そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

ユナイテッド93

2007年09月27日 | サスペンス/ミステリー

2006年 アメリカ 111分
■原題「UNITED 93」
■2007.9.23 wowow
■監督 ポール・グリーングラス
■出演
   ハリド・アブダラ(ジアド・ジャラ)
   ポリー・アダムス(デボラ・ウェルシュ)
   オパル・アラディン(シーシー・ライルズ)
   ルイス・アルサマリ (サイード・アルガムディ)
   デヴィッド・アラン・ブッシェ (トッド・ビーマー)
   リチャード・ベキンス
    (ウィリアム・ジョゼフ・キャッシュマン)
   スターラ・ベンフォード (ワンダ・アニタ・グリーン)
   オマー・バーデゥニ
    (アフメド・アルハズナウィ)  スーザン・ブロンマート (ジェーン・フォルガー)
   レイ・チャールソン (ジョゼフ・デルカ)
   クリスチャン・クレメンソン (トーマス・E・バーネットJR.)
   ライザ・コロン・ザヤス (ウォレスカ・マルティネス)
   ゲイリー・コモック (リロイ・ホーマー)  ローナ・ダラス (リンダ・グロンランド)
   デニー・ディロン (コリーン・フレイザー)
   トリエスト・デュン (ディオラ・フランシス・ボドリー)
   トリッシュ・ゲイツ (サンドラ・ブラッドショー)
   ケイト・ジェニングス・グラント (ローレン・カツゥーチ・グランドコラス)
   ジェイミー・ハーディング (アフメド・アルナミ)
   ピーター・ハーマン (ジェレミー・グリック) 
   タラ・ヒューゴ (クリスティン・ホワイト・グールド)
   マルセリーヌ・ヒューゴ (ジョジーン・ローズ・コリガン)
   シェエン・ジャクソン (マーク・ビンガム)
   ジョー・ジャムログ (ジョン・タリナーニ)
   コーリイ・ジョンソン (ルイス・J・ナックII世)
   J・J・ジョンソン (ジェイソン・M・ダール)  マサト・カモ (久下季哉)
   ベッキー・ロンドン (ジーン・ピーターソン)
   ピーター・マリンカー (アンドリュー・ガルシア)
   ジョディー・リン・マクリントック (マリオン・R・プリトン)
   ナンシー・マクダニル (ロレイン・G・ベイ)
   リビー・モリス (ヒルダ・マーシン)  トム・オルーク (ドナルド・ピーターソン)
   サイモン・ポーランド (アラン・アンソニー・ビーヴァン)
   デヴィッド・ラッシュ (ドナルド・フリーマン・グリーン)
   エリック・レッドマン (クリスチャン・アダムス)
   マイケル・J・レイノルズ (パトリック・ジョゼフ・ドリスコル)
   ジョン・ロスマン (エドワード・P・フェルト)
   ダニエル・サウリ (リチャード・ガダーニョ)
   レベッカ・スカル (パトリシア・カッシング)
   クロー・シレーン (オーナー・エリザベス・ワイニオ)
   ベン・スライニー (ベン・スライニー)
   オリヴィア・サールビー (ニコール・キャロル・ミラー)
   チップ・ジエン (マーク・ローゼンバーグ)
   レイ・ジンマーマン (クリスティン・シュナイダー)

 《story》

「2001年9月11日
   4機の旅客機がハイジャックされた。 3機はターゲットに到達。
                      これは、その4機目の物語である。」


2001年9月11日、午前8時42分、ユナイテッド93便が離陸した。その直後、アメリカン11便がワールドトレードセンターに激突した。続いてユナイテッド175便が激突。管制塔では、ハイジャックによる激突事故で右往左往していた。さらに新たなハイジャックされたと思われる旅客機が見つかり、テロによる被害拡大防止のため、空軍まで出撃した。そのときはまだユナイテッド93便の乗客は何も知らなかった。しかし、この旅客機にもテロの一味は入り込んでいた。一味はコックピット内のパイロットを殺害。一味の一人が操縦し目標物に向かった。客室では、爆弾を体に巻いた犯人が、乗客を脅かす。乗客たちは機内から家族や警察に電話をかけ始める。そこで、ワールドトレードセンターへの旅客機激突を知る。このままでは同じ運命をたどることになると考えた乗客たちは操縦席を奪い返そうと行動を起こす。

 ドキュメンタリータッチで迫力満点
実際の現場でカメラがまわっているのではないかと錯覚しそうなほど、リアルな感じがした。もしかしたら、乗客たちの行動がうまくいっていたら、操縦席を奪い返し、助かったかもしれない。そうだったらもっと感動が大きかっただろう。
戦うことは命を奪うこと。悲しみを作ること。自分たちが利用されていることがどうしてわからなのだろうか。他人の命を奪いなさいという神はこの世に存在するはずがない。神はいつもすべての生きるているものの幸せを願っている。お釈迦様もキリストもアラーの神も、差別するような神は、神の衣をまとった悪魔だ。あのテロ事件を起こした犯人たちもかわいそうだ。彼らを動かし生きてのうのうとしている人物がいる。彼は決して自分が最前線に立つことはない。死ぬのはいつも末端の人々。こまを動かすだけの人殺しが許せない。
この映画は迫力は満点だったが、これからどうすればいいのか答えが出ない。人間の未来の悲しさや、時に絶望感が漂い、後味はとても悪い。