窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・今シーズン患者数1370万人超え・「津波てんでんこ」と同じです。

2011-05-19 01:32:17 | Weblog
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・東北関東大地震の被害にあわれた皆様方にお見舞いを申し上げます。・
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・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第18週( 5月 2日~ 8日)・GW・3つの県が注意報レベル継続。                                     
 ・第19週( 5月 9日~15日) 
 ・第20週( 5月16日~22日)       ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
     ・・・中期予報・・・
 ・第22週~23週(6月上旬) ・全国平均が定点1.00人を切り、流行終息。
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(3週移動平均)%
               13週   14週   15週  16週   17週  18週
   A(H1)pdm      3     0     0     1     2     2
   A(H3)         52    55    33    35    41    42
   B             45    45    65    64    57    56

 新型が2%で、A香港型も42%で横ばい継続です。

 B型も56%で横ばいです。

 今シーズンの現状累積での占有率です。

   A(H1)pdm     55.8%
   A(H3)         32.0%
   B             12.2%

 ・定点状況推移(人)
               13週   14週   15週  16週   17週  18週
  2011年定点データ 10.02  6.35  6.42  7.56  6.75  3.38

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第16週( 4月18日~24日)     7.56人    36993人    35万人
 ・第17週( 4月25日~ 1日)     6.75人    32966人    32万人
 ・第18週( 5月 2日~ 8日)     3.38人    16531人    17万人

 ・患者報告数の予報です。
  ・第19週( 5月 9日~15日)     3.22人    15605人   15.8万人

  ・19日                      0.30人               1.5万人
  ・20日                      0.29人               1.4万人
  ・第20週( 5月16日~22日)     2.11人    10228人   10.3万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値) 1370.8万人   
  (今シーズンの合計です。)      

  内、新型インフルエンザの累積患者数      690.8万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2765.7万人  100人に21.7人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第20週( 5月22日)               1374.8万人  

・入院状況(第18週)
 今シーズン
 ・重症化(合計)      451人( 5月 8日現在)    重症化率  0.0033%
 ・重症化(新型分)    240人( 5月 8日現在)    重症化率  0.0035%

 ・死亡(含む疑い例)   182人( 5月 8日現在)     致死率   0.0013%

       今シーズン              先シーズン
 重症化率・・・・0.0033%          0.0075%
 致死率・・・・・・0.0013%          0.00097%

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第15週( 4月11日~17日)  4.02人    6.42人   -38.0%
 ・第16週( 4月18日~24日)  5.66人    7.56人   -25.9%
 ・第17週( 4月25日~ 1日)  7.49人    6.75人   +11.1%

 今回の定点合計報告数は32966人で、当ブログ予報は36620人でした。

 今回予報誤差は+11.1%になり、予報誤差範囲内でした。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.5%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は12万人程です。、

 新型は2%、A香港型は42%、B型は56%の占有率です。


 新型インフルの2009年の流行からの累積患者数は2765.7万人で、
 これまでに100人に21.7人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1873万人で、100人に77.0人が感染したことになります。

 成人は891万人で、100人に8.6人が感染したことになります。

PS

・・福島原発事故関係情報・・

・・5月18日状況・・

1号機、津波到着後16時間でメルトダウンか。

2号機に始めて人が入る。放射線強度最大の場所で50m・Sv/H。

・・放射線状況

・・・原発北西20km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)

15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外)   北西20Km地点
            ・・・300μ・Sv/H(車内)   

16日~23日の単純合計・・・(1549.8μ・Sv/H)     
24日~4月12日の単純合計・・・1296.6μ・Sv/H     
13日~ 15日の単純合計 ・・・(131.6μ・Sv/H)     
16日~5月2日の単純合計 ・・・726.2μ・Sv/H     
 3日~ 12日の単純合計 ・・・449.4μ・Sv/H     

13日・・・37.2μ・Sv/H      14日・・・42.4μ・Sv/H
                     以上( )内数値は実測値からの推定値です。

15日予測値・・37.0μ・Sv/H  実測40.6μ・Sv/H  予測誤差 -8.9% 
16日予測値・・42.1μ・Sv/H  実測39.8μ・Sv/H  予測誤差 +5.8% 
17日予測値・・40.3μ・Sv/H  実測43.5μ・Sv/H  予測誤差 ー7.4% 
18日予測値・・39.6μ・Sv/H
19日予測値・・43.2μ・Sv/H

 ・・・15日15時からの推定積算放射線量

本日終了時点     推定値・・・114991μ・Sv (115.0m・Sv)

到達予報
118m・Sv・・・5月22日(計画避難最終日)
149m・Sv・・・6月22日
345m・Sv・・・爆発から1年後

政府予報  ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
376m・Sv・・・来年3月11日(地震から1年後)

3月20日終了時点で被ばく量が計画避難基準の20m・Svを超えてます。

4月19日終了時点で被ばく量が避難基準の50m・Svを超えてます。

    但し避難の日にちの推定には安全委員会係数0.6を使用
    (安全委員会係数0.6については4月20日、21日記事を参照願います。)

