香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

海賊とよばれた男(下)

2014-09-10 21:03:28 | 本のこと
百田尚樹さんの
『海賊とよばれた男(下)』



敵は七人の魔女(セブン・シスターズ)、
待ち構えるのは英国海軍。
敗戦後、日本の石油エネルギーを牛耳ったのは、
巨大国際石油資本「メジャー」たちだった。
日系石油会社はつぎつぎとメジャーに蹂躙される。
一方、世界一の埋蔵量を誇る油田をメジャーのひとつ
アングロ・イラニアン社(現BP)に
支配されていたイランは、国有化を宣言したため、
国際的に孤立し、経済封鎖で追いつめられる。
イギリスはペルシャ湾に軍艦を派遣。
両国の緊張が走る一触即発の海域に向けて、
一隻の日本のタンカー「日章丸」が
極秘裏に神戸港から出港した――。
世界を驚倒させた「日章丸事件」に材をとった、
圧倒的感動の歴史経済小説、ここに完結。


圧倒されるストーリーでした
実際にあった話なのだから尚更圧倒される
それでもあえて思ったのは
人は悪と善に別れるのか?ということ
ひとりひとりの心の中に悪と善が同居している
そう思うのです
凶悪な事件の犯人を覗いて
完璧な悪人も善人もいないのではないかな
だから人はいとおしいのではなかと思うのです
だから、この小説の主人公が
完璧なる善で、正しく、やさしい人としてしか
書かれていないようで違和感を感じました
こんなひねた眼で読まないで
素直に感動していたらいいのでしょうが
どうしても、できなかったです・・・



昨日、今日と事務所での仕事ではなく
打ち合わせで外にでることが多く
ランチにおいしいものを頂いてはいるけれど
なんだか気疲れしてしまい
また、体重が・・・・
すっかりブルーですわ



来年のほぼ日手帳もWEEKにしました
今年はシンプルなホワイトだったので
来年はちょっと可愛らしく
たくさん、楽しい出来事を記入できますように