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そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

僕の彼女はサイボーグ

2008年12月04日 | ファンタジー/アドベンチャー
 
2008年 日本 120分
■2008.11.29 DVD
■監督 クァク・ジェヨン
■出演
   綾瀬はるか(彼女)  小出恵介(北村ジロー)
   桐谷健太(ジローの友人)
   吉高由里子(22世紀の学生)
   田口浩正(無差別殺人犯)
   遠藤憲一(オクショナー)
   小日向文世(キャスター)
   竹中直人(大学教授)
   吉行和子(ジローのおばあちゃん)

 《story》

「その涙、その微笑み、その勇気は・・・愛なのか、プログラムなのか」
「ねえ、ジロー。あなたと過ごした大切な一日。
        私は、何度生まれ変わってもあなたに恋をするよ」


だれも誕生日を祝ってくれる人のいない、20才の大学生にジロー。自分へのプレゼント買うためにデパートに出かけ、そこでかわいい女性に会う。その後、まるでジローつけてくるようにその女性がそばに現れる。ジローは一人、レストランでスパゲティーを食べていると、目の前にその女性が座った。そして、二人で楽しいひとときを過ごす。その彼女は去り、ジローにとって忘れられない日となった。それから1年後、ふたtび彼女が現れる。レストランで、ジローが撃たれそうになったとき、ものすごい力で犯人を投げ飛ばす。そして、未来の自分が、現在の自分んも命を守るために送ってきたプログラミングされたサイボーグであることを告げる。二人はいつも一緒。彼女は、ジローをさまざまな危険から救ってくれた。彼女への想いをふくらませるジロー。どう対処していいかわからない彼女。ジローは、彼女を嫉妬させようと企むが、それをも理解できない彼女を、ついに追い出してしまう。一人になったジローを、大きな地震が襲う。ジローを死へと導こうとする運命。ジローを守るために、彼女は戻ってきた。

 まるでターミネーターだ

まあそれでもいいよ。綾瀬はるかさんは大好きだ。だからよし。ターミネーターよりも、コミカルな、よりロマンチックな出会いがあってもいい。未来から自分を助けに来てほしいと思うのは、私も同じ。でも、それも自分だけのわがまま。人類を助けるターミネーターとはスケールがちがう。人助けもするが、あくあまでも自分を、私を助けてほしいのだ。といえば、なんと自分中心なんだと思ってしまう。そこに愛が関われば、それは自分中心でもよくなってくる。愛する人のために、過去にやってきて、愛する人を救う。でもね、だれもがそんなことができる未来なら大変なことになってしまいそう。

 公式サイト「僕の彼女はサイボーグ」

 昨日は青空のさわやかな天気だと思ったら、今日は土砂降りの雨。かと思えば次の日は何の心配のない穏やかな1日となる。でも、安心してはいられない。安心すれば、すぐに大きな落とし穴。毎日のバイオリズムの大きな変動。何が起きても、明日は何が起きるか楽しみにできるくらいの余裕があればいい。順調なときに自信過剰になることなく、冷静さを失わない。せめて気持ちの変動が小さくなるように落ち着こう。幼少の頃から、けんかと怒鳴り声に心が揺れる。布団の中で、耳をふさごうとしながらも、怒鳴り声に耳を澄ませてしまうつらさ。早く過ぎ去ってほしいと思った。けんかがうまくできない。言い合いができない。後ろを向いてしまう。怒鳴り声になると萎縮する。幼い頃のトラウマが前進を覆う。怒鳴るのではなく、気持ちを伝えるのだ。けんかではなく、自分の考えを伝え、ただそれが考えの違いでぶつかるだけなのだ。自分の考えをしっかりもつことで、きっと成長できる。

テラビシアにかける橋

2008年11月30日 | ファンタジー/アドベンチャー

2007年 アメリカ 95分
■原題「BRIDGE TO TERABITHIA」
■2008.11.24 DVD
■監督 ガボア・クスポ
■出演
   ジョシュ・ハッチャーソン(ジェス・アーロンズ)
   アンナソフィア・ロブ(レスリー・バーク)
   ズーイー・デシャネル(エドマンズ先生)
   ロバート・パトリック(ジャック・アーロンズ)
   ベイリー・マディソン(メイベル・アーロンズ)
   ケイト・バトラー(メリー・アーロンズ)
   デヴォン・ウッド(ブレンダ・アーロンズ)
   エマ・フェントン(エリー・アーロンズ)
   グレイス・ブラニガン(ジョイス・アーロンズ)
   レイサム・ゲインズ(ビル・バーク)

