大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0562 鉋刃 銘 諏訪三郎

2016-03-06 12:20:22 | Weblog
この鉋の銘 諏訪三郎をネットで調べると 佐藤巳弥冶氏の名前が出て来るが、この鉋の作者が佐藤氏かどうか判らない。 矢羽の地紋に刻印で諏訪三郎と有り、下に特殊鋼とある。どうした事か刃先に特に 裏の錆がすごい。 大分落としたが これでも錆のブツブツした穴の様な物は取れない。 どんなに研いでも刃先は鋸みたいだ。 困った事だが、まあとりあえず台を打ち直して 余った仮台に刃を納めて保管している。 これで錆の無い部分まで刃をすりおろしても良いが、時間と労力を考えるとやる気にならない。 取敢えず表側の馴染みの部分は錆を落として 黒染めした。 こんなのが他にも有ったはずだ。 何もよりによってこの刃を選択して買う事は無かったのかも知れない。  売れ残った物から選ぶとこうなって来る。まあこれでもう少し楽しめば良いだろう。 

この鉋刃は仮台に入れて暫く放置していた。 そう言えばと最近思い出して引出から取り出した。 黒染めした表馴染みは錆が噴出していた。 それを紙鑢で削り取り椿油を塗った。もう一度裏出しして裏押しした。 大分良くなって来たが ピンホール錆は消えない。 かなり深い様だ。 がっかりだ。 この状態で研ぎ直して 仮台で削って見た。 まあ普通に削れる様だ。 何となく引きが重いかなとは思う。 材の艶もそれ程無い。 多分この刃の実力は出し切って居ないだろう。 刃先の錆を無くすには、一旦刃を引いて再度刃を付け直すしか無いだろう。 その分は5ミリから6ミリ刃が短くなる。 面倒だし余りやりたくない。 この状態で暫く使いながらどうするか考える事にしよう。 (2016-8-24) 

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