年末なので色々と片付けをしていたところ、2007年に発行されたローリングストーン誌の10月号がヒョッコリと出てきた。
この手の若者向けの雑誌を12年前とは言え私との年齢的なギャップを考えると当時の私がこれを買うかなと言う疑問が生じるのだが…
まあ、全く記憶にない中身でも覗いてみよう表紙を眺めると、そこには発行された年からさらに40年ほど遡ったRock In 1967と言う特集記事が….
なるほど、この特集記事を読むために買ったのかもしれない。
1967年といえば、アメリカではドラッグに影響を受けたサイケデリックなロックが流行っていたし、ヒッピーとかフラワー・ムーブメントなる言葉があったような。
本日はビー・ジーズのヒット曲、Massachusetts。
これは1968年ビー・ジーズがメジャー・デビューして2枚目のアルバム、Horizontalに収録されている。
(英盤のジャケ)
(アメリカ盤のジャケは鏡に映るビー・ジーズって事で左右が反対に)
当時サイケデリックとかフラワー・ムーブメントの中心と言えば西海岸のサンフランシスコだった。
Massachusettsの2番の歌詞には、次のような事柄が;
ヒッチハイクでサンフランシスコに行ってみようと
やりたい事を得るためにね
でもそれでマサチューセッツの灯火は全て消えてしまった
その事によって君の元に戻って一緒にやって行くことに
作者のギブ兄弟はマサチューセッツには行った事もなくその言葉の響きが心地良かったからだとも言われているが、この曲には当時の若者の行動に対するアンチテーゼなるものが歌詞に込めらているらしい。
つまり、新しいものにすぐに飛びつくのも悪くはないけど、何が正しいのか見極めるためにも今まで歩んできた道についてももう一度考えてみては?というような歌ですかね。
確かにこの手のムーブメントは一過性の流行だったのであっさりと廃れてしまった。
それにしても、ビー・ジーズの連中サイケデリックなコスチュームで衣装でがっつりフラワー・ムーブメントに参加しているような雰囲気出でてますな〜
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