窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・次回第29週の定点予報は0.03人です。・内部被ばく量は1~2m・Sv程度??

2011-07-25 01:09:46 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第22週( 5月30日~ 5日)・全国平均が定点0.82人で流行終息。     
        ・・・・・       
 ・第28週( 7月11日~17日)・沖縄は流行レベル継続       
 ・第29週( 7月18日~24日)      
 ・第30週( 7月25日~31日)       ・・・・今週・・・・         

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(5週移動平均)%
               22週   23週   24週  25週   26週  27週
   A(H1)pdm      0     0     0     0     0     0
   A(H3)         35    23    50    14    15    14
   B             65    77    50    86    85    86

 今シーズンの現状累積での占有率です。

   A(H1)pdm     53.0%  (減少)
   A(H3)         32.1%  (横ばい)
   B             14.9%  (横ばい)

 新型インフルエンザは占有率で8週連続の0%です。

 新型くん消滅の可能性がでてきましたね。

 ・定点状況推移(人)
               23週   24週   25週  26週   27週  28週
  2011年定点データ  0.53  0.29  0.17  0.10  0.06  0.04

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第26週( 6月27日~ 3日)     0.10人      491人   (0.47万人)
 ・第27週( 7月 4日~10日)     0.06人      270人   (0.25万人)
 ・第28週( 7月11日~17日)     0.04人      211人   (0.20万人)

 ・患者報告数の予報です。
  ・第29週( 7月18日~24日)     0.03人      161人    0.16万人

  ・25日                      0.004人              0.02万人
  ・26日                      0.004人              0.02万人
  ・第30週( 7月25日~31日)     0.03人      132人    0.13万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値) 1380.4万人   

  内、新型インフルエンザの累積患者数      690.6万人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第29週( 7月24日)               1380.4万人  
  ・第30週( 7月31日)               1380.5万人  

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第26週( 6月27日~ 3日)  0.11人    0.10人    +3.7%
 ・第27週( 7月 4日~10日)  0.06人    0.06人    +5.2%
 ・第28週( 7月11日~17日)  0.03人    0.04人   -23.2%

 今回の定点合計報告数は211人で、当ブログ予報は162人でした。

 今回予報誤差はー23.2%になり、予報誤差範囲を外れました。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.3%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は1600人程です。、

PS

・・福島原発事故関係・・

・・7月24日状況・・

コメント

・・放射線状況

・・・原発北西20km超え地点での推移(文科省発表)

15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外)   北西20Km地点
            ・・・300μ・Sv/H(車内)   

16日~4月15日の単純合計・・・2978.0μ・Sv/H     
16日~5月22日の単純合計・・・1581.4μ・Sv/H     
23日~6月29日の単純合計・・・1451.2μ・Sv/H     
30日~7月 9日の単純合計 ・・・370.0μ・Sv/H     
10日~ 19日の単純合計 ・・・351.0μ・Sv/H     

18日・・・34.0μ・Sv/H      19日・・・32.0μ・Sv/H
20日・・・33.0μ・Sv/H      21日・・・36.0μ・Sv/H
                     以上( )内数値は実測値からの推定値です。

21日予測値・・31.8μ・Sv/H  実測36.0μ・Sv/H  予測誤差ー11.7% 
22日予測値・・32.8μ・Sv/H  実測36.0μ・Sv/H  予測誤差 ー8.9% 
23日予測値・・35.8μ・Sv/H  実測36.0μ・Sv/H  予測誤差 ー0.6% 
24日予測値・・35.8μ・Sv/H
25日予測値・・35.8μ・Sv/H

 ・・・3月15日15時からの推定積算放射線量

本日終了時点     推定値・・・175091μ・Sv (175.1m・Sv

到達実績
126m・Sv・・・5月31日(計画避難最終予定日)
154m・Sv・・・6月30日

到達予報
179m・Sv・・・7月31日
345m・Sv・・・爆発から1年後

政府予報  ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
376m・Sv・・・来年3月11日(地震から1年後)


・・・原発北西30km超え地点での推移(文科省発表)
   以下、すべて北西30km超え地点

15日PM・・・(147μ・Sv/H)   

16日~4月24日の単純合計・・・1918.2μ・Sv/H     
25日~6月 3日の単純合計・・・773.6μ・Sv/H     
 4日~  23日の単純合計・・・466.5μ・Sv/H     
24日~7月 3日の単純合計・・・218.1μ・Sv/H     
 4日~  13日の単純合計・・・218.1μ・Sv/H     

