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そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

Watch with Me ~卒業写真~

2008年12月26日 | ラブロマンス/青春

2007年 日本 125分
■2008.12.17 DVD
■監督 瀬木直貴
■出演
  津田寛治(上野和馬)  羽田美智子(上野由紀子)
  中野大地(上野和馬=高校生)
  高木古都(萩原ひとみ)  油井昌由樹(萩原陽一郎)
  有福正志(古賀忠) 小宮孝泰(森光貴弘)
  高杢禎彦(野口重吉)  鶴久政治(松永和人)
  山崎直樹  EIJI  境賢一  農崎裕二  伊住聰志
  笠原紳司  尾上紫  秋本奈緒美  
  根岸季衣 (古賀光代)

 《story》

報道カメラマンの上野和馬は、癌を患い余命半年と宣告され、東京から故郷に戻ってきた。同級生の医師がいるホスピスに妻の由紀子とともに入院した。かつての仲間達が見舞いに来て、昔のことを思い出す。高校3年生のときに引っ越してきた荻原ひとみと過ごした日々が思い出される。しかし、自宅で見つけたひとみの写真を隠し持つ和馬に、妻の由紀子は不信を抱き始める。和馬は、最後の写真集を作るために、無理をしてでも病院を抜け出そうとする。由紀子や叔父叔母、そして仲間達の協力を得て、写真撮影が進む。由紀子は、和馬の同級生たちと、ひとみを捜す。しかし、すでに亡くなっており、娘のほのかが、アルバムを持ってくる。和馬との思い出の写真がつまっていた。リフォームを終えた和馬の生まれた自宅。ベッドの中で、壁に貼ってほしいと言った写真は、由紀子の笑顔の写真だった。

 死ぬということ

和馬の安眠の場所。それは美しい景色の故郷、思い出がいっぱいつまった故郷、仲間が集う故郷。そして自分が最後の仕事ができる場所。「やりたい」という気持ちと「やらせてあげたい」という気持ちがひとつにならないと、そこには感動も安らぎもない。そして、和馬の全ての思い出をそのまま受け入れた妻の由紀子の優しさがなければ彼の写真集はできなかった。死の床にある、あの苦しさの中で、やり遂げたい何かがあること、しんどい体を押してでもやりたいこと、それがあることがすばらしいと思う。しんどさに負けないで、最後まで自分の生きる目標を持ち活動したことがすばらしいと思う。「ありがとね」この言葉が心を揺さぶる。

 公式サイト「Watch with Me ~卒業写真~」

 風邪をひいただけでしんどくて何もする気がなくなってしまう。何かをやり遂げるというのは、「やりたい」という強い思いがいる。しんどくても前に進む気力がいる。そんな「やりたいこと」ってあるだろうか。だらだら映画を見て過ごす毎日。私もいくらか写真を撮るが、それで何かをやり遂げたいという目的はない。撮りたいものもはっきりしていない。好きな映画で何かができるか。思いつかないなあ。生きた証。

22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語

2008年12月20日 | ラブロマンス/青春


2006年 日本 119分
■2008.12.10 DVD
■監督 大林宣彦
■出演
   筧利夫(川野俊郎)  
   寺尾由布樹(若き日の川野俊郎)
   細山田隆人(相生)  鈴木聖奈(田口花鈴)
   中村美玲(北島葉子)  窪塚俊介(浅野浩之)
   南田洋子(団地の主婦)  峰岸徹(松島専務)
   村田雄浩(花鈴の父) 三浦友和 (杉田部長)
   長門裕之(やきとり屋甚平)  
   清水美砂(藤田有美)

 《story》

「切ないけれど、情熱に出逢う」
「17本目からは、ふたりで灯をつけた・・・」
「22才、あなたのあの頃・・・」


福岡市の商社に勤める44才の俊郎は、上司から海外勤務の打診を受ける。まだ独身で、はっきりしない関係の有美がいた。ある日、コンビニで「22才の別れ」を口ずさむ女性花鈴と出会う。俊郎は、コンビニをクビになった花鈴と再び出会い、「援交して」と言われる。何か不思議な縁を感じ、家に招き入れる。そして、俊郎と花鈴は結婚を約束するのだが、花鈴には秘密があった。花鈴は、同郷の青年と安アパートで助け合いながら生活していた。それは、22年前の俊郎と花鈴の母である葉子との姿であった。葉子の22才の誕生日に部屋を飛び出した葉子を追うことなく、郷里にもどった葉子は結婚し花鈴が生まれた。その事実を知った俊郎は、花鈴と青年を助けるのだった。花鈴と郷里に久しぶりにもどり、娘のような花鈴と22年前の葉子の姿をだぶらせる俊郎だった。