 《story》

「この橋を渡れば、またきみに会える」
「目を閉じて、心の扉を開いて」
「空想の王国(テラビシア)で、僕たちはかけがえのない時間を過ごした」


ある田舎町の11才の少年ジェスは、女の子の姉妹の中で、スニーカーも買ってもらえず、姉のお古を使わざるをえない生活だった。学校ではいじめられ、両親も自分をわかってくれず、慕ってついてくる妹も鬱陶しかった。ある日、隣に引っ越してきたレスリーに、かけっこで一等を奪われる。レスリーは、誰にも媚びることなく、自分の信念で行動していた。ジェフは、そんな彼女に惹かれていった。二人は、裏山の川にかかるロープで、その小川を超え、森深く入っていった。そこで、空想の王国を作りあげていた。灰色だったジェフの生活が、レスリーとともに明るくなっていった。休日、ジェフの絵画の才能を感じていた音楽教師に美術館に誘われ、レスリーのことを気にしながらもジェフは出かけていく。帰宅したジェフに、レスリーが小川に落ちて亡くなった知らせが届く。

 死で終わるのは・・・

確かにかけがえのない時間だと思う。ジェフの生活が一変した。きっとレスリーの生活もそうだと思う。ここに引っ越してくるまでのレスリーも、友達のいない仲間はずれの女の子。この森が二人を変えた。二人の波長があった。空想の世界は、ただそこにあるだけでなく、心地よい戦いを体験させてくれた。それは、今までの投げやりな自分との戦いでもあったのかもしれない。苦しい戦いではなく、レスリーとともに力を合わせるわくわくするような冒険だ。しかし、この二人で築いた空想の物語が、「死」で終わるのは何とも悲しい。ジェフにとっては、今までいつの間にか二人で身につけた成長を、今度は自分一人で試す時間。それは、妹との体験、守るべき人との空想の体験に変わっていった。ジェフにとっては、レスリーの死は乗り越えなければならない試練であり、新しい物語を作るスタートとなった。でも、レスリーにとっては、ただの死。それは悲しくつらいだけ。二人でもっとこの森で楽しく遊びたかったろうに。「死」はあくまでも「死」でしかなく、それが人生の苦難であれば、それはジェフだけに言えることで、レスリーにとっては人生の終わりに過ぎない。

 公式サイト「テラビシアにかける橋」

 「死」それは必ず身近にやってくるものである。ここ数年間はその影を感じない。感じてはいないけど、いつもそばにある。できれば見たくない。いつまでも影のままで、表には出てこないでほしい。東京にいる息子のことも心配だし、バイクに乗る息子のことも、妻や親や、さまざま人の死が目の前にこないでほしいと、いつも願っている。それらの死が来るのなら、それよりも自分の死が早くくればいいとさえ思っている。映画を見ていても、「死」の場面は敏感に感じてしまう。映画の中で、あの人はこのあと死ぬんだなとわかっていても、やっぱり涙が出てしまう。同じ場面を何度見ても同じ。これは年を取ったからなのかも。涙腺がゆるんでいるのだろう。できるだけ、たとえ映画の中でも簡単に人を殺さないでほしい。意味不明な考察になってしまった。

ウォーター・ホース

2008年11月23日 | ファンタジー/アドベンチャー

2007年 アメリカ 112分
■原題「THE WATER HORSE: LEGEND OF THE DEEP」
■2008.11.15 DVD
■監督 ジェイ・ラッセル
■出演
   アレックス・エテル(アンガス・マクマロウ)
   エミリー・ワトソン(アン・マクマロウ)
   ベン・チャップリン(ルイス・モーブリー)
   デヴィッド・モリッシー(ハミルトン大尉)

