先日、Y先輩と朗読会に行って来た
横浜市青葉区のセンターであざみ野駅の近くだった
情報は朝日新聞の地方版のご案内にでていた
3月18日の日曜日で震災の翌週という企画であった
あの日以来人気となった「金子 みすづ」に焦点をあてた企画で
狭いホールに満員の観客であった
朗読は元宝塚ガールのこだま 愛さん
ピアノは田中 素子さんであった
45分ハーフで計90分の短い朗読会ではあったがなかなか良かった
みすづの生い立ちを追いながら、朗読やピアノの演奏、歌などで進行していた
前半はトントンと進んでいて特に何も思わなかった
ところが26歳で命を絶った彼女の終末に向かうにつれてこだまさんの思いが伝わってきた
娘を風呂に入れながら童謡を歌うみすづの姿を語ってくれた
とたんにその時の情景が頭に浮かびウルウルしてきた
そうしたら、語り部のこだまさんも涙を流しながら朗読しているではないか
心の純粋なひとなんだなあと思った
最後に話していたが、観客の聞く熱心さが伝わってきて感激してしまったという
それほど一言一言を真剣に聞いていた
朗読がこんなにも感情がこもるとは思ってもいなかった
同じ山口県出身の田中さんは仙崎の町の紹介をスライドを交えて話してくれた
発想の豊かさと締めの言葉が好きな私は、帰宅後にもう一度自分のもっている彼女の詩集を開いてみた
なんど読んでも良いものは良い
新しく知った詩の中では「帆」が良かった
もっともっと彼女の詩を読んでみたい
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