そよかぜから-映画

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バンコック・デンジャラス

2009年05月09日 | アクション

2008年 アメリカ 100分
■原題「BANGKOK DANGEROUS」
2009.4.23 109シネマズ 試写会
■監督 オキサイド・パン  ダニー・パン
■出演
   ニコラス・ケイジ(ジョー)
   シャクリット・ヤムナーム(コン)
   チャーリー・ヤン(フォン)

 《story》

「暗殺成功率99%」
「完全無欠の暗殺者、ジョー。
    唯一のミスが、すべてを狂わせていく。」


世界をまたにかける暗殺者ジョー。自らに科したルールーで、痕跡を残さず99%の成功率を誇った。クライアントと顔を合わせることなく、メッセンジャーは仕事のあとには始末するという徹底ぶりだ。ジョーは最後の仕事にしようとバンコックに渡る。そこで4件の仕事を終えて引退するはずだった。バンコックで出会った、聾唖者の女性フォンに恋するジョー。冷血だった彼の心にほのかな灯火。それがミスの原因なのか。1%のミスが全てを狂わせた。追跡されたメッセンジャーが必死で彼の元に到着した。ジョーはなぜか彼を殺せなかった。その青年コンを弟子とし訓練するのだった。4件目の最後の仕事。それは、コンが尊敬する大統領候補だった。ジョーは、引き金を引くことができなかった。捕まるコン。救出に向かうジョー。

 初めての映画館「109」

久しぶりの試写会だった。それが、この春オープンする映画館「109」だった。オープン前の試写会なので、初めて自分たちがこの映画館に入るのだと思いきや、仮のオープンをしていて、さまざまな映画が上映されていた。正式オープンが次の日だという。なんだこれは、と思ってしまった。座り心地はまあまあ。やっぱり一番はTOHOだ。ただ、近いということ。ポイントカードを使えば、5月末まで毎日1000円が魅力だ。それに1000円で見られる日が、10日と19日と多いこと。これからお世話になる映画館だ。映画はどうだったか。実は、あまり期待していなかった。アクション映画、殺しの映画は好きではない。でも、ただの殺しの映画ではなかったので、飽きなかった。聾唖の女性に恋するジョー。手を血に染めているジョーと真反対の純粋な彼女。それが見た目はすごくぴったりと合っているように見える。が、ずっとではなかった。真反対の人間は惹かれ会う。特にジョーはそこから抜け出したいと思っているのだろう。彼女に手を引かれ、今の場所から遠ざかりたいと思っているから、瞬間パズルが重なるように結ばれる。でも、それは時間が許さない。元々ちがう世界のピースだから、時間が経てばはがれる。それがわかっていても、その道を進んだジョー。それが、コンへの優しさにもなったのだと思う。意外とおもしろい映画だった。

 公式サイト「バンコック・デンジャラス」

 『水の時計』 初野晴
宣伝に惹かれて買った。読み始めて、若者風のマンガチックな出だしでミスったと思った。こういう展開は嫌いだ。本もマンガも映画も。しかし、もったいないので読んだ。脳死の少女が、月夜の晩に機械を通して語り、主人公の昴に、自分の体の臓器を必要な人に与えよというものだった。素材はおもしろいけど、なんだか素人が書いたような表現、違和感のある流れに戸惑った。自分がマッチしていないだけで、若者には受けているのかもしれない。題の「水の時計」の意味もよくわからなかった。


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