 《story》

「ネス湖に眠った、ひとりぼっちの二人の想い」
「“一枚の写真”に隠された、壮大な感動秘話」


第二次世界大戦の真っ只中、スコットランドのネス湖畔に、いつもひとりぼっちの少年がいた。少年アンガスは、ひたすら戦場に行った父を待っていた。ある時、湖の岩場で奇妙な岩を見つけ家に持ち帰る。その岩は、薄皮がはげるように割れ、中から今まで見たことのない生き物が出てくる。傷の手当てをしたことから、アンガスを親と思いこむ。その生き物に「クルーソー」と名前を付けた。その頃、軍隊がやってきて家に駐留することになった。また下働きとしてルイスが、父親の仕事場に住むことになった。ルイスにクルーソーが見つかってしまうが、秘密を守ると言ってくれ、ケルト人の古い伝説に出てくる「ウォーター・ホース」ではないかと教えてくれた。大きくなったクルーソーをネス湖に放す。時間を見つけては会いに行くアンガス。しかし、クルーソーが目撃されるやいなや大騒ぎとなる。また、軍は敵の潜水艦と間違え発砲を始める。クルーソーを助けるために、背中に乗り、湖からの出口に向かう。

 守り神を追い出す人間

昔なら、神秘の湖で神秘の生き物として恐れられ、自然は守られました。ということになるのだろうなあ。今は、攻撃して追い出してしまう。見られたら最後、捕獲され、見せ物として扱われるか、殺されるか。キングコングの悲惨な最期のように。ひっそりの触れあう人間と神秘な生き物の時代は、ずっとずっと大昔。現代にはない。そいうものを信じなくなってしまった。神・・・よりも異次元の世界。
ウォーターホースが守ってきたもの。それは何だったのだろうか。もう守りきれなくなってしまったのか。次は、人間の手で殺されてしまう姿が・・・。

蛇の池、やまたのおろち伝説。伝説は自然を守り、人々の心に戒めを強める。良心を育てる。人の目の届かない所でも、自分を見つめ暴走をくい止める力となる。自然を壊すことは、それらの力を失わせてしまうということ。抑制のきかない心を作り出しているのかもしれない。迷信は、人々の心の暴走をくい止める大きな力があった。確かに迷信によって人々の命が危険にさらされてきたことも事実。いいところも悪いところもあった。けれど、未知なる力として、人々の欲望を抑え、自滅することを押さえる力となることを・・・。ただ、夢を追いかけるという単純なものではなく、自制の力となってほしいと思う。

北東の向き。冷え冷えする部屋。朝、日が差し込むが、昼から全く日が差し込まない。それでも、すぐそばにスーパーがあり、そのスパーの駐車場に車も停めることができた。また、喫茶店も酒屋もあった。何より学校に近かった。それだけでよしとしなければ。以前の下宿は、学校からかなり離れていて、農家の2階だった。8畳で広かったけど、炊事が自由にできない。周りは田畑ばかりで便利が悪い。でも、学校でここを紹介され、月8000円という安さで決めた。学校の周りには、トイレバス付きの豪華なアパートがいっぱい。到底そこには入れない。学校に行けるだけでもうれしいこと。あんなに頭が悪く、おもうように勉強できなかたのに、運良く合格した。ここに来れただけでも幸せなんだと思わなければ。1年目は、この農家の2階で過ごした。隣にもう一部屋あって、2つ上の先輩が生活していた。何学部だったかな。忘れたけど、これが・・・。

 公式サイト「ウォーター・ホース」

パコと魔法の絵本

2008年10月11日 | ファンタジー/アドベンチャー

2008年 日本 105分
2008.9.27 TOHOシネマズ緑井
■監督 中島哲也
■出演
   役所広司(大貫=ガマ王子)
   アヤカ・ウィルソン(パコ)
   妻夫木聡(室町=ザリガニ魔人)
   土屋アンナ(タマ子=メダカちゃん)
   阿部サダヲ(堀米=ヤゴ)
   加瀬亮(浩一=アメンボ家来)
   小池栄子(雅美=沼エビの魔女)
   劇団ひとり(滝田=サカナ)
   山内圭哉(龍門寺=ミズスマシ君)
   國村隼(木之元=ガマ姫)
   上川隆也(浅野=タニシ)

