日本人好みの、爽やかウェスト・コースト系サウンド。
1976年に、セルフ・タイトルのアルバム、Silverを出し、何故かこれ一枚で解散。
アリスタ・レーベルから出たアメリカ盤を当時購入。
初期のイーグルスのような美しいコーラスのついたバラードやミディアム・テンポのポップ・ナンバーは、歌詞が分からずとも日本人の大好物。
本国アメリカでは廃盤となってしまったのだが、日本では、1980年にLPが再発、CDに至っては1991年、1995年そして2016年に再プレスされている不思議なアルバム。
当時レコード・プレイヤーが廃棄処分でだったため,1995年に出たCDも購入。録音年代が古いため、一部ノイズが入りますがご了承くださいとの注意書きが目をひく。
でっ、その中で唯一異彩を放つ曲がある。
シングル・カットされアメリカで16位と大ヒットした、Wham Bamもしくは Wham Bam (Shang-a-lang)だ。
邦題は“恋のバンシャガラン”ってなんとなくノリで付けたような意味不明のタイトルとなっている。
リーダー格で、デュオ・グループ、バドロフ&ロドニー出身のジョン・バドロフがウエスト・コースト系の爽やかさとは一味違う歌唱を聴かせる。
レコードのインナー・ジャケット。真ん中に立つ男がジョン・バドロフ。
サビのコーラス・パートで、We got a Wham Bam Shang-a-lang and a Sha la la la la la la thing.と歌うわけだが、Wham Bam やShang-a-langは擬音的な表現でドタバタした様子、Sha la la la laはこれまた歌の一節に使われるシャラララララ〜♪ってことで意味は特にない。
つまり、男女間の考え方の違いから、それじゃ別れましょうかてな曲だから、“俺たちって本当ドタン・バタンで、何となく能天気にシャララララ〜♪ってノリでやってきたね〜”とでも訳せば良いのだろうか?
このグループ、何故アルバム一枚で解散したのかは分からないが、アルバム全体を通して聴いてみて、ウエスト・コースト系の爽やかさを売りとするバンドの方向性とはちょいと異なるポップなこの曲がまさかの大ヒットしてしまったからじゃないか?なんて妄想する。一曲めで、Musician (It's not an easy Life)って歌ってるから、能天気なWham Bamがいとも簡単に大ヒットしてしまうと、ちょっとカッコがつかなくなってしまったのかな?
まあ、この歌詞通りドタン・バタンで シャララララ〜♪てな感じの人生送ってきた私としては、続編を期待したわけだけど …..
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