■2009 日本 139分
■2009.9.19 109シネマズ
■監督 田中光敏
■出演 西田敏行(岡部又右衛門)
福田沙紀(岡部凛) 椎名桔平(織田信長)
大竹しのぶ(岡部田鶴) 寺島進(平次)
山本太郎(熊蔵) 石田卓也(市造)
上田耕一(弥吉) ペ・ジョンミョン(太助)
熊谷真実(ふさ) 水野美紀(うね)
河本準一(羽柴秀吉)
石橋蓮司(池上五郎右衛門)
笹野高史(木曾義昌) 夏八木勲 (戸波清兵衛)
緒形直人(大庄屋甚兵衛) 《story》
「我が城を建てよ」
「織田信長<安土城築城>の厳命」
「それは天下国家百年の大計にして、新たなる時代の夢」
熱田の宮番匠である岡部又右衛門は、織田信長から五層の安土城の建設を任せられる。一門を中心として大和六十六州の職人が集結する。しかし、そこには幾多の困難が待ちかまえていた。容赦なく戦に引っ張られる職人の中に市造もいた。大柱となる檜を求めて、敵陣の木曽に赴く又右衛門。甚平衛と交わした約束は守られるのか。信長暗殺を企てる忍び。最大の課題は、重みで沈む地盤のため切らなければならなくなった大柱だった。昔の人の建物を造る苦労がよくわかる。トラックもクレーンもない。人の力と知恵だけで建物を造る。木曽から大木を運んでくるだけで、大変な労力だ。その上、木材だけで五層の城を造るだけの知識と技術があるのだから、昔の人は偉大だ。西田敏行と緒方直人の演技が好きだ。マンガから飛び出てきたようなキャラだけど、漂う一生懸命さがいい。この間、偶然にも姫路城を見に行った。天守閣までかなりの高さと距離だった。城を三年で完成させるには、どれだけの人が動いたことだろう。映画の中のあの城は実際にあそこまで作ったのだろうか。あの太い大柱。樹齢2000年の木を映画のために切ったとしたら、それはやってほしくないことだ。
公式サイト「火天の城」
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