また一週間以上、空いてしまったけれど…
気を取り直して、前回までの話を続けま
す。
新型コロナウイルスで社会活動の抑制を余
儀なくされる中……
できるだけ虫歯の悪化を防ぐため、素人と
してできることは何かないかと、模索する
中で、
小峰一雄著『自然治癒力が上がる食事』
(YUSABUL)
という本に行き着き、知り得たあらましを
お伝えしようとしています。
すでに2回、アップしているのですが…
実は、前回(5/15)の記事の最後の部分
に、重大な書き間違いがありました。
「その厄介なDFTを引き起こす…」
と書いてしまったのですが、これは、
「その厄介なDFTの逆流を引き起こす…」
と書くべきところでした。
まさに、まったく「逆」の意味になってお
りました。
間違ったことをお伝えしてしまい、大変申
し訳ありませんでした。(この箇所は、本
日、訂正しました。)
それで、このDFTですが(Dentinal Fluid
Transport)、日本語では「象牙質内の液
体移送システム」と呼ばれているそうで
す。
DFTは、歯のヒビの修復、黒ずみの改善、
歯周病の予防などの働きをしてくれる重要
なしくみで……
歯の内部から外部へと液体がしみ出すのが
正常な流れなのですが、何らかの要因によ
ってそれが逆流し、虫歯や全身の病気の原
因になってしまうことがあります。
その「逆流」のスイッチになる要因が、本
書には5つ挙げてあり……
そのトップが「砂糖の摂取」になっていま
す。
なぜ、砂糖を摂るとDFTの逆流が起こるの
か。
本書には、次のように説明されています。
みなさんの中にも「甘いものを食べると虫
歯が痛む」という経験をしたことがある人
もいると思いますが、これこそ砂糖がDF
T逆流のスイッチを入れたからにほかなり
ません。本来、歯の内側から口の中へと流
れ出ている液体が、砂糖の摂取をきっかけ
に逆流を始めます。すると口の中の細菌が
歯の中に入り込み、歯の神経を刺激するの
です。(本書、23頁。)
これを読んで、ああ、なるほど、と思いま
した。
私の経験からも、甘いお菓子などを食べた
時、歯がしみたり、痛みを感じたりしたこ
とがよくあったからです。
そして、本書では、虫歯予防の重要な方法
として、「シュガーコントロール」(砂糖
を摂る量を減らすこと)、または「シュガ
ーカット」(砂糖をまったく摂らないこ
と)を勧めています。
「砂糖をまったく摂らない」のは、(料理
の調味料として使われていたりするので)
無理かも知れないけれど……
スイーツなど、間食として食べていたもの
をやめれば、摂取量を抑えることはできる
のでは?
そう考えた私は、早速「シュガーコントロ
ール」を開始しました。
それで親知らずの虫歯の進行が少しでも食
い止められるなら……そんな一心でした。
それから、かれこれ一月。
幸い、痛みは出ていません。
それに、歯がしみることも、以前よりは減
っているようです。
本当に進行が抑制されているかは、歯医者
さんに診てもらわないとわかりませんが…
自分の感覚では、悪化は抑えられているよ
うに思われます。
私は元々、甘いものは好きなほうで、ケー
キやクッキーをおやつに食べるのが生活の
楽しみの一つだったので、……
それを我慢できるかなと、最初はちょっと
自信がありませんでしたが、……
実際、始めてみたら、ほとんど苦労せずに
「シュガーコントロール」ができていま
す。
不思議なもので、しばらく食べないでいる
うちに、体が慣れたのか、別段、甘いもの
を欲しなくなりました。
そして……
「シュガーコントロール」には、もう一つ
うれしい効果があるのです。
それは、お肌がきれいになること。
本書の著者である小峰一雄氏は、次のよう
に述べています。
シュガーコントロールやシュガーカットを
実践すると、虫歯が予防できるだけでな
く、「肌がきれいになった」「疲れにくく
なった」と、良いほうに体調の変化を感じ
る方が多くおられます。その結果、砂糖が
体に悪いと実感し、そのままシュガーコン
トロールを続ける人も多いのです。砂糖が
身心に及ぼす影響は大きく、私は長年の経
験から、女性の患者さんの肌を見ただけ
で、甘党かどうかすぐに分かります。
(本書、32頁。)
砂糖を摂らない人の肌は、「赤ちゃんのよ
うな透明感とみずみずしさ」があるのに対
し、甘党の人の肌は「乾燥してかなり荒れ
て」いるのだそうです。
小峰先生のクリニックでは、希望者に、シ
ュガーカットのBefore and Afterの写真を
撮って、その変化を実感してもらっている
とか。
私の肌はというと……
確実にシュガーコントロールの成果だとは
断言できませんが……
肌の手触りが以前よりもっちりとしてきた
し、シミが若干薄くなってきたように思い
ます。
さらに……
顔に、非常に細くて透明な「産毛」が生え
てきたのです。(光が当たるとキラキラし
て、きれい!)
