世界に届かない歌

さみしい夜をどれだけ数えたろう



眠れない夜をどれだけ過ごしたろう



涼しい夜がやけに身に染みる


今日もこれから
苦悩が待っているけれど


それが明日の糧になる
なんて嘯いて


今
君がもしもツラいなら


それは試され事だと思って


今
君がどうしようもない時は

自分を超える時期だと思って



世界中で自分だけが取り残されたような疎外感もあるかもしれない



世界中の不幸を自分だけが背負ってしまったような孤独感もあるかもしれない



でも
よく言うでしょ


神様は乗り越えられる壁しか作らないって


それでも


どうしようもない時は



俺を呼んでくれ



どこにいても
いつだって


飛んでくよ


そんなオレで在りたいから

世界に届かない歌を歌って

世界中の苦悩を蹴散らして


世界中の不幸をぶっ飛ばして


世界に届かない歌でも


世界に届けたい


何でもあるよな世界だけど


本当は
何も知らないんだから


自分が何をしたらいいのかわからないんだから



そんな詩を書いたらいいんだ


楽しい時は楽しい詩を


悲しい時は悲しい詩を


さみしい時はさみしい詩を


歌ってあげるから