ギァ〜! 目玉焼きにチョッピリかけようと思ったケチャップがドバドバドバと、その跳ねっ返りが白いTシャツに飛び散る。
ケチャップをしばらくの間使っていないと、瓶の出口あたりが少し固まっていて出が悪い。そこで瓶のお尻をトントンと叩いていると中身が一気にドバドバドバ。
このアルバムもそんな感じかな?
リック・ウェイクマンの1973年のソロ・デビュー・アルバム、ヘンリー八世の六人の妻。
(二千円だったファースト・プレス盤ではなく、二千三百円時代のLPです)
それまでずっと温めていたアイデアを一気に解放!
ストローブスからイエスに加入しすでに大活躍していたわけであるが、グループ内での演奏となるとグループとしてのコンセプトが存在し想い通りにキーボードを弾きまくるのは憚れる。
やっぱりソロ・アルバムを制作しないとね。
イエスやストローブスのメンバーがバックを務めてリックが自由自在にキーボードを操る様はファンにとっては極上のひと時。
ただリックにとって忘れてはならないのが、1970年のストローブスのライブ・アルバム、Just A Collection Of Antiques And Curios(骨董品)。
オリジナル・メンバーになったばかりのリックではあるが、このライブでかなり自由にキーボードを弾かせてもらいキーボードの天才の片鱗を見せつけた。
(With the Beatles風にリックさん写ってますね)
この時の快演がなければイエスに加入の話とか、またその3年後にケチャップ、ドバドバドバのソロ・アルバム制作にそうすんなりとはいかなかったと個人的に思う。
一方天才でない私のような一般的庶民は結構頻繁にドバドバドバの儀式に遭遇する...
花王ブリーチ使って漂白しておくか。
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