そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

めがね

2007年10月18日 | 人間/社会派ドラマ

2007年 日本 106分
2007.10.14 シネツイン2
■監督 荻上直子
■出演
   小林聡美(タエコ=大学の先生)  
   市川実日子(ハルナ=高校の先生)
   加瀬亮(ヨモギ=タエコの生徒)
   光石研(ユージ=浜田の主人)
   もたいまさこ(サクラ)
   薬師丸ひろ子(マリンパレスの女将)
   橘ユキコ  中武吉  荒井春代  吉永賢
   里見真利奈

 《story》

「何が自由か知っている」

春先のある南の町、小さな飛行場にプロペラ機が着陸した。「来た!」ユウジたちは浜辺の海の家の準備をして、その女性サクラを迎える。送れて、思いトランクを引きずって砂浜を横断し、宿舎の浜田に到着したタエコ。迷わずにたどり着いたタエコは、ユージに「ここにいる才能がありますよ」と言われる。朝目覚めると、足下にすわってあいさつするサクラ。浜辺で行う不思議な「メルシー体操」・・・浜辺の海の家でサクラにすすめるかき氷。落ち着かないタエコは、もう一件のホテルに向かう。しかし、そこは働く体験ホテルだった。すぐにそこを飛び出し、元の浜田に向かうが、重いトランクをひきずりとぼとぼと農道を歩く。サクラは自転車に乗り迎えにいく。後ろに乗せてもらうタエコ。どういうわけか、ハルナたちはタエコをうらやましがる。タエコを探しにきたヨモギを交え、たそがれる経験をする。物々交換のかき氷・・・不思議な空間にタエコは癒されていく。

 何となく癒される空間
これは何なんだろう、と首をかしげたくなるけど居心地がいい。大きな感動も、登場人物の詳細な説明も、びっくりするような転換も、何もないんだけど、ほのぼのとしてくるのはなぜなんだろう。正直言って、何度も見たくはならない。映画館で何気なく見るのにちょうどいい。つまらなくてあくびがでるわけでもない、切なくて涙があふれるわけでもない。でも、そこに行ってみたくなる。黄昏れてみたくなる。浜辺でかき氷を食べたくなる。のんびり本でも読みたくなる。毎日の仕事を、ちょっと休んでみたくなる。それでもいいと思いたくなる。そんな不思議な映画だ。お金があれば・・・時間があれば・・・とつい現実と比べたくなってしまう。ふらっと町を出ることなど到底できるわけはない。せいぜい映画館にふらっと出かけるくらいだ。それも後ろ髪を引かれながら。映画館に入ったらそれも忘れてしまうけど。またいつか何となく見たくなる映画だろう。
ところで、なぜ題名が「めがね」なのか。みんなめがねをかけているから、なんて理由にならない気がする。めがねに秘められたものは何なのか。あるけど意識しないもの。いつも意識していないし、その存在価値なんて考えたことないけど、朝になればそれを探し身につける。本当はとっても大事なもの。

 公式サイト「めがね」 


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2 コメント

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こんにちは (takepi-)
2007-10-20 16:58:59
私、こんな感じの映画が以外地と好きです。
東北は、もう朝・夕寒いですよー!
紅葉の季節で混雑するというニュースを聞いているぐらいですー。
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こんばんは (sachi-to)
2007-10-20 22:09:44
あくせくした日々から解放されたようで心地よいですね。今日はとっても寒くて、いきなりジャンパーを着ることになってしまいました。銀杏は黄色が目立ってきた感じです。
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