顔の産毛は、スキンケアやメイクには邪魔
になる面もありますが……
本来、生えているはずのものだとすれば…
今まで生えることができない状態であった
のに、シュガーコントロールのおかげで体
調が整ったことで生え始めた、という可能
生もあるのでは?
この推察が正しいのかどうか、素人には何
とも言えませんが、もう少し肌の状態を長
期的に観察してみたいと思っています。
本書には、この他にも、歯と全身の健康・
病気予防に関する貴重な情報がたくさん収
められています。(どの歯を抜くとどんな
臓器に影響が及ぶか、ということ、など
など。)
関心がおありの方は、ぜひお手に取ってみ
られることをお薦めします。
新型コロナウイルスをめぐる状況も、日々
変化し、新しい展望が見えてきていますね。
遠からず、心に負担を感じることなく歯科
を受診できる日が来ることでしょう。
一日も早く、そんな日が訪れますように!
気を取り直して、前回までの話を続けま
す。
新型コロナウイルスで社会活動の抑制を余
儀なくされる中……
できるだけ虫歯の悪化を防ぐため、素人と
してできることは何かないかと、模索する
中で、
小峰一雄著『自然治癒力が上がる食事』
(YUSABUL)
という本に行き着き、知り得たあらましを
お伝えしようとしています。
すでに2回、アップしているのですが…
実は、前回(5/15)の記事の最後の部分
に、重大な書き間違いがありました。
「その厄介なDFTを引き起こす…」
と書いてしまったのですが、これは、
「その厄介なDFTの逆流を引き起こす…」
と書くべきところでした。
まさに、まったく「逆」の意味になってお
りました。
間違ったことをお伝えしてしまい、大変申
し訳ありませんでした。(この箇所は、本
日、訂正しました。)
それで、このDFTですが(Dentinal Fluid
Transport)、日本語では「象牙質内の液
体移送システム」と呼ばれているそうで
す。
DFTは、歯のヒビの修復、黒ずみの改善、
歯周病の予防などの働きをしてくれる重要
なしくみで……
歯の内部から外部へと液体がしみ出すのが
正常な流れなのですが、何らかの要因によ
ってそれが逆流し、虫歯や全身の病気の原
因になってしまうことがあります。
その「逆流」のスイッチになる要因が、本
書には5つ挙げてあり……
そのトップが「砂糖の摂取」になっていま
す。
なぜ、砂糖を摂るとDFTの逆流が起こるの
か。
本書には、次のように説明されています。
みなさんの中にも「甘いものを食べると虫
歯が痛む」という経験をしたことがある人
もいると思いますが、これこそ砂糖がDF
T逆流のスイッチを入れたからにほかなり
ません。本来、歯の内側から口の中へと流
れ出ている液体が、砂糖の摂取をきっかけ
に逆流を始めます。すると口の中の細菌が
歯の中に入り込み、歯の神経を刺激するの
です。(本書、23頁。)
これを読んで、ああ、なるほど、と思いま
した。
私の経験からも、甘いお菓子などを食べた
時、歯がしみたり、痛みを感じたりしたこ
とがよくあったからです。
そして、本書では、虫歯予防の重要な方法
として、「シュガーコントロール」(砂糖
を摂る量を減らすこと)、または「シュガ
ーカット」(砂糖をまったく摂らないこ
と)を勧めています。
「砂糖をまったく摂らない」のは、(料理
の調味料として使われていたりするので)
無理かも知れないけれど……
スイーツなど、間食として食べていたもの
をやめれば、摂取量を抑えることはできる
のでは?
