窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

電王戦・その後の兄弟

2013-05-01 01:24:46 | Weblog
村には初夏を思わせる日差しが降り注ぎます。

お花見と併せて行われた将棋大会の衝撃もどうやら収まってきました。

桜はもうすっかり葉桜です。

新緑が目にまぶしいですね。


例の兄弟にもまた普通の日々が戻ってきました。

弟を見る村人の視線もようやくもとにもどりつつあります。


さて今日は天気もいいので野原で2人そろって将棋の研究です。

持ち出した将棋盤に駒をならべて弟先手ではじまりました。

やっぱり先手が有利なのでしょうか。

少しばかり優勢で序盤、中盤をすぎていきました。

さて、これから終盤かという所でなんとまあ千日手になってしまいました。


「しょうがないなあ。」とは兄のコトバ。

先手、後手入れ替えての指しなおしです。

と、その時どこからともなく季節外れの桜の花びらが舞ってきます。

それも1枚2枚ではなく、とうとうあたり一面の桜吹雪になりました。

しばし呆然として景色に見入る兄弟です。


さて、こちらは天国の神さまです。

桜の花びらを降らせたのは神さまのしわざでした。

兄弟の仲直りをほめたのでしょうか?

まあそれもありますが、実は兄弟が指した棋譜は偶然にも「神の棋譜」そのものでした。

それをほめての桜吹雪だったのです。


人類とCOM類の究極の目的、「神の棋譜」。

見事に兄弟が再現しました。

でもまあそんなことはちっとも知らない2人です。

将棋盤のうえの桜の花びらをかたずけて、さて今度は兄が先手でやり直しです。


そうやっていつもと変わらない、うららかな春の1日が過ぎていきましたとさ。

コメント
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