これは古い物だ。 私が木工を習い始めて 始めて作った大物家具だった。 約15年位前の事だ。 材料は 栃を使っている。 この栃の材料は座卓の製作より更に5年ほど前に、京王デパートに 家具の売込みで来ていた、岩泉純木家具の工藤さんから 直接に購入した。 製品の売込みで来たのだろうが、その材料見本として持って来た この板を格安に分けてもらった。 それはこの板が 酷く反って 使えない状態だったからだ。 その後思い立って 立川に有った ワークショップの機械を借りて製作した。 猫足に 送り蟻ホゾで天板に組み付けしてある。 塗装は 蜜ロウとOILだったと思う。 着色せず自然の木肌のままとした。 作った後は ずっと実家で隅に置いて有り、 世の中に披露した事は無い。 それを引っ張り出して来て 今回仲間内の展示会に出す事にした。 初期の作品で 作りは荒いが 技術的には 今同じ物を作れと言われても、出来ない様な所が有る。 当時の熱心さや情熱は 今はどこえやら。 鉋集めにうつつをぬかす 今日この頃である。
所で 写真が暗くて判り難い。 展示会の会場で撮った物と差し替えた。 机上には鉋と馬齢を載せて有る。
所で 写真が暗くて判り難い。 展示会の会場で撮った物と差し替えた。 机上には鉋と馬齢を載せて有る。