ヘアサロン

きのう仕事の都合で初めて、ヘアサロンのスタッフの女性と話をした。
立ち仕事なこと、客の要望を満足させる技術とサービスが大変なことを私が話かけた。

するといろいろな話で盛り上がってしまった。
私の通っていたトコヤを1000円カットに切り替えた話をした。
古いトコヤの良くなかったところと同業他社との違いをまず説明した。
　　　①予約ができない
　　　②固定客を増やそうと努力しない。チラシをまかない。
　　　③お客の切った髪の毛をふんだまま作業している。
　　　④お客にかまわず、タバコを吸いながら作業をする。
それでも、40年くらいがまんしていた。

ところが、毎日自分でヒゲを剃るので駅前の1000円カットの店に行ってみた。
3軒あるが、一番明るい若いスタッフのいる店に入った。
どのスタッフも技術レベルが高く、愛想もよく気に入った。
かつ清潔で、客が店を出る時は全員作業しながら「ありがとうございます」という。


そういうことをヘアサロンのスタッフに話した。
4人の新人が入社したが3人辞めたらしい。
いろいろ質問してみた。
　　　①男女に手先の器用さは関係あるか？　　
　　　　関係ないが、訓練している年月が長いとある程度器用にはなる。
　　　②店のマスターは固定客を何人くらい持っているか？　
　　　　うちの店長は約200名！！！！！（すごい）
　　　③美容師の国家資格を取得すれば、この業界で生きてゆけるか？
　　　　とんでもない。
　　　　常に、新しいファッションやヘアーを雑誌で勉強して、個人的に
　　　　講習会などに参加して新しい技術を習得していかないと、
　　　　客の要望を満足できず、辞めざるを得なくなる。

ショックだった。どの業界も努力とセンスが必要なことを痛感した1日であった。