香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

ほかならぬ人へ

2010-03-31 20:30:32 | 本のこと
白石一文さんの直木賞受賞作
 『ほかならぬ人へ』
小説を読んでいて、こんなに涙がとめどなく出て来たのは久し振り
心に残るのは、東海さんの言葉
  生きていたらいろいろあるよ。でもね、何年か経ったらどんなことでも
  大したことじゃなかったって分かるから。人間はさ、そうやって毎回自
  分に裏切られながら生きていくしかないんだよ
読み進めていくごとに、胸がしめつけられるような感覚
読み終わって気付いたら、声を上げて泣いていた
でも、決して不幸なお話じゃない。
わたしは、人を信じたい、自分を信じたいと思ったな
一緒に掲載されていた『かけがえのない人へ』も好きだった
ここにいる自分が本当の自分ではないのか、、、
短いけれど、強烈なインパクトのある物語

白石さんの本は、この前読んだ『永遠のとなり』が初めてだと思っていたけど
再デビュー作の『一瞬の光』を読んでいたことに気付いた
この本は、なんだか良く分からずに、心に響くこともなく、
多分、古本屋さんか、尊敬する元上司のところに行ったか。。。
主人公が惹かれる女性の名前が ”香折” っていうんだよね
どっかで見た名前だわ~ 



大好きな『OL進化論』、もう30巻目となった
連載が始まってからもう22年も経ったとのこと
すごいなぁ、みんな変わらないもの

課長家族も、変わらずほのぼのとした笑いを誘ってくれたわ