14日・・・ 17.9μ・Sv/H      15日・・・16.6μ・Sv/H
16日・・・ 15.3μ・Sv/H      17日・・・17.5μ・Sv/H
18日・・・ 17.1μ・Sv/H      19日・・・17.1μ・Sv/H
20日・・・ 16.9μ・Sv/H      21日・・・16.7μ・Sv/H
                     以上( )内数値は実測値からの推定値です。

21日予測値・・17.1μ・Sv/H  実測16.7μ・Sv/H  予測誤差 +2.4% 
22日予測値・・16.9μ・Sv/H  実測16.7μ・Sv/H  予測誤差 +1.2% 
23日予測値・・16.7μ・Sv/H  実測21.6μ・Sv/H  予測誤差-22.7% 
24日予測値・・16.7μ・Sv/H
25日予測値・・21.6μ・Sv/H

 ・・・3月15日15時からの推定積算放射線量

本日終了時点   最大推定値・・・92755μ・Sv (92.8m・Sv

到達実績
65m・Sv・・・5月31日(計画避難最終予定日)
81m・Sv・・・6月30日

到達予報
95m・Sv・・・7月31日
180m・Sv・・爆発から1年後

政府予報  ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
208m・Sv・・来年3月11日(地震から1年後)


・・福島市の状況(原発から北西65km地点)(文科省発表)

15日・・・24μ・Sv/H  

16日~4月25日の単純合計・・・166.39μ・Sv/H     
26日~6月 3日の単純合計・・・64.8μ・Sv/H     
 4日~  23日の単純合計・・・30.61μ・Sv/H     
24日~7月 3日の単純合計・・・13.32μ・Sv/H     
 4日~  13日の単純合計・・・16.2μ・Sv/H     

14日・・・1.60μ・Sv/H      15日・・・1.60μ・Sv/H     
16日・・・1.60μ・Sv/H      17日・・・1.70μ・Sv/H     
18日・・・1.50μ・Sv/H      19日・・・1.50μ・Sv/H     
20日・・・1.60μ・Sv/H      21日・・・1.50μ・Sv/H     

21日予測値・・1.49μ・Sv/H  実測1.50μ・Sv/H  予測誤差 -6.7%   
22日予測値・・1.59μ・Sv/H  実測1.50μ・Sv/H  予測誤差 +6.0%   
23日予測値・・1.49μ・Sv/H  実測1.60μ・Sv/H  予測誤差 ー6.9%   
24日予測値・・1.49μ・Sv/H  
25日予測値・・1.59μ・Sv/H  

・・・3月15日17時からの推定積算放射線量

本日終了時点   積算最大推定値・・・7966μ・Sv (7.97m・Sv

到達実績
6.0m・Sv・・・5月31日(計画避難最終日)
7.1m・Sv・・・6月30日

到達予報
8.1m・Sv・・・6月28日
16.0m・Sv・・爆発から1年後

政府予報  ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
25.0m・Sv・・来年3月11日(地震から1年後)

福島市を含めて、郡山、本宮、二本松、伊達など65km圏内は残念ですが場所に
よっては十分に安全とは言い切れずグレーゾーンの模様です。


以上より一般人の年間許容量と現状をまとめます。

一般住民、原発の一般職員で1m・Sv(日本の法律での取り決め。)
自然界からの年間放射線量は世界平均で2.4m・Sv(日本平均は1.5m・Sv)

・・日本在住の米国民(80km避難)の被ばく量は本日終了時点で2.88m・Sv

原発作業員(女性)は3か月で5m・Svが上限。
放射線管理区域 年間で5.2m・Sv以上(3か月で1.3m・Sv以上)

・・福島市(北西65km)の本日終了時点での被ばく量は7.97m・Sv

アメリカ国民は10m・Svまで。
原子力安全委員会ルールでは10m・Sv~は屋内退避が必要。

放射線作業従事者(病院など)は20m・Sv
自衛隊員で20m・Sv(今回の最大被ばく量は82.7m・Sv)
計画避難基準は建前上20m・Svに設定。(ICRP勧告の最大値を採用)
保安院と原安委の本音は「一般人でも48.5m・Svを我慢しろ」というもの。
           (この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)

消防署員は30m・Sv・・(今回ハイパー レスキュー隊員最大被ばく量27m・Sv)