 《story》

「子どもが大人に、読んであげたい物語」

あるところに病院があり、そこには変わった患者が入院していた。元名子役、消防車に轢かれた消防士、オカマ、銃で撃たれたヤクザなど、看護士さんも先生も変わっていた。特に会社を一代で築いた大貫は超わがまま。ある日、パコと言う少女が大貫の前に現れる。大貫は一緒に絵本を読もうとしていたパコを突き飛ばし、自分が落としたライターを持っていたことに腹を立て、パコのほほをぶってしまう。パコは交通事故の後遺症で、前の日のことをすべて忘れてしまうのだった。次の日の朝、枕元に置いてある絵本を自分の誕生日プレゼントだと思って、毎日読んでいたのだった。そのことを知った大貫は反省し、謝ろうとパコのほほに触ったところ、「昨日も触ったよね」とパコはその感触を覚えているのだった。大貫は、パコのために何かをしてあげたいと思い、重い病で死ぬ前に、パコの絵本をみんなで演じようと計画を立てるのだった。楽しい劇が終盤を迎え、余命を使い果たしたと思った大貫だったが・・・。

 はちゃめちゃだけど深い

「嫌われ松子の一生」で、この監督の作品はけっこうおもいろぞと思うようになった。「下妻」ではそうは思わなかった。「嫌われ」のおもしろい中の悲哀さにひかれた。きっとはちゃめちゃの中にある悲哀さだけに印象が深まるのかもしれない。わがままな大貫という人間が、人のために必死になるということ。人が何かをきっかけに変わるということ。人は、見かけだけでなく、さまざまな見えない背景を抱えていると言うこと。けっこう深味がある。あそこまではちゃめちゃにする必要があるのかどうかはわからない。しかしながら、徐々に引き込まれていくのは確かだ。相手が少女だからこそ、大貫は立ち止まることができた。自分の姿を自分で見つめ直すことができた。可憐な少女には大きな力がある。

心配性というのか、鬱というのか、気になって仕方ない日々。家を出る前に何度もガスの元栓を確かめるような感じだ。あらゆることが自信をもって迎えられない。実際にミスもあるから、余計に自分がやっていることに不安を感じる。これってやっぱり病気なのかな。心療内科にいくべきか。疲れとストレスだと片づけ、薬局で買った薬を飲み、ドリンクを飲み、石橋をたたいて渡るように一日を過ごす。そういう時期なのかな。そういう年齢なのかな。

 公式サイト「パコと魔法の絵本」

KIDS

2008年10月05日 | ファンタジー/アドベンチャー

2007年 日本 109分
■2008.9.27 DVD
■監督 荻島達也
■出演
   小池徹平(アサト)  玉木宏(タケオ)
   栗山千明(シホ)  永岡佑(-)
   仲野茂(-)  斉藤由貴(小野響子=母)
   泉谷しげる(神田幸助)

 《story》

「純粋だから、分かち合える傷がある」

街の片隅にある、軽食の店「アメリカンダイナー」で、アサトとタケオは出会った。アサトは、テーブルの上にあった塩のビンを手を触れずに動かした。タケオは街の工場で働いていたが、過去の障害事件で保護観察になっていた。アサトがチンピラに追われていたとき、タケオが助けた。そのときにできた手の傷が、半分アサトに移った。アサトは傷を移すこともできたのだ。アサトもまた、母親を刺したことから保護観察の身だった。アサトは、街の子どもたちの傷を自分に移した。店で働いていたシホは、いじめにあい顔に傷がありいつもマスクをしていた。3人は、公園を清掃したり遊びに連れ立ったり仲良くなっていった。ある日、アサトはシホの傷を自分に移した。それから、シホは街からいなくなった。街で大きな交通事故があり、アサトは人々を救おうと、自分に傷を移した。それを知ったタケオは、半分自分に移せと言った。怪我から立ち直った人々もまた、横転した車の中から母子を救うのだった。病院で入院している二人。そこにシホが戻ってきた。

 傷がなくせるならいいのに

ただ移動させるだけ。自分にその傷がくるということは、苦痛もくるということだ。そこまでして人を救えるか。苦痛はともなうなら、そう簡単にはできないよ。どこか、迷惑にならないところに捨てられたらいいのにね。大きな怪我や病気の人を救うことができる。小さな怪我は自分で治さなければいけないと思う。子どもが転んだ傷は、痛みを知る、経験する必要があるよ。痛いからこそ、次は気をつけようとすりんだから。いろんな人の苦痛をなくすことができたらどななにすばらしいことだろう。自分が一番苦痛を取り除いてほしいのだけどね。難病や喘息や障害や、さまざまな病気や怪我を、手で触れるだけで治せたら、すごいだろうね。

