香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

クレアモントホテル

2012-03-17 21:14:37 | 映画のこと
朝日新聞の沢木耕太郎さんが映画を紹介している欄で
読んでいて、みたいなぁと思っていた映画
『クレアモントホテル』

 英国はロンドンの街角に、
 あわただしい時代から取り残されたようなホテルがある
 ホテルの菜はクレアモント
 長期滞在型のこのホテルは、人生の終着点に近づいた人たちが、
 引き寄せられるようにやってくる
 彼らはそれぞれに孤独ながらもユーモアやウィットを忘れない
 パルフリー夫人もそのひとりだった
 ホテルの住人たちの関心は、だれが訪問してくるかということ
 しかし夫人のところには、娘も、孫も訪ねてくることはない
 ある日、小説家志望の青年と出会った夫人は
 彼に孫のふりをしてもらうことに。。。


年をとるということ、孤独ということ、やさしさ、好奇心
色々なことがあるこの映画の中のことが、心に染込んでくる
なんの事件もなく、淡々と進むお話の流れに身を任せて
やさしい、静かな気持ちになる
年をとることをおそれず、楽しんで、笑ってすごしていきたい
そんな風に思ってしまう映画でした