香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

ガソリンとコーヒーと終電車

2016-04-25 22:21:24 | 本のこと
先週の火曜の夜から、すっかり風邪をひいてしまい
喉の痛みと、鼻水と、熱と、散々でした
寝ている時間が多かったので、合間に読書
数冊読み終えて、分けてアップします

伊坂幸太郎さんの
『ガソリン生活』



聡明な弟・亨とのんきな兄・良男のでこぼこ兄弟が
ドライブ中に乗せたある女優が、翌日急死!
一家はさらなる謎に巻き込まれ…!?
車同士が楽しくおしゃべりする唯一無二の世界で
繰り広げられる仲良し家族の冒険譚!
愛すべきオフビート長編ミステリー。


朝日新聞の夕刊に連載されていた小説
読みたくて、夕刊もとろうかと少し悩んだっけな
苦手だった伊坂幸太郎さん、今はすっかり好きな作家さん
この小説も、期待通りの楽しさだった
緑のデミオが語るミステリーにドキドキ
暖かく、人情味あふれるオチにホッとする感じ

川口俊和さんの
『コーヒーが冷めないうちに』



とある街の、とある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるという

ただし、そこにはめんどくさい……
非常にめんどくさいルールがあった

それにもかかわらず、今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる

喫茶店の名は、フニクリフニクラ

あなたなら、これだけのルールを聞かされて
それでも過去に戻りたいと思いますか?

この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった、心温まる四つの奇跡

あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?

旭川に行った時に、駅直結イオンの本屋さんで
ついつい手に取ってしまった本
こういう本は縁があるんだなと思ってしまう
泣きはしなかったし、深い感動はないけど
自分だったらどうするかなと考えると
いろいろな気持ちに心が支配されてしまった

フジモトマサルさんの
『終電車ならとっくに行ってしまった』



涼しい笑いに充ちた著者初の画文集

あの時、ああ言えばよかったと
「思い出し推敲」し、
「思い出し怒り」に駆られても
同じ状況はなかなか訪れない。
記憶の波が、時おり押し寄せ、
溺れそうになる…。

脳内に散らばる、
よしなしごとを
検索探訪し、
ペンと画筆で描く、
初の試み

フジモトマサルさんの著書を調べていて
どうしても読みたいなと思っていた画文集
でも、絶版となっていて密林の中古で5000円弱が最安値
図書館で検索してみたら、3人待ち位で借りれました
期待通りの不思議世界の暖かさに包まれ
いつか、古本屋さんで見つけたら即買いだなと決心



風邪をひいている間、久しぶりの陽気が続いた札幌
近所のおうちの庭も賑やかになってきました



今年はハクモクレンが花咲くのも早い



22日に今年初めての咲いている桜を見ました

土曜日からのことは、また明日ブログで