
ラグナロック作戦ではロイエンタールの指揮下でイゼルローン要塞の攻略の任を請負う。しかし、戦略的な視野を持たないレンネンカンプは力づくで要塞をおとすことにこだわり、ロイエンタールの冷笑を浴びるとともに、自身もアッテンボローの策略にひっかかり損害をこうむる。
ウルヴァシーに大本営が移ってから補給物資の不足に陥った際、遠征は一時休息状態になる。このときシュタインメッツ艦隊がヤン艦隊と交戦している報に接しヤン艦隊の撃破を狙うがあっさり破れ、「卿らのレベルでは測ることができない敵がいるのを思い知ったか」みたいなきついセリフをラインハルトに浴びせられる。実はこのときラインハルトはレンネンカンプをイゼルローンに”左遷”しようとするが、ヒルダの進言により中止になる。
バーラトの和約後、帝国の高等弁務官としてハイネセンに赴任。この人事については、はじめラインハルトがロイエンタールに任せようとしたのをオーベルシュタインが反対したためであった。ちなみにオーベルシュタインはレンネンカンプを高等弁務官にすることも反対した。
高等弁務官としては、2度もヤンに敗れたことによる心理から、彼に対し常に猜疑の目で見つづけ、同盟のレベロ議長に無言のプレッシャーをかけ続ける。実はオーベルシュタインから、ヤンとメルカッツを抹殺するよう示唆されていたのだが。ただし本人はオーベルシュタインに捨て駒扱いされているのに気付いてないようだった。
結果、レベロはヤンを逮捕し抹殺しようとするが、シェーンコップらが救出のために暴れたことによって拉致され、政府との取引材料にされてしまう。自分がレベロによってヤンに売られたことを知ったレンネンカンプは、ただでさえ狭い視野がさらに狭くなり自殺する。
その死は特に誰にも惜しまれず、帝国内部でも自業自得みたいな雰囲気があったのは不幸だろう。そもそもラインハルト自身もレンネンカンプが失敗してくれるのを望んでいたような節があるのはひどい話だ。しかも死後の特進もなかった。
外見は貧弱な顔立ちをフォローするために立派な口ヒゲを生やしているとあるが、OVAではあまりうまく表現されているようには見えないのだが・・・。
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