久しぶりの夢。とは言っても、1ヶ月に1つくらい見てるな。6時間睡眠で、いつもは、寝たと思ったらあっと言う間に目が覚める。朝の出勤前に一仕事。その目覚める前に変な夢を見た。蛇の大量発生だ。けっこうでかい。ぞろぞろと同じ方向に進んでいる。これは一大事だとだれかに知らせなければと、どこかに向かう。しかし、入った家で思わぬ人間に襲われてしまう。心の中でこわがっている人間だった。蛇のことは忘れて、ただ悲しかった。つらかった。蛇の夢は不吉かな。その日、仕事で大失敗した。その元になったのは以前にやったことが原因で、ずっと気づかないでいた。だけど、その日になって失敗の姿が現れて見えた。言葉が出なかった。迷惑をかけてしまった。そっと手を握って、心の傷をなくしてほしいものだ。映画を見たけど、そのときはよくても、ずっと浮かない時間が積み重なっていった。

 公式サイト「KIDS」

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦

2008年09月15日 | ファンタジー/アドベンチャー


1989年 アメリカ 127分
■原題「INDIANA JONES AND THE LAST CRUSADE」
■2008.8.30 DVD with t
■監督 スティーヴン・スピルバーグ
■出演
   ハリソン・フォード(インディアナ・ジョーンズ)
   ショーン・コネリー(ヘンリー・ジョーンズ教授)
   デンホルム・エリオット(マーカス・ブロディ)
   アリソン・ドゥーディ(エルザ・シュナイダー)
   ジョン・リス=デイヴィス(サラー)
   ジュリアン・グローヴァー(ウオルター・ドノヴァン)
   リヴァー・フェニックス
           (若き日のインディ・ジョーンズ)

  《story》

13才の少年インディーは、悪党の一味が砂漠で宝の十字架を盗もうとしているところを見つけ、その十字架を奪って逃げる。途中で鞭を手にし、そして自宅に逃げ込んだところ、警察とともに一味がやってきて十字架を持っていく。そのとき、一味から勇気を讃えられ帽子をかぶせられる。それから26年、大学の考古学の教授になったインディーのもとに、キリストの血を受けた聖杯の捜索を依頼される。その先端を行っていた行方不明者が父であることを知り、送られてきた父の手帳を元に捜査に当たる。古い教会だった図書館の地下で手がかりを発見する。そして聖杯を守るために活動してきた一団から父親の場所を聞き出し、ナチに捕らえられていた父を助け出す。ナチの手から手帳も取り返し、聖杯の在処に向かう。しかし、その入り口で父親が撃たれる。父親を助けるためには、聖杯で奇跡の聖水を飲ませるしかない。3つの試練を乗り越え、聖杯を目前とするが・・・。

 家族で楽しく見られる映画

これで4作品を見終わった。何度も見た映画ではあるが、子どもと安心してもう一度見ることができる映画だ。アクション、スリル、冒険、神秘、はらはらドキドキの楽しさがいっぱいだ。この映画は、ショーン・コネリーが出てきるので特に好きだ。「007」とはちょっとちがったおとぼけのスリルがいい。いつもギリギリのところで命広いだ。ちょっと誤れば終わり。でも、必ず正義が勝つ、神様はいつも見守っておられる。そして悪の象徴であるナチは消えてなくなるのだ。正義を大切にする人、人を大切にする人は、そんな絶対的な力を求めない。悪しか求めない。だから、手にした悪は滅びるのだ。それでいいのだ。5作目はあるのだろうか。こうして見ていくと、ハリソン。フォードは年を取りすぎた。新しいヒーローがうまく引き継いでくれないものか。

