窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・東京はA香港型が優勢で、上昇傾向維持です。

2010-11-02 00:22:47 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯                    
 ・第 8週(2月22日~28日) ・季節性インフルエンザが復活 A(H3)型,B型        
        ・・・・・       
 ・第13週(3月29日~ 4日) ・全47県、新型インフルエンザ流行終了         
        ・・・・・       
 ・第30週(7月26日~ 1日) ・定点最小値到達
        ・・・・・       
 ・第41週(10月11日~17日) 
 ・第42週(10月18日~24日) 
 ・第43週(10月25日~31日) ・・・・・今週・・・・・

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(5週移動平均)%
               37週   38週   39週  40週   41週   42週
   A(H1)pdm     38    44    37    40    32    28
   A(H3)         58    50    58    56    64    67
   B              4     6     5     4     4     5

 42週はA香港型が微増で70%台に近づいていますが、
 新型はそのおかげで初めて20%台におちました。

 それにしてもB型は終息せずにがんばっていますね。

 ・定点状況推移(人)
               37週   38週   39週  40週   41週   42週
  2010年定点データ  0.05  0.04  0.06   0.11  0.09  0.12
  2009年比較データ  3.21  4.95  4.25   6.40 12.92 17.65

 今年は日本全体の流行入りはかなり遅れそうな雰囲気で、12月後半まで
 ずれ込む可能性も出てきたようです。
 
 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
 (第48週がピーク)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人    (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
        ・・・・・       
 ・第40週(10月 4日~10日)     0.11人      537人    (0.60万人)
 ・第41週(10月11日~17日)     0.09人      447人    (0.50万人)
 ・第42週(10月18日~24日)     0.12人      559人    (0.62万人)

 ・患者報告数の予報です。
  ・第43週(10月25日~31日)     0.13人      629人    0.69万人

  ・ 2日                      0.021人              0.11万人
  ・ 3日                      0.021人              0.11万人
  ・第44週(11月 1日~ 7日)     0.15人      730人    0.81万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)    3.7万人   
  (2010年第36週以降の合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数        1.2万人

 ・2009年第28週以降の新型インフルエンザの累積患者数     
                               2076.1万人  100人に16.3人

 ・累積患者数の予報。
  ・第44週(11月 7日)                  4.3万人  
  ・第45週(10月31日)                  5.2万人  

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第40週(10月 4日~10日)  0.06人    0.11人   ー43.4%
 ・第41週(10月11日~17日)  0.10人    0.09人   +10.1%
 ・第42週(10月18日~25日)  0.14人    0.12人   +18.6%

 今回の定点合計報告数は559人で、当ブログ予報は663人でした。

 今回予報誤差は+18.6%になり、予報誤差想定内です。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±22.1%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は7300人程で、
 3割ほどが新型と思われます。

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が7割程度で、
 新型が3割程度の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 ちなみに季節性のA香港型がかなり優勢(6割超え)になってきました。

 B型は占有率が1ケタ台にまで落ちてはいますが、低位安定しています。


 新型インフルの昨年の流行からの累積患者数は2076.1万人で、
 これまでに100人に16.3人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1515万人で、100人に62.3人が感染したことになります。

 成人は556万人で、100人に5.4人が感染したことになります。

 (累積患者数の平均予報誤差は±2.6%です。)


・東京の現状(2010年第36週からのインフルエンザ累積患者数)
                40週         41週        42週      
               10月10日     10月17日     10月24日
 定点あたり          0.15人      0.09人      0.19人
 東京推計値         0.08万人     0.05万人     0.10万人       
 累積患者数         0.2万人      0.3万人      0.4万人
 内、新型累積患者数    0.06万人     0.09万人     0.12万人

・2009年からの新型インフルエンザ累積患者数
 累積患者数       162.6万人    162.7万人    162.7万人
 100人あたり       12.5人      12.5人      12.5人             

 内、未成年者は100人に57.7人が感染しました。


 どうやら東京は停滞から上昇モードに移行したようで、11月終わりから
 12月にかけて流行状態に移行しそうですね。

 県別順位は47都道府県中の7位で、8位上昇です。


 A香港型が36週に1件、40週に2件、42週に4件、確認されています。

 B型が40週に1件、確認されています。

 東京はA香港型が優勢な展開になってきていますね。

          (ウイルス サーベイ ランク A    11.1現)


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