・・・原発北西30km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
   以下、すべて北西30km超え地点

15日PM・・・(147μ・Sv/H)   

16日~4月 4日の単純合計・・・1414.5μ・Sv/H     
 5日~  24日の単純合計・・・503.7μ・Sv/H     
25日~5月 4日の単純合計・・・197.9μ・Sv/H     

 5日・・・ 20.2μ・Sv/H     6日・・・20.5μ・Sv/H
 7日・・・ 21.1μ・Sv/H     8日・・・19.3μ・Sv/H
 9日・・・ 20.1μ・Sv/H      10日・・・22.4μ・Sv/H
11日・・・ 19.3μ・Sv/H      12日・・・23.4μ・Sv/H
13日・・・ 17.2μ・Sv/H      14日・・・22.6μ・Sv/H
                     以上( )内数値は実測値からの推定値です。

15日予測値・・16.9μ・Sv/H  実測17.3μ・Sv/H  予測誤差 -2.3% 
16日予測値・・22.3μ・Sv/H  実測20.4μ・Sv/H  予測誤差 +9.3% 
17日予測値・・17.0μ・Sv/H  実測22.0μ・Sv/H  予測誤差ー22.7% 
18日予測値・・20.1μ・Sv/H
19日予測値・・21.7μ・Sv/H

 ・・・15日15時からの推定積算放射線量

本日終了時点   最大推定値・・・59769μ・Sv (59.8m・Sv)

到達予報
61m・Sv・・・5月22日(計画避難最終日)
72m・Sv・・・6月22日
180m・Sv・・爆発から1年後

政府予報  ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
208m・Sv・・来年3月11日(地震から1年後)

4月2日終了時点で被ばく量がすでに計画避難基準の20m・Svを超えてます。
            (但し避難の日にちの推定には安全委員会係数0.6を使用)

・・福島市の状況(原発から北西65km地点)

データは福島市役所の値と文科省データ、新聞データを使用。

15日・・・24μ・Sv/H  

16日~4月 5日の単純合計・・・127.25μ・Sv/H     
 6日~  25日の単純合計・・・39.14μ・Sv/H     
26日~5月5日の単純合計・・・17.3μ・Sv/H     

 6日・・・1.70μ・Sv/H       7日・・・1.70μ・Sv/H     
 7日・・・1.70μ・Sv/H       8日・・・1.70μ・Sv/H     
 9日・・・1.70μ・Sv/H      10日・・・1.70μ・Sv/H     
11日・・・1.70μ・Sv/H      12日・・・1.70μ・Sv/H     
13日・・・1.70μ・Sv/H      14日・・・1.70μ・Sv/H     

15日予測値・・1.68μ・Sv/H  実測1.60μ・Sv/H  予測誤差 -1.2%
16日予測値・・1.68μ・Sv/H  実測1.70μ・Sv/H  予測誤差 -1.2%
17日予測値・・1.68μ・Sv/H  実測1.70μ・Sv/H  予測誤差 -1.2% 
18日予測値・・1.68μ・Sv/H  
19日予測値・・1.68μ・Sv/H  

・・・15日17時からの推定積算放射線量

本日終了時点   積算最大推定値・・・5553μ・Sv (5.55m・Sv)

到達予報
6.1m・Sv・・・6月 2日
7.1m・Sv・・・7月 2日
16.0m・Sv・・爆発から1年後

政府予報  ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
25.0m・Sv・・来年3月11日(地震から1年後)

福島市を含めて、郡山、本宮、二本松、伊達など65km圏内は残念ですが場所に
よっては十分に安全とは言い切れずグレーゾーンの模様です。


以上より一般人の年間許容量と現状をまとめます。

・・4月18日より福島入りの原安委の先生方の本日終了時被ばく量0.927m・Sv

一般人で1m・Sv(日本の法律での取り決め。でも建前かい枝野さん?)
原発作業員(女性、妊娠中)は年間で1m・Svが上限。

・・日本在住の米国民(80km避難)の被ばく量は本日終了時点で2.04m・Sv

自然界からの年間放射線量は世界平均で2.4m・Sv(日本平均は1.5m・Sv)
原発作業員(女性)は3か月で5m・Svが上限。

・・福島市(北西65km)の本日終了時点での被ばく量は5.55m・Sv

アメリカ国民は10m・Sまで。
原子力安全委員会ルールでは10m・Sv~は屋内退避が必要。

ドイツの原発作業員は20m・Svまで。
放射線作業従事者(病院など)は20m・Sv
自衛隊員で20m・Sv
計画避難基準は建前上20m・Svに設定。(ICRP勧告を採用)
保安院と原安委の本音は「一般人でも48.5m・Svを我慢しろ」というもの。
           (この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)

消防署員は30m・Sv・・(今回ハイパー レスキュー隊員最大被ばく量27m・Sv)

