天使のエナジー

「すべてなるものの源」への、愛の告白

天使が見えるということ

2010-02-13 22:50:59 | ブックレビュー
ブックレビュー:
『エンジェル・イン・マイ・ヘア 天使はいつも あなたのそばに』
(ローナ・バーン著、壁谷さくら訳、ハート出版)

天使というのは、本来は肉体を持たない、エネルギー体だといわれ
ていますよね。

でも、人間の体をして、背中に翼をつけた姿を見たという話も、しば
しば耳にします。

この本の著者、ローナ・バーンさんは、幼い頃から天使のそういう姿
を見ることができたといいます。

自分の守護天使から、大天使ミカエル、天使エリヤ、エリシャ……そ
のほかさまざまな天使たちが、代わる代わる彼女の前に姿を現して
きたのだそうです。

子どものとき、そうした天使たちと遊んだり、おしゃべりしているロ
ーナを見て、母親は、彼女が「いつも自分だけの世界にいるようだ」
と感じていたようです。

そのことが誤解を与える原因となってしまったのでしょうか。二歳の
とき彼女は医師から、知的障害を持つと診断され、それがもとでいろ
いろと差別的な仕打ちを受けることになり……

彼女の心は深く傷ついたのでした。

けれども、そんな辛い思いを抱えながらも、彼女は天使を受け容れ、
天使とともに生きることを選んだのです。

それは、魂の癒しを求める人々に、天使の存在を知らせること、それ
を自分の使命だと信じているからでした。

そう信じるからこそ、通常、人間にはわからないはずの人の死期が予
期できてしまったりしても、それを知ったことの「重さ」に耐える勇気が
持てるのでしょう。

そして、天使たちの求める通り、死を迎えた魂を見守り、それが浄化
されるための手助けをしてきたのです。

そんな重要な役目を担っているからこそ、彼女には天使が見えるので
しょうね。

それにしても、ローナさんの描く天使たちの姿の、なんと美しいこと!

ある日、「癒しの天使の祈り」を伝えるためにやって来たミカエルの姿
を、彼女はこう描写しています。


 金色の冠、金と黒のベルトを身につけ、白と金のゆったりとひだの寄
ったローブは膝の上まで垂れています。そして手には巻物。肩までの
髪は、そよ風に吹かれているかのようになびいています。
 革の編み上げサンダルが脚を覆い、両くるぶしには金色の十字架が
揺れています。サファイアブルーの目はキラキラ輝き、顔には天上の
微笑を浮かべています。ミカエルは信じられないほど明るい光を放って
いました。(本書、280頁)


もしこんな姿の天使が目の前に現れたら……卒倒してしまいそう。

ミカエル一人でも並々ならぬエネルギーを感じさせますが、莫大な数
の天使たちが高い空から下降してくる場面を描いた最終章は、まさに
荘厳な空気に満ちています。

最愛の夫を亡くしたばかりのローナのために、美しい、白と金に彩られ
た天使たちの群れが姿を現したのです。

彼ら(彼女ら?)がローナにくれたプレゼントとは……?

この答えは、ぜひご自分で確かめてみてくださいね。

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2 コメント

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感動しました (はな)
2010-10-09 23:26:07

私も読みました。
他の天使関連のほんわかした本とは違い、実に明確な描写がされています。
癒しが必要とされる今の時代に明かされるべき内容だったと思います。

しかし、ロージーさんが前半に書かれている
>子どものとき、そのことを口に出した彼女は、知的障害を持つと誤解
され、差別的な仕打ちを受けることになり……

は違っていませんか?
子どもの頃は誰にも告げていない筈です。
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はなさん (ロージー)
2010-10-10 16:25:02
はじめまして。読んでくださってありがとうございます。

はなさんの指摘してくださったことを確かめようと、もう一度この本を手にとってみました。

残念ながら、今すぐに始めから終わりまで見直すことはできないのですが、確かに冒頭の部分(11頁)に、(自分が天使が見えることを何十年ものあいだ「ほとんど誰にも打ち明けてきませんでした」と書いてあります。ですから、はなさんのおっしゃることが正しいのでしょうね。正確でない情報を載せてしまったことをお詫びし、訂正することにします。

著者のローナさんは、天使のことを誰にも話せない、見えることをわかってもらえないという苦しさをずっと抱えて生きてきたのですね。それがいかに重いことだったか、想像するに余りあり、という思いがします。

私はローナさんが見えるような、人の姿に翼を持った天使が見えるわけではありませんが、2年ほど前から、自分の周りで動いているエネルギーや光を目にするようになりました。でも、やはりそのことを話せる相手は身の回りにはほとんどいません。思い切って話しても、本気になって聞いてくれる人もほとんどありません。たった2年しかたっていないけれど、本当に言いたいこと、聞いてもらいたいことを押さえつけて
いなければならないのはつらいなあと感じることもあります。
そういうわけで、誰かに直接話すことが出来ない代わりに、いいえ、だからこそ、こうしてブログを書くことを選んでいるのだと思います。
もしかしたら、それは、自分が生まれる前に決めてきたプランだったのかもしれない、そんな気がしています。


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