防府天満宮に行って来た。初詣でしか行ったことがなく、ただの休日でも人が多いのに驚いた。息子のバイクに交通安全のお守り、私の12年乗っている車に新しいお守り。ここは学問の神様なのにね。遠出したのは久しぶりに湯田温泉に行くため。簡保の宿で、卓球ををして、温泉に入った。お湯はぬるぬるして、「温泉」という雰囲気が確かにあった。その夜、温泉にあたったのか、アレルギーのためか、体がかゆかくなった。年寄りも一緒で、敬老の日になったかな。


インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説

2008年08月10日 | ファンタジー/アドベンチャー


1984年 アメリカ 118分
■原題「INDIANA JONES AND THE TEMPLE OF DOOM」
■2008.8.2 DVD with t
■監督 スティーヴン・スピルバーグ
■出演
   ハリソン・フォード(インディアナ・ジョーンズ)
   ケイト・キャプショー(ウィリー・スコット)
   キー・ホイ・クァン(ショート・ラウンド)
   ロイ・チャオ(ラオ・チェ)
   アムリッシュ・プリ(モーラ・ラム)
   フィリップ・ストーン(ブランバート)

 《story》

「スティーヴン・スピルバーグの『インディー・ジョーンズ』み会える」
「スティーヴン・スピルバーグの冒険ロマンが世界を駈ける」
「この夏、君は冒険者」


1935年、上海。犯罪王ラオと、ラオの先祖であるヌルハチ皇帝の位牌とダイヤの交換をしていた。しかし、ラオはインディーの毒を飲ませ、解毒剤とダイヤを交換させた。その直後、店は大混乱。歌手のウイリーと中国人少年ショーティとともに逃げる。チャーターしていた飛行機に乗り込み国外脱出したものの、その飛行機もラオの会社のものだった。操縦士がいつの間にかいなくなり、インディーらは救命ボートで脱出。川を下ったところで、土着民族に捕まる。インディーたちは、村の救世主として歓迎される。村の聖なる石と消えてしまった子ども達を見つけるために、パンコット宮殿に向かう。その宮殿の地下では、邪悪な儀式が行われており、三つの石が輝いていた。そして子ども達が働かされていた。残り2つの石を発掘させられていたのだった。インディーたちは捕まったが、ショーティーの活躍で抜け出す。3つの石を奪い、子ども達を解放する。無事に石と子ども達をを村に持ち帰る。

 一番楽しいインディー

今までの作品の中では一番好きだ。初めから終わりまで、ホッとする間もなく、次から次に危機が訪れ克服していく。スリリングな展開に引き込まれていく。どこかのテーマパークのアトラクションみたいだ。トロッコに乗って、洞窟の中を猛スピードで走るシーンそのものだ。これがその原点かもしれない。
地球は大きく広い。まだまだ謎がいっぱい。こんなところがあってもいいのではないかとと夢があふれる。子どもたちを救う。小さな村を守る。このこともまた地球を大切にすることの原点かもしれない。伝統や命を大切にし、生きることのスリルいっぱいの楽しさを味わうのだ。

「ハリーポッター・最終章」を上下とも読み終えた。納得できる終わり方だ。中途半端ではなく、悲しみに暮れるでもなく、1巻からのつながりが、まるであぶりだしのように見えてくる。そうだと思った・・・・そんな言葉と同時に、それでよかったと安心感におおわれる。終わってしまった少し残念。映画を「賢者の石」から見たくなった。本もまた、いつか第1巻から読むことにしよう。「謎のプリンス」の映画が楽しみだ。

「天国の本屋」も読み終えた。これも映画になっていたかなあ。そこかで見たような気がする。映画と本はつながっている。いい本は映画になる。いい映画は原作の本が売れている。どちらからもアプローチ。休日は、やるべきことを置き去りにして、映画と本に没頭してしまう。


レイダース/失われたアーク《聖櫃》

2008年08月04日 | ファンタジー/アドベンチャー


1981年 アメリカ 115分
■原題「RAIDERS OF THE LOST ARK/INDIANA JONES AND THE RAIDERS OF THE LOST ARK」
■2008.7.30 DVD with t
■監督 スティーヴン・スピルバーグ
■出演
   ハリソン・フォード(インディアナ・ジョーンズ)
   カレン・アレン(マリオン・レイヴンウッド)
   ウォルフ・カーラー(ディートリッヒ)
   ポール・フリーマン(ルネ・ベロック)
   ロナルド・レイシー(トート)
   ジョン・リス=デイヴィス(サラー)
   デンホルム・エリオット(マーカス・ブロディ教授)
   アルフレッド・モリナ(サピト)
   アンソニー・ヒギンズ (ゴブラー)