原発作業員は通常は1年間の最大値が50m・Svまで。(日本、アメリカ)
原子力安全委員会ルールでは50m・Sv~は避難が必要。

・・本日終了時点での北西30km超え地点の被ばく量59.8m・Sv

TVにご出演の数名の先生方の意見では「100m・Svまでいいよ。」と。
           (この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)
100m・Sv・・・後日の健康被害の発生が心配される値でもあります。
       (がんによる死亡率が0.5%ほど増加するという情報あり。)

・・本日終了時点での北西20km超え地点の被ばく量115.0m・Sv

200m・Sv・・・数種のがんによる過剰死亡率の有意な上昇が認められる。
         (国連委員会UN94A406参照、放射線と健康・岩波新書より)

コメント

5月の注目点の時系列まとめです。

12日・・1号機、全燃料メルトダウンが発覚。
   ・・・
16日・・米原子力規制委員会、福島原発の24時間監視を解除
   ・・福島県内の通過(新幹線、高速道)は許可するも、滞在は認めず。
   ・・80km圏内退避勧告はまだ継続の模様。
16日・・文科省、北西30km超え地点で20m・Sv、20km超え地点で50m・Svを
     3月11日から2ヶ月の累積ですでに超えている事を公表。


政府は原発従業員(女性)については、かなり保護的な法律を定めています。

原発作業員(女性、妊娠中)は年間で1m・Svが上限。

原発作業員(女性)は3か月で5m・Svが上限。

原発作業員は通常は1年間の最大値が50m・Svまで。(日本、アメリカ)


個人線量計が渡され、毎日の線量が確認、記録され管理されている。

必要があればホール・ボディ・カウンタでの内部被ばく検診。

基本的に職業として選んでいますので、リスクは納得ずくですね。


我々退避住民は線量計もなく、近くの測定ポイントはデータ公表の欠落日があって
頼りにならず。

20m・Svを超えようが、50m・Svを超えようが、ホール・ボディ・カウンタでの
内部被ばく検診などは一度もしてもらえず。

50m・Svを超える被ばく量になっても何の緊急指示も出してもらえません。

原発従業員になる選択をした覚えもなく、こんなリスクを納得した覚えもありません
が、難儀な目に合わされています。


かつて27m・Svの被ばくをしながら放水活動をしたハイパーレスキュー隊に石原
知事さん、涙目で感謝していましたが、50m・Sv超えの被ばくに耐えていても誰も
感謝してくれません。

計画避難エリアにおられるかなりの方が27m・Sv以上の被ばくをしておられます。

それでもマスコミさんも知ってか知らずか知りませんが、住民被ばく量については
腰が入っていません。

消防服も着てなければ線量計もぶらさげていないので、絵になりませんものねえ。


いかに住民が軽視されているか、本当によく分かりますね。

飯舘村の妊婦や乳幼児はようやく先頃避難です。

この方達も運が悪ければ20m・Svを超える被ばくを既に受けている可能性が
あります。


政府は今後の方針として「住民の健康診断をしてゆく」としていますが、それでは
遅すぎますね。

今も放射線による不要な被ばくが進行しているのですよ、菅さん。

後日の健康診断ではなく、今、どうやったら住民の被ばく量を軽減できるのか、
その観点が完全に欠落しています。


何度も繰り返しになりますが、本当に住民は自分たちで自分の身を守るしかない
のが日本の現状です。

後日、「あなたは放射線を浴びすぎましたのでガンになりました。」とご丁寧に説明
されても、何も良いことはありませんね。

残念ですが津波と同じです。

「津波てんでんこ」で、危ないと思った人から逃げるしかなさそうですよ。

・・注意情報 ・・

窓際日記の最大推定と政府想定方法による本日終了時点で緊急避難、避難
及び計画避難、屋内退避の北西方向の対象範囲です。

但し政府の想定方法は安全委員会係数0.6が前提です。
    (安全委員会係数0.6については4月20日、21日記事を参照願います。)

                窓際日記推定   政府想定方式   政府発令指示
緊急避難(100m・Sv以上)・・24km以内   (・・・16Km以内)

 避難  (50m・Sv以上)・・・34Km以内   ・・・26Km以内   20km以内

計画避難(20m・Sv以上)・・・47km以内   ・・・40Km以内   45km以内    

屋内退避(10m・Sv以上)・・・57km以内   ・・・50Km以内   (30km以内)

法律遵守(1m・Sv以下) ・・・91km以遠   (・・・83Km以遠)

現時点での窓際計算では24km以内は緊急避難エリアに突入です。(レッドゾーン)


26km以内では政府想定方法ですでに避難限界に到達しているのがわかります。

ですので1か月後とは言わずに、出来る限り速やかに避難されるのがよろしいかと
思われます。


年間で政府想定方法での20m・Svに放射線量を抑えるなら、40km以内の方は
即座に避難する必要がありそうです。


窓際日記推定は原発爆発以後の終日屋外での積算放射線量になります。

政府の計算は平均値狙いで、窓際日記の計算は最大値を求めるようにしています。

窓際計算の心は「住民サイドに立った計算」ということですね。

以上、御参考にしていただければと思います。


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