 意外と迫ってくる切なさ

初めは、まるで抑揚のない棒読みのようなセリフにコメディのような感じさえあったのだけど、それがだんだん切なさを醸し出しているように思えてきた。「22才の別れ」は、青春時代を象徴するような曲だ。それだけでも懐かしい。自分のあの頃の思うようにいかない恋を思い出す。人の気持ちが見えなかった自分を思い出し、どうしてあの時・・・と後悔してしまう。もっと別な展開があったんじゃないかと。俊郎はどうだろう。もし、あの時別れていなかったら、幸せな人生を送れていただろうか。送れていたとしても、花鈴は生まれていなかった。葉子も花鈴も、あるべき姿。幸せな道の線上にあるのだと思う。貧しさのために寄り添う姿は悲しくもあり切なくもあり、でも温かさがあるような気がする。ただの同棲とはちがう。俊郎はいつも冷静だからよかったけど、でも、一歩間違っていたらと思うと、不幸の連鎖になりかねなかった。かつての恋人の娘と結婚、愛し合っていた若い二人引き裂く、同僚の有美も傷つける。その危なさも切なさのひとつなのかも。

 公式サイト「22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語」

 カメラを通して見ると、いつもの町並みがとても輝いて見える。不思議だ。少し上のアングルから、流れるようにスライドして、別な世界が展開していく。監督やカメラマンは、そんな想像力を兼ね備えているのだろう。高校生のときからカメラを持っているけど、満足できる写真が撮れない。写真は好きで、よく撮るんだけど、撮っているときに何をどう撮ればいいのかわからない。貴重な一枚、シャッターチャンスと言うけど、そのタイミングがつかめない。それに、未だ、絞りだとか露出だとか、ホワイトバランスだとか、うまく使いこなせない。何やっても不器用だね。高校生のときは白黒写真。自分でフィルムの現像もして、現像液に印画紙を入れて写真を焼いた。その道具も買った。浮き上がる映像に感動した。今はデジタルカメラ。いくらでも撮っていいし、補正もできる。どこににでもあるけど、輝かせる方法を今でも追い求めている。今日も、町をあるいて写真を撮ろう。


いつか眠りにつく前に

2008年11月30日 | ラブロマンス/青春

2007年 アメリカ/ドイツ 117分
■原題「EVENING」
■2008.11.28 DVD
■監督 ラホス・コルタイ
■出演
   クレア・デインズ(アン・グラント)
   トニ・コレット(ニナ)
   ヴァネッサ・レッドグレーヴ(アン・ロード)
   パトリック・ウィルソン(ハリス・アーデン)
   ヒュー・ダンシー(バディ・ウィッテンボーン)
   ナターシャ・リチャードソン(コンスタンス)
   メイミー・ガマー(ライラ・ウィッテンボーン)
   アイリーン・アトキンス(夜勤看護師)
   エボン・モス=バクラック(リュック)
   バリー・ボストウィック(ウィッテンボーン氏)
   メリル・ストリープ(ライラ)  グレン・クローズ(ウィッテンボーン夫人)

 《story》

「すべての女性の人生が、美しい一瞬を持っている」
「死の床にある母が語った物語は、娘達が知らない40年前の愛の記憶」


思い病気にかかり、死を前にしたアン。長女のコンスタンスと次女のニナは、母の混濁した意識の中から、今まで聞いたことのない「ハリス」という名を耳にする。それは、アンがだれにも話したことのない40年前の日にさかのぼる。歌手としての夢を追って暮らしていた頃、親友のライラの結婚式で歌ってほしいと言われ、故郷に戻った。ライラの弟のバディに迎えられ、ハリスを紹介される。ライラはハリスに思いを寄せていたが、ハリスの心はライラになく、愛される道を選ぶことを決意する。リハーサル・ディナーの夜、アンとハリスはふときっかけで口づけをかわす。しかし、それは二人の心に永遠の明かりを灯した。結婚式の夜、以前からアンに思いを寄せていたバディは、二人切りになった夜、その想いを告げる。しかし、アンは、友人としか思っていないことを伝え、バディをなぐさめる。その夜、アンとハリスは、森の中の小屋で一夜を供にする。同じ頃、自暴自棄となったバディが酔って車に跳ねられる。バディは死に、アンとハリスは別れ別れとなる。あれから40年、死の床にあるアンの元にライラが訪ねる。