そう考えた私は、早速「シュガーコントロ
ール」を開始しました。
それで親知らずの虫歯の進行が少しでも食
い止められるなら……そんな一心でした。
それから、かれこれ一月。
幸い、痛みは出ていません。
それに、歯がしみることも、以前よりは減
っているようです。
本当に進行が抑制されているかは、歯医者
さんに診てもらわないとわかりませんが…
自分の感覚では、悪化は抑えられているよ
うに思われます。
私は元々、甘いものは好きなほうで、ケー
キやクッキーをおやつに食べるのが生活の
楽しみの一つだったので、……
それを我慢できるかなと、最初はちょっと
自信がありませんでしたが、……
実際、始めてみたら、ほとんど苦労せずに
「シュガーコントロール」ができていま
す。
不思議なもので、しばらく食べないでいる
うちに、体が慣れたのか、別段、甘いもの
を欲しなくなりました。
そして……
「シュガーコントロール」には、もう一つ
うれしい効果があるのです。
それは、お肌がきれいになること。
本書の著者である小峰一雄氏は、次のよう
に述べています。
シュガーコントロールやシュガーカットを
実践すると、虫歯が予防できるだけでな
く、「肌がきれいになった」「疲れにくく
なった」と、良いほうに体調の変化を感じ
る方が多くおられます。その結果、砂糖が
体に悪いと実感し、そのままシュガーコン
トロールを続ける人も多いのです。砂糖が
身心に及ぼす影響は大きく、私は長年の経
験から、女性の患者さんの肌を見ただけ
で、甘党かどうかすぐに分かります。
(本書、32頁。)
砂糖を摂らない人の肌は、「赤ちゃんのよ
うな透明感とみずみずしさ」があるのに対
し、甘党の人の肌は「乾燥してかなり荒れ
て」いるのだそうです。
小峰先生のクリニックでは、希望者に、シ
ュガーカットのBefore and Afterの写真を
撮って、その変化を実感してもらっている
とか。
私の肌はというと……
確実にシュガーコントロールの成果だとは
断言できませんが……
肌の手触りが以前よりもっちりとしてきた
し、シミが若干薄くなってきたように思い
ます。
さらに……
顔に、非常に細くて透明な「産毛」が生え
てきたのです。(光が当たるとキラキラし
て、きれい!)
顔の産毛は、スキンケアやメイクには邪魔
になる面もありますが……
本来、生えているはずのものだとすれば…
今まで生えることができない状態であった
のに、シュガーコントロールのおかげで体
調が整ったことで生え始めた、という可能
生もあるのでは?
この推察が正しいのかどうか、素人には何
とも言えませんが、もう少し肌の状態を長
期的に観察してみたいと思っています。
本書には、この他にも、歯と全身の健康・
病気予防に関する貴重な情報がたくさん収
められています。(どの歯を抜くとどんな
臓器に影響が及ぶか、ということ、など
など。)
関心がおありの方は、ぜひお手に取ってみ
られることをお薦めします。
新型コロナウイルスをめぐる状況も、日々
変化し、新しい展望が見えてきていますね。
遠からず、心に負担を感じることなく歯科
を受診できる日が来ることでしょう。
一日も早く、そんな日が訪れますように!