原発作業員は通常は1年間の最大値が50m・Svまで。(日本、アメリカ)
原子力安全委員会ルールでは50m・Sv~は避難が必要。

・・本日終了時点での北西30km超え地点の被ばく量92.8m・Sv

100m・Sv・・・後日の健康被害の発生が心配される値でもあります。
       (がんによる死亡率が0.5%ほど増加するという情報あり。)

・・本日終了時点での北西20km超え地点の被ばく量175.1m・Sv

200m・Sv・・・数種のがんによる過剰死亡率の有意な上昇が認められる。
         (国連委員会UN94A406参照、放射線と健康・岩波新書より)

600m・Sv・・・数種のがんによる過剰死亡率が3%増加。
   ・・・どうやら200m・Sv増加するごとにがんによる死亡率は1%増加の模様。

コメント

先行調査の122人の内部被ばく量、全員が1m・Sv未満とのことです。

調査対象には屋内退避やその外側の計画避難の方々も入っていると思います。


1m・Sv未満は分かったのですが、前提とした推定条件も明らかにして欲しい
ものですね。

甘い推定とシビアな推定ではかるく3~4倍の差が生まれますよねえ、放線研さん。

東電はそれで引っかかったのでしたよね、国の基準に。

何にせよ、結果だけでは十分ではありませんね。


それから、どうやら検出されたのはセシウムだけで、ヨウ素は検出能力以下の
値の様ですね。

実際はセシウムのみを体内に取り込んだとは考えにくいので、ヨウ素もたぶん
取り込んだのでしょうね。

でも爆発から4か月近く経ちますので、ヨウ素はすでにほとんどが崩壊済みだった
のでしょうか。(この件詳細は7月2日記事を参照願います。)


そうすると最悪は1m・Sv未満ではなくて2m・Sv程度は内部被ばくしている可能性
は残ります。

このあたりも解説が十分ではありませんね。


そうそう、もちろん今回の検査ではどれだけ外部被ばくしたかは分かりません。

放射線医学研究所が住民にやさしければ外部被ばくの推定もやってくれるとは
思うのですが、実際はどうでしょうか。

報道を見ている限りでは、推定してくれていませんねえ。

今回の調査の結果表に外部被ばくの推定量が記入されていなければ、それは
住民の外部被ばく量は永遠に闇の中」ということを意味していますね、高木さん。

やっぱり「逃げるが勝ち」でしたか、ホームズさん。

・・注意情報 ・・

窓際日記の最大推定と政府想定方法による本日終了時点で緊急避難、避難
及び計画避難、屋内退避の原発北西方向の対象範囲です。

但し政府の想定方法は安全委員会係数0.6が前提です。
    (安全委員会係数0.6については4月20日、21日記事を参照願います。)

                窓際日記推定   政府想定方式   政府発令指示
緊急避難(100m・Sv以上)・・30km以内   (・・・22Km以内)

 避難  (50m・Sv以上)・・・40Km以内   ・・・32Km以内   20km以内

計画避難(20m・Sv以上)・・・53km以内   ・・・45Km以内   45km以内    

屋内退避(10m・Sv以上)・・・63km以内   ・・・55Km以内   (30km以内)

法律遵守(1m・Sv以下) ・・・96km以遠   (・・・88Km以遠)(赤字は数値更新)

現時点での窓際計算では30km以内は緊急避難エリアに突入です。(レッドゾーン)

32km以内では政府想定方法ですでに避難限界に到達しているのがわかります。

汚染わらの存在から推定すると、ホットスポットはほぼ150km圏を想定する
必要がありそうです。


5月31日現在で、計画避難対象者1万人のうち8千人が避難終了。
いまだ避難していない人が2000人います。

6月21日現在で飯舘村残留者431名(人口の7%)。


窓際日記推定は原発爆発以後の終日屋外での積算放射線量になります。

政府の計算は平均値狙いで、窓際日記の計算は最大値を求めるようにしています。

窓際計算の心は「住民サイドに立った計算」ということですね。

以上、御参考にしていただければと思います。

PPS

中国で残念な事故が起きました。

高速鉄道の初期故障による人身事故です。

多くの方が亡くなった模様ですが、中国は経済発展の真っ只中。

いつぞやの日本のように「いけいけどんどん」状態ですか。

何にせよ急ぐと事故は起こりがちになります。

なくなった方のご冥福をお祈りします。


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