 一人の人間として

思い出されるのは、かつて愛した人。それは青春の真っ只中であり、燃えるような情熱が残した強く深い残像。決して今の夫を愛していないわけでない。でも、きっとあの頃のことが一番心に濃く刻まれているのだ。だれもが体験するであろう青春の日々。それは死を前にして、その人間の心の湧き出る泉のようなもの。だれもそれを止めることはできない。そして止める必要もない。でも・・・自分たちの父親以外の名前が、母親から出てきたとしたら・・・姉妹とも父親がちがうのだから、それほど気にはならないのかもしれない。ただ知らなかったことが、姉妹の不安をかりたてたのだろう。でも、日本ではないからか、それとも私が古いのか、そばにいる者として、知らない人の名前がでることを素直に受け止めることができるだろうか。人を愛すること、家族を作ること、家族と生活すること、人と生きること、どれもそう簡単には進んでくれない。いくつもいくつも登ったり下ったり、曲がったり、ときには立ち止まったり、ちがう道を進んだり、人生はだれもが楽しいばかりではない。一人の人間として、死を前にして、私は何を思い出すのだろう。

 公式サイト「いつか眠りにつく前に」

 大学の下宿。ある友達の下宿も、農家の一室だった。部屋に入ると、真ん中に布団が敷いてあった。その周りに脱いだ服やズボン、炊飯器、茶碗、本、雑誌など様々なものが置いてあった。それは座る場所がないくらいだった。その友人は昔の日本男児のような雰囲気をまき散らし、日本刀でも振り回すのではないかという怖さもあたった。愛国心いっぱい、天皇賛美、今まで出会ったことのない種類の人間だった。何度か付き合ったあと、姿が見えなくなった。また、ある友人は、昔マンガで読んだ「おぼっちゃまくん」のような人だった。ついついからかいたくなるキャラで、議論と称してつまらないことを言って困らせてしまった。パニックになりかけた。悪いことをした。また、1年目の下宿の隣にいた先輩は、何とか言う宗教の信者だった。坊主頭の先輩、身の回りの世話をしている女性の先輩、同級生の男子2人と知り合った。みんな人はいい。あったかい人たちだった。町の案内もしてくれた。さまざまな相談ものってくれた。誘われて集会にも行った。校内で開かれる講演会の手伝いもさせられた。本当にいい人たちだった。でも、天皇賛美、宗教にはこりごりしてただけに、その場から早く立ち去りたかった。1年で下宿を変わったのもそのためもあった。今なら、もっとちがった付き合い方ができたかもしれない。もっとちがった方法で、人との関係を作ることができたかもしれない。いやいや、あの当時と今も、私は変わっていないのかも。

ちーちゃんは悠久の向こう

2008年11月29日 | ラブロマンス/青春

2007年 日本 94分
■2008.11.22 DVD
■監督 兼重淳
■出演
  仲里依紗(ちーちゃん=歌島千草)
  林遣都(モンちゃん=久野悠斗)
  高橋由真(武藤白)  波瑠(林田遊子)
  奥村知史(加藤信二)  植松孝行(橘)
  兼子舜(横田)  小野まりえ(大島)
  霧島れいか(久野智子)  中山祐一朗(西一洋)
  永山菜々(歌島千草=少女時代)
  飛田光里(久野悠斗=少年時代)
  堀部圭亮(久野武)  西田尚美(歌島実奈子)

 《story》

「死んでも、終わらない恋」

大きな桜の木の下で遊ぶちーちゃんと悠斗。ちーちゃんはお化けが大好き。ベランダから大きな傘を広げて飛んだ悠斗、次はちーちゃんの番だ。月日は流れ、二人はは高校生。いつも屋上で昼食をとる。悠斗は弓道部。ちーちゃんはオカルト同好会。ちーちゃんは部室で学校の七不思議の冊子を見つける。さっそく二人でその場所を巡る。苔地蔵の前に立った二人の前に、弓道部の先輩が現れる。しかし、その先輩はちーちゃんを無視。ちーちゃんが作ったお弁当を食べているはずなのに、その直後に感じる空腹感。悠斗が抱える苦悩がしだいに明らかになっていく。何かに気が付いた悠斗が、あわてて駆け込んだちーちゃんの家。そこには、あの幼いちいちゃんの写真が・・・。

 気づかなければよかったのだろうか

だれも気づかなければ、ずっとずっと二人の幸せな時間は続いていたんじゃないだろうか。その方がよかったと思うんだけど。気が付いたのが不幸の始まり。別れがやってきた。世の中何も知らない方がいいこともある。知ったばかりに苦しむこともある。しかし、この二人はいつか気づく。小学校時代、中学校時代と気づかなかったのが不思議だ。気が付かないふりをしてきて生きてきたのかもしれない。いつか、悠斗の前に悠斗を想う女性が現れる。そのときが事実を知るとき。別れの時。悠斗が、過去を乗り越え、未来に向けて歩き始めるとき。でも・・・このラスト少し変じゃない。あの先輩の体にちーちゃんは入り込んだのか。あの先輩の心はどこに行ったんだ。もし先輩の体を奪ったのなら、ひどいんじゃない。これから楽しく過ごせるのか。