 《story》

「世界を駆けめぐる正義とロマンの冒険家 インディ・ジョ-ンズ
               謎のアークを求めてスリルと興奮の連続!」
「巨大なおもしろさが襲いかかる 
               空前絶後の冒険スペクタクル映画がやってきた!」


1936年、第二次世界大戦直前、ナチス・ヒトラーは、大きな力をもつアークの行方を追っていた。そのことを知ったアメリカは、阻止するためにインディアナ・ジョーンズ博士にその任務を託す。ジョーンズは、アークの場所の鍵を握るペンダントを持っている、恩師の娘であり恋人だったマリオンを訪ねる。しかし、そこでナチスの攻撃を受け、マリオンと共に逃げ延びる。現地でも、ナチスに襲われマリオンが誘拐された車が炎上する。ジョーンズは、彼女を深く愛していたことに気づく。彼は、地図の間を見つけ、アークが隠されている正確な場所を知る。しかし、そこでもナチスに発見したアークを奪われる。生きていたマリオンと再会し、ふたたびアークを取り戻し、船に積み込み持ち帰ろうとするが、またナチスの潜水艦につかまる。マリオンとジョーンズは縛られたまま、アークの扉が開けられようとしていた。ジョーンズはマリオンに絶対に見てはいけないと警告する。そしてすさまじい嵐と閃光の中で、ナチスは消えていった。

 ドタバタ喜劇アクション

「クリスタル・スカルの王国」を見て、子どもに今までのインディー・ジョーンズを見せたくてレンタルで借りてきた。27年前の作品だった。現代のCGを多用したリアルな映像に劣らぬ、迫力いっぱい。ギリギリのところで抜け出すおもしろさ。あきらめなかったらきっと道は切り開かれる。正義は必ず勝つ。そんなおもしろさがある。この「レダース」も何度見ただろうか。「魔宮の伝説」も「最後の聖戦」ももう一度見ようと思う。

もしインディーが現れなかったら、世界は悪の手に渡っているのだろうか。そうでもなさそうだ。偉大なる力は結局得られないのだから。確かに大きな未知の力は存在した。しかしそれは誰かのために役立つ物ではなかった。未来の誰かを独裁者にするために眠っていたわけではなかった。でも、過去の秘宝には魅力がある。謎を解き明かしたい、見てみたいという欲望がわく。

ハリーポッター最終章上巻を読み終えた。一度読み始めるとやめられない。ついつい眠る時間が遅くなってしまう。ハッピーエンドで終わるのか、噂のようにハリーかだれかが死んでしまうのか。ハリーはいつも素晴らしい人間、魔法使いではなかった。悩み苦しみ、友達を裏切り、大きな失敗をする。彼の一言で、ロンはハーマイオニーが危険な目に合う。世間ではスーパースターでも、実は悩める一人の青年でもある。怒り、妬み、自分中心の身勝手さを持っている。違和感を感じながらも親近感を感じる。スーパーマンではない、一人の小さな人間の自分との戦いだ。下巻、今週中に読み終えられるかな。


インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

2008年07月29日 | ファンタジー/アドベンチャー
 
2008年 アメリカ 124分
■原題「INDIANA JONES AND THE KINGDOM OF THE CRYSTAL SKULL」
2008.7.21 TOHOシネマズ緑井 with t
■監督 スティーヴン・スピルバーグ
■出演
   ハリソン・フォード(インディアナ・ジョーンズ)
   シャイア・ラブーフ(マット・ウィリアムズ)
   レイ・ウィンストン(ジョージ・マクヘイル)
   カレン・アレン(マリオン・レイヴンウッド)
   ケイト・ブランシェット(イリーナ・スパルコ)
   ジョン・ハート(オクスリー教授)
   ジム・ブロードベント
    (ディーン・チャールズ・スタンフォース)
   イゴール・ジジキン (-)  アラン・デイル (-)  

