1973年の前作のDark Side Of The Moonが桁違いのバカ売れを記録。
まさかこれほど売れるとは当人たちも思っていなかったのだろう。予期せず一気に世界的トップ・バンドの一つに登り詰め、暫くは腑抜けの状態だったのか活動停止の状態に。
ようやく重い腰を上げて制作したのはその2年後の1975年に出たWish You Were Here。
もちろんこのアルバムも、セールスとしては前作に及ばずも全米・英チャートでそれぞれ1位を獲得するメガ・ヒットとなった。
そして多くの評論家やロック・ファンがこのアルバムについて軒並み高評価。
確かにフロイドらしさ満開の好アルバムだとは思うけれど、プログレ・ロックの神様がまたまたやりましたって大賞賛する出来かと問われれば、個人的にはそうでもない。
好成績を収めた前作の余波をまだ引きずっていたのか、フレッシュな驚きもなく全体的にゆる~い展開の安全運転で少々メリハリに欠けると思った次第…
まあ、あくまでも個人的な意見ですが。
フロイドらしいとは思います。
曲としても、「光」ライブで印象的だった
「クレイジーダイアモンド」とか、
個人的には好きですね。
余談ですが、CDが初めて発売した時のラインナップに
「炎」もありまして、最初期プレスの帯まで美品で
残っているものがとんでもない金額が付いていました。
初CDで未開封でしっかり保存していたマニア、いるだろうなと。
ただアートの部分でヒプノシスが頑張っていて、発売当時の印象はフロイドの曲との合わせ技で1本!って感じでしたね。