 公式サイト「ちーちゃんは悠久の向こう」

大学4年生のときに、お金をためて東京に行った。ヤマザキパンの夜の仕事。夕方出勤して、運ばれてくるパンの仕分けをする。真夜中の12時に夜食、休憩、朝方まで仕分けして、トラックに積み込む。トラックは朝4時頃、それぞれの店に向けて出発する。下宿に戻れるのが7時頃、少し寝てすぐに大学に行くこともあった。きつい仕事、きつい日々。でも、その当時で1日7000円くらいもらった。だから結構貯めることができた。そのお金をもって、どのようにして東京に行き、何をして、どのようにして広島に帰ったのか、細かいところは不明。何にしても記憶力のない私だから情けない。多分、鈍行で京都に行ったのだと思う。京都の友人の下宿に行った。そこで1泊した。別な友人と合流。バイクで大阪に。大阪から山梨に。山梨で都留文科大学に通う友人の下宿に2泊。バイクで河口湖に行った記憶がある。そこで、友人の友人を紹介された。そこから東京の後輩の下宿に。まあ、友人の下宿を渡り歩く旅だね。

百万長者の初恋

2008年11月24日 | ラブロマンス/青春


2006年 韓国  113分
■原題「FIRST LOVE OF MILLIONAIRE/
                  A MILLIONAIRE'S FIRST LOVE」
■2008.11.22 DVD
■監督 キム・テギュン
■出演
   ヒョンビン(カン・ジェギョン)
   ヨンヒ(イ・ウナン)  イ・ハンソル(ミョンシク)
   チョン・ウク(校長)

 《story》

「初雪が 降るまでは 命をください」

わがままでやりたい放題のジェギョン。18才になったら住民登録証がもらえ、亡き歩祖父の莫大な遺産が手に入る。しかし、遺産を相続するためには条件があった。それは、カンウォンドにあるボラム高校の卒業証書があること。もし自主退学すれば、遺産は0.1%だけとなり、すべて会社に還元される。贅沢な暮らしに慣れていたジェギュンは、ボラム高校の田舎暮らしにうんざり。強制退学しかないとケンカをするが、反対に殴った親に食事をご馳走になる。田舎ののんびりした寛容な暮らしの中で、いつしかウナンという同級生の女性が気になりだす。ウナンは、ガソリンスタンドでバイトをしてお金をため、自分が育った恩恵園の子ども達のためにミュージカルの計画を立てていた。ジェギュンは、ウナンの天真爛漫さに心惹かれていく。しかし、ウナンは治ることのない心臓の病気があった。ジェギュンは、少年時代にこの恩恵園でウナンと過ごしたことを思い出す。そして恩恵園存続のために、遺産を放棄し、0.1%のお金を使う。残された日々を、ジェギュンとウナンは幸せに過ごす。

 愛するものは死んでいく

いつもそうなんだよな。お互いに向き合い、心がまっすぐになって、やしくなって、思いやりある人間へと目覚めたとき、それは愛の力と言えるのだけど、どちらかが死んでいくんだよね。多くは女性なんだけどね。まっすぐなやさしい人間へと変わり、残された人間はどのようにして生きていくのだろうか。再び誰かを愛することはあるのだろうか。きっと、得たお金を、人々のために使うことができるだろう。今までのように人の迷惑を考えず、わがまま放題したい放題贅沢放題な生活はなくなり、落ち着いたまわりをしっかり見つめる生活へと変わっていくのだろう。会社の経営も、儲け主義ではなく、人々に還元することも視野に入れたものに。祖父もそうなることを望んでいたのだろう。そして、いつしか再び愛する人に出会うんだ。そうでなければつらいよ。死んだウナンもそう願っているはずだ。
ヒョンビンが、あの「私の名前はキム・サムスン」に出ていた店長だと思い出すまで時間がかかった。ヨンヒが、「ある素敵な日々」に出ていた血のつながらない妹役の人だなんて、これはすぐにわかったけど。あまりじっくり見ていないのか、相当記憶力が悪いのか、きっとどちらもあるのだろう。あとから、以前見たあの映画に出ていた人なんだとわかることはけっこうある。そのときは思い出さない。キャストを調べていてわかる。人の顔を覚えられない。人だけでなく、セリフもそうだ。良い言葉をいったのになあ、なんて言ったんだっけ。いつもこうだ。

