窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・31週は反転上昇、A香港型ががんばってます。

2010-08-15 00:17:35 | Weblog
・新型インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯                    
 ・第 8週(2月22日~28日) ・季節性インフルエンザが復活 A(H3)型,B型        
        ・・・・・       
 ・第13週(3月29日~ 4日) ・全47県、新型インフルエンザ流行終了         
        ・・・・・       
 ・第29週(7月19日~25日) ・沖縄トップ継続中     
 ・第30週(7月26日~ 1日) ・沖縄1位継続    
                    ・定点最小値   
 ・第31週(8月 2日~ 8日) ・沖縄1位継続    
 ・第32週(8月 9日~15日)     ・・・・・今週・・・・・

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(5週移動平均)%
               26週   27週   28週  29週   30週   31週
   A(H1)pdm     53    68    74    62    55    45
   A(H3)         14    12    15    17    25    40
   B             33    20    11    21    20    15

 ここのところA香港型が頑張りだしてきており、
 その分B型、新型の割合が減ってきています。

 ・定点状況推移(5週移動平均)
               26週   27週   28週  29週   30週   31週
  2010年定点データ  0.06  0.05  0.04   0.04  0.03  0.03
  2009年比較データ  0.38  0.26  0.22   0.21  0.21  0.29

昨年は春からの新型の流行の為、31週は5週平均で上昇に転じているが、今年は
新たなウイルス君はいないので、例年並みのタイミングで上昇に転じると思われる。

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
 (第48週がピーク)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第29週( 7月19日~25日)     0.03人      135人    (0.15万人)
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人    (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
 ・第31週( 8月 2日~ 8日)     0.03人      142人    (0.16万人)

 ・患者報告数の予報です。

  ・15日                      0.004人              0.02万人
  ・第32週( 8月 9日~15日)     0.03人      141人    0.16万人
  ・16日                      0.004人              0.02万人
  ・第33週( 8月16日~22日)     0.03人      139人    0.15万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値) 2079.0万人   100人中16.3人
  (2009年第28週以降の合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数     2074.8万人

 ・累積患者数の予報。
  ・第32週( 8月15日)               2079.0万人  100人中16.3人
  ・第33週( 8月22日)               2079.1万人  100人中16.3人

・入院状況
 ・重症化         1561人( 8月 8日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡(含む疑い例)   202人( 8月 8日現在)     致死率   0.00097%

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第29週( 7月19日~25日)  0.04人    0.03人   +32.6%
 ・第30週( 7月26日~ 1日)  0.03人    0.02人   +19.6%
 ・第31週( 8月 2日~ 8日)  0.02人    0.03人   ー21.8%

 今回の定点合計報告数は142人で、当ブログ予報は111人でした。

 今回予報誤差はー21.8%になります。

 09年、第34週から今までの平均予報誤差は±22.4%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は1560人程で、
 4.5割ほどが新型と思われます。

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が5.5割程度で、
 新型が4.5割程度の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 ちなみに季節性はA香港型がかなりB型よりも優勢になりました

 また、ここにきて季節性の感染割合が盛り返してきています。


 新型インフルの累積患者数2074.8万人で、100人に16.3人が感染しました。

 そのうち未成年者は1514万人で、100人に62.2人が感染したことになります。

 成人は556万人で、100人に5.4人が感染したことになります。

 (累積患者数の平均予報誤差は±2.6%です。)


 第31週は定点0.03人で、反転上昇になりました。

 31週は少し暑さが和らいだところもあったようですので、ウイルス君も
 少し元気を復活しました。

 第32週は台風の影響などがあり、気温低下でウイルス君が
 さらに元気に感染を広げそうですね。


 当面は、ボトム0.02人.上限が0.03人でのアップダウン状況継続かと
 思いますが、昨年は新型の流行の為、31週は5週平均でも上昇に転じています。

 今年は新顔のウイルス君はいないため、その影響はありませんがそうはいっても
 ぼちぼち上昇に転じるタイミングかとも思われます。


 ところで、香港の第32週はA香港型のウイルス検出数が新型を上回った模様です。

 日本でもこのところA香港型が勢力を増してきており、これは香港からのウイルス
 の侵入が原因ということではなく、海を挟んで数千キロ離れていてもなぜか
 同じような現象が日本でも起きているということのようです。

 今シーズンはA香港型の「当たり年」になるやもしれませんね。


 今回は47県のうち前回より2県少ない12県が上昇になりました。

 沖縄は相変わらずの1位継続です。

コメント
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