る。 今回も柿渋で着色して OILで仕上げている。  これで取敢えず箱物は一旦終了で 珍しい材料が手に入ればまた作ろう。 

 次は四角い上開きのじょうご状の物を作って見ようか。 四角なので留は45度で良さそうにも思うが 上に向い開く形なので 何となく45度では無さそうだ。 指金の技術を持って無いので何となく 現物合わせで、留を削り出して作るしか無さそうだ。 取敢えず課題を置いて 試行錯誤しながらやって行こうと思う。

さてこの重ね箱の蓋について、その後を書いて見よう。 仕上げた後 反りが出たので再度削って修正してから 塗装してこれで完成とした物だ。 所が蓋を被せて一日置くとまた若干反りが出て来た。 箱の外側は空気が動き それによって表面が乾燥して材が縮むのかも知れない。 ひっくり返して暫く置くと元の状態に戻る。 塗装はしてあるがOILなので 材の内部の水分バランスは崩れて行くのかも知れない。  厄介な事になった。  これで反りが酷くなるようなら 蓋の周囲に端バメを入れて反り止めしないと駄目かも知れない。  面白い木目の材なのでこれを捨てて新たに作り直すのも 余り気が進まない。  まあ暫くはこのままにして様子を見る事にしよう。  
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重箱の蓋

2020-04-03 13:50:58 | Weblog
今日も良い天気だ。  桜は散り始めているが、今週一杯は楽しめるだろうと思う。 良く持った方だ。  世間は色々騒がしいが、自分はジタバタしても始まらない。 やはり様子を見るしかない。 ある程度は備えて居る積りだ。  

さて先日から製作している重箱の蓋の仕上げに掛った。 既に大まかに木取りして平面を出して置いた。  今朝見ると 裏になる方に少し屈んできている。 やはり乾燥が不十分だったのか まだ材が動く様だ。 そこでそのまま暫く様子を見ている。 屈んだ方を下にして 反り返る表側に風が当たるようにして置くと 段々反りは戻って来る。 1日置けば 元の平面を取り戻すだろう。 そしたら加工を進めて良い物だろうか。  或は塗装すれば動きは止まるかも知れない。  色々考えながら 取敢えず 様子見の状態にある。  本体の箱の方は もう組み上がっているので 先に塗装して見た。 雨でも降り 湿度で材が動いて 割れても困るからだ。 蓋は後 縁の削りと 取っ手を付けるだけだ。 これを付けて仕舞うと 仮に反った時に削り直し出来ないので もう少し慎重に見極め様かと思う。
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