大学時代に、友達が400のバイクを買った。後ろに乗せてもらった。近くの有料道路に入り、猛スピードを出す。何キロ出ていたのかわからないけど、けっこう出ていた。それが別に怖くなくて気落ち良かった。またある時、直角に曲がる道をバイクをかなり傾けて曲がり、何かがアスファルトをこすった。今、考えると大変なことだったんだ。事故の一歩手前。私は50のバイクに乗っていた。自宅と下宿の距離は150km、原付で何度も行き来したなあ。大学に向かう道で、警察官に停められた。じっとバイクを見て、「これ原付だよね」・・・「はい、スピードオーバー、原点」だって。一時停止違反でもつかまった。これも、後から停められて、「さっき停まらなかったよね」と確認して違反切符をきられた。「停まりました」とはっきり言えばいいのに。そうだったような気がする、と優柔不断だからいけん。「ちがいます」とはっきり言えないのは、昔も今も同じ。自分がやってることがはっきりと記憶に残らない。やったようなやらなかったような。言われたらわからない。この間だ、息子のバイクに乗って思い出したバイクでした。

 公式サイト「百万長者の初恋」


となり町戦争

2008年11月22日 | ラブロマンス/青春


2006年 日本 114分
■2008.11.15 DVD
■監督 渡辺謙作
■出演
   江口洋介(北原修路)  原田知世(香西瑞希)
   瑛太(智希)  菅田俊(舞坂町-町長)
   飯田孝男(前田善朗)  小林麻子(本田)
   余貴美子(室園絹)  岩松了(田尻)

 《story》

「今、一線を越える」
「町対町、役所対役所、上司対部下、そして男と女」


舞坂町のツーリストに勤める北原は、町内で発行されている広報誌をふと見る。そこには、隣町の森見町との戦争告示の記事が小さくあった。戦争開始予定日、戦争終了予定日まで書いてあった。北原がいつも通う舞阪町への通勤路。戦争開始日が過ぎても変化はない。ある時、森見町役場の香坂という女性から電話が入る。偵察業務依頼だった。辞令を受け、毎日舞阪町の様子を報告する。そして、香坂さんと夫婦となって舞阪町への潜入捜査業務を行うことになる。香坂さんは、まるでロボットのように仕事をこなす。町は相変わらず変化はないが、広報誌での死亡者数は増えている。本当に戦争は行われているのか。香坂さんから緊急の連絡が入り、舞阪町を脱出することになる。下水路を通るが、そこには死体が・・山道で襲いかかる、敵の兵士となった会社の上司。そして、案内役をしてくれた香坂さんの弟の死・・。無事脱出ができ戦争は終わった。業務にもどろうとする香坂さん。北原は呼び止める。

 うーん、本の方がいい

これは本を先に読んだ。自分の頭の中だけでイメージを作るから、平和な町の隠れた戦争場面がリアルに描けたが、映画は他人が作り出したイメージ。違和感があった。私の受け取り方がおかしいのかもしれない。戦争のリアルさを追求しているのではなく、それをまともに遂行することのおかしさなのかもしれない。えーっ、戦争? と思うことのまともさ、いつもはおもしろい上司でありながら、戦争で狂気に殺人者に変身することの異常さ、そして一般市民の無関心さがそこに描かれているのだ。何も考えず、言われたことをこなすだけのロボット人間の感情のなさ、というより感情を出してはいけない、隠さなければならない、悲しさ。そして感情を出せなくなった悲しさがある。「戦争? おかしいよ」という呼びかけに、「そうだよね」って答えられる、感情を素直に表現できることの素晴らしさ、それは愛することに通じる。

4畳半の下宿。月1万円。共同の流し。共同のくみ取り便所。風呂は大家さんのところで入れてもらう。もちろん昼に入ることはできないし、夜遅くなるとだめ。9時頃に行くと湯が少なくきたない。五右衛門風呂で、当たりは暗くて不気味。洗濯は、外に老いてある洗濯機でする。干すところは外にあるが、共同なので使い勝手がよくない。だから部屋の中に干す。押入に小型の冷蔵庫。ビールのケースで作ったベッド。小学校から使っている机。バイトで買った大型のスピーカーにアンプ、カセットデッキ。14型の小型のテレビ。田舎なのでチャンネルは4つ。NHK総合と教育、民放が2つ。この部屋で2年間、階段を上った左手の汚い部屋で1年間暮らした。遠くの町の田舎、大学生活下宿。

 公式サイト「となり町戦争」


青空のルーレット

2008年11月15日 | ラブロマンス/青春

2007年 日本 103分
■2008.11.7 DVD
■監督 西谷真一
■出演
   塩谷瞬(福山タツオ)  貫地谷しほり(栗田加奈子)      
   嶋尾康史(萩原 聡)  忍成修吾(進藤勇介)
   脇知弘(工藤孝之)  川村陽介(中村一馬)
   市山貴章(店長)  木村啓介(山岸)
   松木秀樹(現場監督)  新大作(三浦純也)
   山本義夫(北条明弘)  中島薫(社長)
   福原忍(阪神タイガース選手)
   安藤優也(阪神タイガース選手)
   中島知子(シルビア)  高岡蒼甫(岸野太郎)
   平田満(奥田典之)  鈴木砂羽(萩原恵子)  
   仲村トオル(織田 昇)  石田えり(高峰 麗)  近藤芳正(北村高広)  
   遠藤憲一(高井誠一)  村田雄浩(宮口精三)  

