くもり
大きな台風でしたが被害も少なくホント良かったです。
今回のお題もPC関連でホストPCに搭載しているSSDについてのお話です。
自宅のメインPCにSSDをストライピング(RAID-0)で搭載してから1年以上が過ぎたので
久しぶりにHDDベンチマークテスト(CrystalDiskMark3.0.1)を実行してみました。
毎日一度は必ず起動しているので速度低下していないか調べてみたのですが…
やはりランダムライトの速度が3割ほど低下していました。
おっと、速度低下している状態のスナップショットを撮るのを忘れていました orz
下の画像は初めてSSD(RealSSD C300-128GBx2台)でRAID-0を組んだ時の物です。
RAID-0 構成時はSSDの速度低下や劣化を緩和するTRIM機能が働かないため
1年以上使用していると大なり小なり速度低下が発生するそうです。
メインPCではランダムライト 512K・4K・4KQD32 ともに 120MB/S程度 まで低下し
ハイブリットスリープに入る時間が長くなっていました。気のせいでは無かったようです。
取り敢えず起動ディスクとして使用している RAID-0 のSSDの断片化を調べてみると
断片化率 33%(かなり多いですね)になっていたのでデフラグを掛けました。
SSDに対してデフラグをかけると寿命を短くするのであまりやりたくないのですが…
仕方ありません。Windows7のデフラグはあまり意味をなさないのでフリーソフトで優秀な
「Defraggler」を使用しました。下にダウンロードローできるサイトを張って置きます。
結果、以下の画像のスコアまで回復しました…がまだ十分ではありません。
この状態でもランダムライトがシステム構成時より1割以上落ちているので…
SSD全体をリフレッシュ(速度低下の回復)する事にしました。
色々ググった結果一度 0Fill でフォーマットし直せばSSDの速度低下を改善できる事が
分かりました。完全にまっさらな状態にするのですね。
でもSSDをフォーマット後、新規にOSをインストールするのは非常に面倒なので
良い方法が無いか調べたところ「True Image WD Edition」というツールを発見!
パーティションの内容をまるごと圧縮バックアップする事ができ…
ついでに 0fill フォーマットできる優れものです。(∩´∀`)∩ワーイ
しかもWDのATF対象製品ではアライメント修正が入る神仕様です。
幸いにもデータディスクとして使用している2TBのHDDはWD製…
これを使わない手はありません。
・まずはシステムドライブとして使用しているSSDを丸ごとバックアップ
・次にシステムディスクをフォーマットしてしまうと起動できなくなるので…
「True Image WD Edition」を使用して起動用のCDを作成(RAID対応です)
一応一度システムをシャットダウンし、CDから起動できる事を確認
・そして 0Fill フォーマット(ディスクの中身を全て0情報で上書き)
これでゴミは残らずディスクの中身は平らな状態になります
下の画像はRAID-0構成のSSDを 0Fill フォーマットしている時のものです。
・最後にHDDにバックアップしていた内容をリカバリ(復旧)して作業完了!
システム復旧後、早速HDDベンチマークを走らせてみると
完全に元の状態には戻っていないもののある程度、速度低下は回復できたみたいです。
まぁ最近SSDの価格が暴落しているので壊れたら最新のを買い直します。
そのためには定期的にシステムのバックアップを行っておかなければいけないですね。
という事でSDDを使用していて、最近遅くなったなぁと感じている方はリンクを貼っておくので
「True Image WD Edition」を試してみてください。ホントお勧めです!
次回は前回の続き「遅いノートPCの活用法」を掲載して行きたいと思います。