香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

火花とマズルカ

2015-03-22 19:18:23 | 本のこと
又吉直樹さんの
『火花』



笑いとは何か、人間とは何かを描ききったデビュー小説

売れない芸人徳永は、師として仰ぐべき先輩神谷に出会った。
そのお笑い哲学に心酔しつつ別の道を歩む徳永。二人の運命は。


読み終わってすぐの感想は
ちょっと悲しい青春小説なんやなぁと…
もどかしくて、切なくて、悲しかった
多分、作者が又吉氏じゃなかったら
ただただ地味な小説として受け止められるのでは
そんな風に思ってしまったのは、少し嫌味かな
でもね、次にどんな本を書くのかなって
とても気になる本ではあったな

芦原すなおさんの
『雪のマズルカ』



直木賞作家・芦原すなおがおくる、華麗で力強い女探偵・
笹野里子を描いたハードボイルド作品。
夫の死後、彼女に残されたのは
未払いの家賃とリボルバーと調査資料、
そして苦い思い出だけ。
跡を継いで探偵となった彼女の下に訪れるのは、
一筋縄ではいかない依頼人たち。
果たして事件と謎にどう立ち向かっていくのか――。


少し前に読み終わっていたんだけど…
芦原すなおさんのミステリー小説はほんの少ししか読んでいない
そして、読んだ本が結構ほのぼの系のミステリー → こちら
なので、女性探偵のハードボイルドぶりに度肝を抜かれました
クールなんだよね、とっても
楽しみなシリーズです

    

昨日から左ひざの後ろが痛かったので
今日は、散歩をする日にしようと決めていたのです
久しぶりに、三岸好太郎美術館に行きました
31歳で夭折した天才画家の変容に
今回、改めて衝撃を受けてゆっくりと絵を見て回りました



初期の頃の「上海風景」では
遥か昔の小説からしか知らない中国の
佇まい、匂い、煙、音が感じられて身震いがしました



晩年の「飛ぶ蝶」は、美しく切なく
しばらくずっと動くことができなかった



近代美術館常設展示も見られるチケットを購入
北海道の画家、小谷博貞さんの特集
そして、シャガールの「パリの空に花」ほか、
数点の作品を見られたのは良かったな



ちょうどお昼になったので、
円山の徳光珈琲DONQのパンをいただき



お代わり珈琲を頂きながら読書タイム

帰りがけ、東光ストアで少し買い物をしたら
帰りに可愛い子に出会いました



帰りも大股でサクサク歩いて帰りました
走るようになってから、歩数計で歩数を図ることは
あまりやらなくなったけど、今日は久しぶりに測ってみたら
1万5千歩ほど、昔なら疲れていたかも



でもでも、歩くだけではそんなに疲れなくなりました
足腰、まだまだいけますね