 《story》

「金はないけど、夢はある」

ビルの清掃会社で働く彼らには夢があった。40才になる萩原は、仕事の合間に小説を書き応募していた。タツオと勇介は、仕事が終わると、キャバレーでバンド演奏を続けていた。デモテープで売り込んでもなかなか認めてもらえないけど、好きなバンド練習を地道に続け、ある日公園で野外コンサートも開いた。ほとんどお客はいなかったけど、耳の聞こえない加奈子が彼らの音楽に聴き惚れ、タツヤと親しくなった。二人のほのぼのとした交際が始まった。一馬はホステスのシルビアに一目惚れ。いつか彼女に認めてもらおうと必死だ。しかし、荻原、工藤と3人で組んだ作業中、一馬は転落事故で怪我をする。日頃、彼らをよく思っていない上司の奥田は、荻原らを責める。あまりの奥田の言葉に切れた萩原は、彼を殴ってしまう。首になった萩原に、清掃会社を立ち上げる話が舞い込んでくる。借金をしながらも準備を整え、大きな仕事で初日を迎える。しかし、来るはずの作業員が来ない。萩原をよく思っていなかった奥田の策略だった。落胆する萩原の前にタツヤがやってくる。作業場のビルを見ると、多くの仲間が駆けつけていた。 

 汚いことする人こそ

本当に心の底から夢を追う人は、曲がったことがいやだ。ずるをして夢を叶えたくないと思う。ずるをして夢が叶ってもうれしくない。夢って、一生懸命になって、素直な心で努力するところに大きな価値があるのだと思う。叶えることよりも、そこに向かう過程が大事なんだと思う。あの憎たらしい上司は、えらぶっているけど、夢を純粋に追いかける人に嫉妬しているだけだ。他人を陥れようなんて、人間のくずだ。萩原さんのために、かけつけた仲間たちの姿が、夢を追いかける者たちの心のつながりなんだ。原作を前に読んだ。読んでもすぐに忘れるほうだから、きっと覚えていないのかもしれないけど、耳が聞こえない女の子いたかなあ。

夢・・・私の夢って何だろうか。子どもの頃に抱いていた夢は・・・ウルトラセブンになること。私の夢は形のないふわふわしたもの。人のために尽くせたらと思うこともあるし、お金持ちになって贅沢したいと思うこともある。音楽ができるわけでもなく、スポーツで得意なものがあるわけでもなく、絵も文も、何の才能もない。しいていうなら、だれにも迷惑をかけないようにひっそりと生きることかな。影の薄い人。悪いことだけはしないでよ。

 公式サイト「青空のルーレット」

初恋

2008年11月01日 | ラブロマンス/青春

2006年 日本 114分
■2008.10.26 DVD
■監督 塙幸成
■出演
   宮崎あおい(みすず)  小出恵介(岸)
   宮崎将(亮)  小嶺麗奈(ユカ)
   柄本佑(タケシ)  青木崇高(テツ)
   松浦祐也(ヤス)  藤村俊二(バイク屋)

 《story》

「あの三億円事件の実行犯」
「あなたとなら時代を変えられると信じていた」


母は兄を連れて行方不明、父はいなかった。みすずは叔母の家で育てられ、孤独だった。ある時、兄が突然現れ、美鈴に何かあったらここへと言ってマッチを渡す。それは「B」というジャズバーの店だった。みすずはそこで、岸ら兄の仲間と出会う。「大人になんかなりたくない」という美鈴を岸らは受け入れる。時代は学生闘争の真っ只中。若者は権力に立ち向かうことに必死になっていた。偶然闘争に巻き込まれた仲間たちは、警官に殴られ負傷する。岸の権力への怒りは、三億円強奪という計画を深めた。協力を持ちかけられたみすずは、実行を決意。1968年12月10日、白バイに乗った警官姿で、現金輸送車を襲う。

 あの事件も懐かしい時代の中

あのモンタージュ写真はだれもが脳裏に焼き付けている。もしかしたら、あのモンタージュ写真のために、捜査が混乱したと言えるのかもしれない。思いこみ。実は女性だったと、発想を転換させる話はおもしろい。一人の女性の恋による力だとしたら、しかしながら今その人が生きているとしたら、「実はね」って語ってほしいという願望がある。笑い話のように語れたら・・・いやいや謎は謎のまま語り継がれる方がいいのか。なにゆえお金を奪う必要があったのか。そのお金はどこにあるのか。謎は謎のまま。「初恋」という題だから、その謎を追究するのではなく、その動機をさまざまな角度から推測しているのだ。女性だったら、それが愛する人のためだったら、お金への執着はないよね。
町の風景とか車とか、ジャズ喫茶のあの雰囲気とか、懐かしさを感じる。「三丁目の夕日」とちかがった、前向きさではなく、押しても押しても動かない壁への絶望感みたいな感じだ。

朝目覚めて、「ああ今日は休みだ」という安心感。この気持ちの差は休み明けに力を奪う。だから、片づけだ。身の回りを整理することで、脳に力がわく。心を強くする。そして体を動かすこと。心のだるさは体から。さあ、リフレッシュだ。

 公式サイト「初恋」

夜のピクニック

2008年10月26日 | ラブロマンス/青春

 
2006年 日本 117分
2006.10.6 バルト11 
   2007.8.24  wowow
   2008.10.19  DVD  with t

■監督 長澤雅彦
■出演
   多部未華子(甲田貴子)  石田卓也(西脇融)  
   郭智博(戸田忍)  西原亜希(遊佐美和子)  
   貫地谷しほり(後藤梨香)  松田まどか(梶谷千秋)  
   柄本佑(高見光一郎)  高部あい(内堀亮子)  
   加藤ローサ(榊杏奈)  池松壮亮(榊順弥)  
   近野成美(さくら)  嶋田久作(教師-藤巻)  
   田山涼成(校長先生)  南果歩(貴子の母)

 《story》

「特別なこの日なら、2人の関係をきっと変えられる」

「だれでも映画を観ている間は18歳にもどれます」

「みんなで夜歩く。ただそれだけなのに、どうしてこんなに特別なんだろう」


岐阜県の高校の「歩行祭」は、60kmをみんなで歩き、残り20kmを自由に歩く。合計80kmを朝から、次の日の朝まで24時間で歩く学校行事だ。
貴子は3年生で、最後の歩行祭。密かに賭をしていた。一度も話したことのない同じクラスの西脇融と話をすること。そこには親友の美和子や杏奈にも言えない秘密があった。貴子と融は異母兄姉だったのだ。転校した杏奈は「おまじないをかけた」という手紙をよこした。それはどういう意味なのか。深夜を過ぎ、60km地点で仮眠をとる。この後は自由歩行だ。貴子の夢はかなうのか。

◎まるで自分も歩いているような、気持ちのいい汗をかいているような、そんな雰囲気に飲まれていった。自分も歩いてみたくなった。何の意味もない80kmの道と時間が、実はとっても大きな心の輝きを作っていた。みんなで歩くことにこそ意味があった。ひとりで歩いたってしんどいだけ。いろんな話ができて、声がかかって、ひとりひとりのイベントがある。
私はできるだけ、ストーリーをあまり知らないで映画を見る。ラブストーリーだと思っていたら、二人は異母兄姉だなんて。避けあって当然かもしれないのに、あまりに意識しすぎて、いたたまれなくて、ただ普通の会話することが夢だなんて。押しつけでもなく、自然な成り行きを演出した杏奈ってすばらしい人かもしれない。
夜、ただ歩くこと。そういえば私にもそんな想い出がある。長い距離を歩いたわけではないが、夜歩くことって、何か不思議な力がそこにある。青春時代だけ感じる何かがそこにある。今は、それができないから感じなくなったのかも。今も、みんなで歩いたら何か感じるかな。

    2007.8.24  wowow

 ただ歩くだけなのに、どうして特別なんだろう
wowowで録画して、すぐに見た。それほど騒がれた映画でもなく、ヒットしたわけでもない。でも、私にとってどうしてこんなに特別なんだろうと不思議に思う。昨年の夏、予告編を見てこれはどうしても見たいと思った。それがバルト11だった。それ以外では上映していなかった。夜、レイトショーで見て、映画館を出たときの懐かしい香りが今でも忘れられない。ああ、いい映画を見たなあっていう満足した気持ちと、かつて自分の青春時代に仲間と夜騒いだことが重なった。楽しかった思い出がよみがえる。夜、みんなで歩く、というのは、若いときしかできないことで、よる多少の迷惑は省みないで夜好き勝手することも、若いからできること。これらが見事に重なった。恩田陸さんの作品を探して読んだ。これは外れだった。多部未華子という女優を意識し始めた。あまり演技がうまいとは思えない。でも、がんばれと応援したくなった。この映画は何度も見たくなる映画だ。

