窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

新型インフルエンザ・東京、大阪ともに定点最小値更新中

2010-07-06 01:10:51 | Weblog
・新型インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯                    
 ・第 8週(2月22日~28日) ・季節性インフルエンザが復活 A(H3)型,B型        
        ・・・・・       
 ・第13週(3月29日~ 4日) ・全47県、新型インフルエンザ流行終了         
        ・・・・・       
 ・第18週(5月 3日~ 9日) ・全国平均が1回目底打ち確認               
        ・・・・・       
 ・第24週(6月14日~20日) ・沖縄がトップに再浮上       
 ・第25週(6月21日~27日) ・山口がトップに返り咲き      
                    ・全国平均最小値更新中
 ・第26週(6月28日~ 4日)   
 ・第27週(7月 5日~11日)     ・・・・・今週・・・・・

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(5週移動平均)%
               21週   22週   23週   24週   25週
   A(H1)pdm     56    56     60    73    37
   A(H3)        10    11      5     6    20
   B            34    33     35    21    43

 ・定点状況推移(5週間移動平均)
               21週   22週   23週   24週   25週
  2010年定点データ  0.11  0.10  0.10   0.09   0.08
  2009年比較データ  2.15  1.59  1.03   0.75   0.59

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
 (第48週がピーク)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第23週( 6月 7日~13日)     0.07人      330人    (0.36万人)
 ・第24週( 6月14日~20日)     0.06人      290人    (0.32万人)
 ・第25週( 6月21日~27日)     0.04人      196人    (0.22万人)

 ・患者報告数の予報です。
  ・第26週( 6月28日~ 4日)     0.04人      193人    0.21万人

  ・ 6日                      0.006人              0.03万人
  ・ 7日                      0.006人              0.03万人
  ・第27週( 7月 5日~11日)     0.04人      192人    0.21万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値) 2078.0万人   100人中16.3人
  (2009年第28週以降の合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数     2074.3万人

 ・累積患者数の予報。
  ・第27週( 7月11日)               2078.2万人  100人中16.3人
  ・第28週( 7月18日)               2078.0万人  100人中16.3人

・入院状況
 ・重症化         1559人( 6月27日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡(含む疑い例)   200人( 6月27日現在)     致死率   0.00096%

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第23週( 6月 7日~13日)  0.11人    0.07人   +61.5%    
 ・第24週( 6月14日~20日)  0.07人    0.06人   +12.8%    
 ・第25週( 6月21日~27日)  0.06人    0.04人   +46.4%    

 今回の定点合計報告数は196人で、当ブログ予報は287人でした。

 今回予報誤差は+46.4%になります。

 第34週から今までの平均予報誤差は±23.2%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は2100人程で、
 約4割が新型と思われます。

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が6割で、
 新型が4割の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 ちなみに季節性はB型が主流です。

 ただしここにきて季節性の感染割合が少し増加傾向です。


 新型インフルの累積患者数2074.3万人で、100人に16.3人が感染しました。

 そのうち未成年者は1514万人で、100人に62.2人が感染したことになります。

 成人は556万人で、100人に5.4人が感染したことになります。

 (累積患者数の平均予報誤差は±2.6%です。)


・東京の現状
                23週         24週        25週      
                6月13日      6月20日      6月27日
 定点あたり          0.05人      0.05人      0.02人
 東京推計値         0.03万人     0.03万人     0.01万人       
 累積患者数       162.5万人    162.6万人    162.6万人
 100人あたり       12.5人      12.5人      12.5人             

 未成年者の100人に57.8人が感染しました。

 患者数は減少で、定点最小値を更新しました。

 次回も最小値を更新するかどうか、注目していきます。


 県別順位は47都道府県中の20位です。

 前の週より3位下がりました。


 ウイルスは季節性のB型が第12週以降検出されていません。

 但し、季節性A(H3)型が19週に、新型が21週と22週に検出されました。

 東京は季節性を織り交ぜながら新型優勢の感染状況のようです。

          (ウイルス サーベイ ランク A+     7・3現)

 ところで、東京のインフルエンザ情報HPのアクセス感は非常によい。

 グーグル検索のページから2クリックでウイルス サーベイに行きつく。

 他の県のなかには、まるで「ダンジョン」のようになっていて、「確か前回は
 行けたのに。」というような、とんでもないHPもある。

 「2クリックで行ける」のが「見る人にやさしい」HPですよ、担当者のみなさん。


・大阪の現状です。
                23週         24週        25週      
                6月13日      6月20日      6月27日
 定点あたり人        0.02       0.02         0.01
 大阪推計値         0.01万人    0.01万人      0.00万人
 累積患者数       126.3万人   126.3万人     126.3万人
 100人あたり       14.3人      14.3人        14.3人       

 未成年者の100人に56.4人が感染しました。

 患者数は減少で、定点最小値を更新しました。

 次回も最小値を更新するかどうか、注目していきます。

 県別順位は47都道府県中の26位です。

 これは前の週より2位上がりました。

 大阪は人口密集地の割にはここのところ低位安定を継続中です。


 大阪は4月以降HPの更新を中止した模様です。

 従って、現状のウィルス種類が不明です。

          (ウイルス サーベイ ランク C      6/9現)


さて、同じような「人口密集地」の東京と大阪ですが、第6週以降20週間にわたり
大阪が定点人数で東京を「下回り」続けています。

これもかなり特徴的な事のように思われます。

ちなみに今回、定点最小値更新中の県は、東京と大阪の2県のみです。

なかなか、「仲のよろしい」ことですね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする