数少ない経験ではあるが、ヨーロッパのホテルで朝食となると少々悲しくなる。
朝食込みのホテルでは、アラカルトのオーダーを出さない限り、一般的にはビュフェ・スタイルのコンチネンタル・ブレクファストとなり、飲み物、パンとバターもしくはジャム、そしてシリアル系の食材だけってイメージがある。いくら食べ放題といえど、朝からガッツリ派のオイラとしては”朝食の定番オムレツは一体何処に行ってしまったのか~”ってなってしまう。
やっぱりホテルの朝食はアメリカンブ・レクファストですかね。オムレツ、ハムエッグにソーセージなどのが欠けていると食べた気がしない。
てな事で取り出しましたるは、全世界での累計販売数が2000万枚を超えたと言われているイギリスのプログレ・バンド、スーパートランプの1979年のメガヒット・アルバムからシングル・カットされたAmerican Breakfast!
その歌詞の一節に、Could we have Kippers for breakfastとある。Kipperって一体何なのか辞書で調べるとニシンの塩漬けの燻製とある。そしてそれは朝食に供されるとも。
なぬ~、イギリス人は朝からニシン食べちゃうの!って初めて知った。
何でもEnglish Breakfastなる言葉があって、コンチネンタル・ブレクファストに調理した食材、卵、ハムその他を加えたものがそれに当たりアメリカン・ブレクファストとほぼ同じ構成だとか。
まあ、日本人も朝から塩鮭食べるから驚くほどのことはないのだが。
ただこのフレーズがある事によって、この曲のイメージが変わってくる。
朝食にニシンの燻製食べたいんだけど、
ねえ母さん
そりゃテキサスにはあるさ
だってみんな大金持ちなんだから〜 ♪
アメリカン・ブレクファストのメニューにイギリス人御用達のニシンの燻製なんて当然ないのはわかっていて、お金持ちな連中なんだからニシンなんて当然揃ってるはずってスーパーなアメリカ様をちょっぴり揶揄っているのかな...
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