  2008.10.19  DVD  with t

 あれから二人はどうなったろう

子どもの高校で、夏休みの宿題で出たおすすめ読書の中に、この「夜のピクニック」があった。息子は、私の本棚から、この本を出して読んだ。感想文、原稿用紙4~5枚だそうだ。どんなことを書いたのか、見ていないのでわからない。映画でも見てみようということで、息子と見た。お互いを意識しながら、会話できない二人。歩行祭の終わりには笑いあって会話できるようになった。ゴールしたあと、次の日、それから何日かたって、どんな会話をするのだろう。今、「会話」というものに悩まされている私は、気になって仕方ない。次の日に、あれは夢だったんじゃないかと、二人は今までの二人にもどっていて、話しづらくなっていることはないのだろうか。二人のことが、クラスの話題になってしまって、顔を合わせづらくなってしまったということは起こらないのだろうか。大人になって、どちらが兄で姉なのかわからないけど、きょうだいとして合って会話できるのだろうか。二人は、ゴールしたのではなく、スタートラインに立っただけなのだ。けんかもできる、はぶてることもできる、あまえることもできる、相談し合ったり、泣き合ったり、いがみ合ったり・・・それができるようになったということが、二人にとって幸せなことなんだろう。そんな感情の絡み合いを怖がって、出会わなければよかったと思ってしまうことは、何よりも悲しいことであり、つらいことなんだと思う。

 公式サイト「夜のピクニック」


未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~

2008年10月25日 | ラブロマンス/青春

2007年 日本 115分
■2008.10.18 DVD
■監督 蝶野博
■出演
   松下奈緒(宮本さやか)  竹財輝之助(福島慶太)
   原田泰造(井上拓己)  西田尚美(井上苑)
   関めぐみ(村本美樹)  弓削智久(平尾稔)
   藤井美菜(宮本あすか)  加藤雅也(中嶋良郎)
   石黒賢(後藤大介)  松坂慶子(宮本陽子)

 《story》

「ほら、思ったとおりに、かなえられてく・・・」

宮本さやかと福島慶太は大学時代に出会った。自主映画のヒロインとして、ウエディングドレスのさやか。新郎役が突然出られなくなり、急きょ通りかかった慶太に声がかかったのがきっかけだった。さやかは印刷会社に、慶太は夢を追って建築設計の会社に入社。いつかの未来に幸せな結婚をするだろうとだれもが思っていた。ところが、慶太にスペイン行きの話が持ち上がった。あこがれのカウディの「サグラダ・ファミリア」。さやかと二人で行ったスペイン。しかし、それは期限のないさやかとの別れでもあり、慶太は断るつもりでいた。さやかは、そんな慶太に、「あなたと結婚するつもりはない」と言い放つ。一人慶太はスペインに旅立つ。
さやかの夢であった雑誌編集の仕事で、恋の叶う花火職人の取材をする。しかし、その職人は頑なに取材を拒否。仕事に熱中するあまり、家族を置き去りにしていた。さやかは、そんな職人の家族を結びつける。そして、自分も置き去りにした未来にけりをつけようとスペインに行くが、久しぶりに見た慶太のそばには妻子が。さやかはそのまま帰国。しかし、慶太はまだ独身で、そのときいた女性と子どもは知人の妻子だった。さやかがスペインを訪れたことを知った慶太は、さやかのいる日本に戻る。

 お互いに夢を追うことは

いつかちがう道を行くということなんだろうか。たとえ結婚したとしても、お互いの夢は交わることなく、しだいにすれ違っていくのだろうか。そうとも言えないかもしれない。おたがいの夢を尊重しあえたら、ふれあえるところを見つけるはず。関わらないようにすることとが尊重することではない。そっぽを向いて知らないふりをすることなど、あってはならない。さやかが慶太の夢を追ってスペインに行くように。慶太が、さやかもあきらめずに夢を追うことができるように、前向きにさせたように。

夢と実力はちがうよね。夢があっても実力が伴わなかったら、あきらめるしかないのだろうか。生活がかかっていたら、目をつむって進むしかないけど、そうじゃなかったら、いつまでもしばりつく必要はない。好きなことと実力も一致するとは限らない。夢を追いつつ、いつか自分に才能がないことに気づき、気づいたときには、それ以外の何にもないことに気づき、実力がないと知りつつ、そこから動けないでいる。何かできることってあるだろう。いや、何もない。夢を追うこと、そして生きることは、深く結びつくと思っていた。今もそうだけど、それは胸ふくらませて夢を追うこととはちがう。現実が見えていて、それでも進まなければならない苦痛をともなった未来だ。それでも、だれかが少しはいいとこあるよと、そんな目で見てくれたら、苦痛もやわらぐかもしれないけど。さやかも慶太も、未来は実力が花開き、ハッピーな未来が待っている。

 公式サイト「未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~」