  《story》

「全世界待望、新たなる秘宝を求め、史上空前の冒険が始まる」

1950年代、ソ連とアメリカの冷戦時代。インディーが探し求める秘宝は、「クリスタル・スカル」・・・それは、アマゾンの伝説の都市から盗まれたもの。そのクリスタル・スカルを神殿に戻した者は神秘のパワーを得るという。ロシア軍の指揮官スパルコもその秘宝をねらっており、インディーを捕らえクリスタル・スカルの捜索を強要する。秘密の鍵をもってやってきた若者マットとともに冒険の旅に出る。マットの母親は、インディーのかつての恋人。捕らえられていた彼女を救出し、ロシア軍から逃げ延び、クリスタル・スカルを手に入れたインディーは、神殿を目指してすすむ。

 見ていて飽きないよね

ハリソン・フォード66才。大丈夫かなと思いながら見ていたけど、だんだん歳を感じさせなくなるところがすごいよね。ランボーのシルベスター・スタローンもそうだった。きついのをがまんしてがんばっているというそぶりが全然感じられない。まだまだできるよと、活動的な雰囲気が漂ってくる。まだ次があるんじゃないかと思えてくる。見て損はない映画だ。
親子三代、インディーの子どもが登場したのもおもしろい展開だ。時代は流れ、子どもに意志は受け継がれていくのだろうか。

ハリーポッター最終章が届いた。さっそく読み始めている。映画も最初から見てみようかとも思っている。何度も見ても飽きない映画のひとつだ。ただ、いつも頭を悩ませるのは、登場人物の名前。頭が悪い私は、名前と顔を覚えることが苦手。特に外国の意味不明の名前は、どれも似たり寄ったりに見えてイメージとなかなか結びつかない。ハリーポッターを読んでいても、この人は誰だっけと考えてしまうことが多々ある。まあいいかと、それでも読み進めている。やめられないおもしろさだ。何年か前に、このハリーポッターがイギリスで話題になっていると聞いたとき、あまり本気でとらえなかった。映画を見てから本を読み始めた。全7巻そろった。そして大のファンになった。

 公式サイト「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」

2008年06月15日 | ファンタジー/アドベンチャー


2005年 韓国 90分
■原題「THE BOW」
■2008.6.7 movie plus
■監督 キム・ギドク
■出演
   チョン・ソンファン(老人)  ハン・ヨルム(少女)
   ソ・ジソク(青年)  チョン・グクァン(青年の父親)

 《story》

「あなたに、魂、つながれて。」

広い海の上の船で、老人と少女は二人だけで暮らしていた。どこからか少女を連れてきて10年。老人は少女が17才になったら結婚することを夢見て生きてきた。老人も少女も言葉を発しなかった。ボートで釣り客を連れてきて商売し生計を立てていた。時に、「弓占い」というものをした。少女をブランコに乗せて揺らせ、その向こうの仏の絵に弓を放つのだった。釣り客が少女をからかうと弓で威嚇した。ある時、青年がやってきて、少女は恋をした。青年は、少女の親を捜し出すと老人に言った。青年のことが頭から離れない少女は、老人とぎくしゃくし始めた。あせった老人は、無理に結婚を迫った。少女を探ししている親を見つけた青年は、少女を船から降ろそうとするが、老人は自殺を図る。少女は老人との結婚を承諾する。結婚の儀式で、老人は弓を空に放つ。海に消える老人。眠りに落ちる少女。二人は・・・・。

 ファンタジーの世界か禁断の世界か

これはまさしく誘拐、監禁だ。確かにエロじじいと言われても仕方ない。やってはいけないことをただ幻想的に表現しているだけだ。どこかに捨てられていた子どもを立派に育てたとか、身よりのない子どもの将来を考えてきたとか、そんなことではない。嫉妬をあからさまに出し、カレンダーに印を付けて結婚を楽しみに待ち。毎日たらいで少女の肌を洗う。眠るときは手をつなぎ・・・いくら幻想的に表現してもそれを美しいと言っていいのだろうか。少女は犠牲になっただけのような気がしてならない。6才7才の子を愛おしいと思うことと少しちがっている。もし、このカレンダーが、この少女が6才7才くらいのころからつけられているとしたら、それはまさしく変態だと思う。幻想的な部分だけ、会話なくして表現する変わった趣向を評価。少女の未来は、これからどうなるのか不安いっぱいのエンドだった。