大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

桜エゴ菓子器

2020-02-12 13:46:37 | Weblog
先日一度紹介したこの菓子器は 取っ手を付けてこれで組立は完了となる。 塗装は柿渋を塗り更にOILで仕上げようと思うのだが、 まだ柿渋を調達して無い。  これから塗装する予定。  所でこう言う器では木口と木口を貼り合せているので 衝撃に弱く剥がれ易い。 だから普通はカンザシと呼ばれる補強を入れる。 だがこれがあんまりかっこ良くないと思うので 今回は入れて無い。 下は底板が入り補強されているからまあ剥がれる事は無いだろう。 蓋に近い部分は 剥がれるかも知れない。 少し様子を見てからどうするか決めよう。 取っては紫檀の様な材を使った。 油気が有り良く滑る。 勿論接着だけでは持たないだろう。 ドリルで穴を開けて 細い棒を打ち込んでそれを蓋に差し込んで固定している。 これで何とか持つだろうか。  蓋は六角に板を切り抜いて 縁を掻き落として 本体に嵌め込んでいる。 完全な六角形ならどの位置でも ピッタリはまる筈だが そうは行かない。  嵌める方向が有るので 合印を付けている。 だからピッタリ納まるが他の位置では 蓋が出来ない。  後は塗装だ。 柿渋なら若干赤っぽくなるが それが良いのかどうか 試し塗りして確かめてから塗装しよう。  まだまだ完成までもう少し時間掛かる。

その後柿渋をハンズで購入した。 無臭柿渋で匂わないので助かる。 塗って拭き取った。 今回蓋と底板の仕上げ鉋が雑だったので 削り跡が残った。 サンドペーパで調整して見たがナカナカ消えない。 次回からもう少し丁寧に作業しよう。 わずかな傷も塗装すると目立つ物だ。 判っていても、面倒なので先を急いでしまう。 反省して 次作で改善だ。(2020-2-13)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 菓子器の製作 | トップ | 0427 平鉋の削り »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事