天使のエナジー

「すべてなるものの源」への、愛の告白

ガンに「ありがとう」(7)

2013-03-24 11:58:52 | ガンに「ありがとう」
セドさんから手かざしを受けた翌日。

まだ病院全体が活動を始める前の、朝のしじまの中、
ベッドで目を覚ました私に、ある変化が訪れました。

それは……生まれてこの方、一度も経験したことの
ない、不思議な感覚でした。

横たわった自分の体が、まるで潮が満ちていくよう
に、みるみる何かで満たされていき、活力にあふれ
た状態になるのが、はっきりと感じられたのです。

体は軽やかですがすがしく、気持ちは安らかで穏や
かで、一点の不安さえもどこかへ消え去ってしまった
よう。

そして、胸には新しい希望が次々と湧き、気力がみ
なぎっているのがわかりました。

そう、これは……

体全体に生命エネルギー、つまり、気が満ちている、
まさに完璧な状態なのだ。

そう直感しました。

その後、トイレに立った私は、おそらく人生で一度
きりの、「完璧な排便」というものを経験したのです。
(具体的な描写は自粛します。イマジネーションで
補っていただければ。)


自分の体にもたらされたこの完璧な状態に、私は
驚愕し、圧倒されました。

これなら、いかなる病気にも罹りようがない、そう思
えるほどでした。

この変化の原因は、あのセドさんの手かざし以外に
考えられません。

そしてこれが、私が今生において、生命エネルギー
というものを感じた初体験だったのです。

私はこの出来事を、様子を見に来てくれたルネさん
に話さないわけにはいきませんでした。

私の話を聞いたルネさんは、手かざしの効果が顕
われたことを喜んでくれ、私もこんな経験をさせて
もらったことに感謝したい気持ちでした。

本当に、私にとって貴重な経験だったと、今でも思
っています。

ところが、このこと自体は有難かったのですが、次
にルネさんが取ってきたアプローチに、私は正直、
困惑してしまいました。

ルネさんは私に、例の宗教への入信を勧めてきた
のです。

当然といえば当然の成り行きでしょうが……

果たして自分はどうしたいのか、即座には答えられ
ず、心は強風に煽られる柳のように揺れ動く私なの
でした。

(次回に続きます。)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ガンに「ありがとう」(6) | トップ | ガンに「ありがとう」(8) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ガンに「ありがとう」」カテゴリの最新記事