発災から10日以上が過ぎた現在、死者行方不明者を合わせると2万人以上に登ると言われるが、未だ被害全容も掴めぬ状況が続いている
そんな中、東京消防局に原発への注水出動を要請した政府関係者が、出動を拒否すれば処分すると口走ったそうだが、そんな輩など裸にして注水する屈折はしご車の先にぶら下げてやれば良いのだ
毎日の報道を見ていると、被災された方々の悲惨さや、現場で我が身を顧みぬ活動を続けておられる自衛隊・警察・消防職団員の勇姿を目の当たりにして、自然と涙が流れてきてしまう
昨日の中日新聞の記事を読み、思わず声を出して嗚咽してしまった
少々長くなるが、殉職された消防団員の自己犠牲の極致を永遠に心に刻む為にも、ここに引用させて頂く
「高台へ逃げてください」。地震発生の日、住民に拡声器で声を振り絞った消防団員は津波にのまれた。宮城県名取市の桜井歩さん(46)の最後のアナウンス。流された消防車は無残に押しつぶされ、団員3人は遺体で見つかったが、助手席の桜井さんは右手にマイクを握りしめたままだった。
押しつぶされた無数の家屋や車が散乱する中、ひっくり返った1台の消防車が道路脇に寄せられている。歩さんの妻美裕紀さん(43)は20日、消防団のメンバーらと現場を訪れ、外れたバンパーの上に線香と花をそっと置いた。「おれは消防団員だから、何かあったら後は頼むと言っていたけど…」。大粒の涙が頬を伝った。
市消防団下増田分団第5部に所属する歩さんは地震直後、「行かなきゃなんねぇ」と言い残し、慌てて家を飛び出した。歩さんは同僚の森達也さん(40)、都沢章さん(49)と3人で消防車に乗り、拡声器で避難を呼び掛けながら、逃げ遅れた高齢者を避難所へ送り届けていた。
津波が迫る中、街には「高台へ逃げてください」という歩さんの声が響いた。近くの避難所に車で向かっていた先輩の森清部長(57)は、歩さんの消防車が津波の方に進んでいるのを目撃した。「(津波の)ごう音が大きくなって、歩の声が途切れた。3人とも最後まで勇気を持ってよくやってくれた。無念です」
翌日、美裕紀さんが現場を訪れると、大破した消防車の窓から歩さんの腰が見えた。「服の色で分かった」。車から引き出された歩さんの右手にはマイクが握られていた。1人でも多くの命を救おうと夫は津波にのみ込まれるまで声を振り絞った。「私も夫の声を聞きながら必死に逃げた。最期までマイクを離さなかったんです。人のために尽くす人だった」
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2011032102000012.html
桜井さんはじめ今回の震災・津波で亡くなられた総ての消防団員の御霊に対し、改めて哀悼の誠を捧げます
僕ら団員は永遠に、貴方がたの生命を賭した活動を忘れません 敬礼
そんな中、東京消防局に原発への注水出動を要請した政府関係者が、出動を拒否すれば処分すると口走ったそうだが、そんな輩など裸にして注水する屈折はしご車の先にぶら下げてやれば良いのだ
毎日の報道を見ていると、被災された方々の悲惨さや、現場で我が身を顧みぬ活動を続けておられる自衛隊・警察・消防職団員の勇姿を目の当たりにして、自然と涙が流れてきてしまう
昨日の中日新聞の記事を読み、思わず声を出して嗚咽してしまった
少々長くなるが、殉職された消防団員の自己犠牲の極致を永遠に心に刻む為にも、ここに引用させて頂く
「高台へ逃げてください」。地震発生の日、住民に拡声器で声を振り絞った消防団員は津波にのまれた。宮城県名取市の桜井歩さん(46)の最後のアナウンス。流された消防車は無残に押しつぶされ、団員3人は遺体で見つかったが、助手席の桜井さんは右手にマイクを握りしめたままだった。
押しつぶされた無数の家屋や車が散乱する中、ひっくり返った1台の消防車が道路脇に寄せられている。歩さんの妻美裕紀さん(43)は20日、消防団のメンバーらと現場を訪れ、外れたバンパーの上に線香と花をそっと置いた。「おれは消防団員だから、何かあったら後は頼むと言っていたけど…」。大粒の涙が頬を伝った。
市消防団下増田分団第5部に所属する歩さんは地震直後、「行かなきゃなんねぇ」と言い残し、慌てて家を飛び出した。歩さんは同僚の森達也さん(40)、都沢章さん(49)と3人で消防車に乗り、拡声器で避難を呼び掛けながら、逃げ遅れた高齢者を避難所へ送り届けていた。
津波が迫る中、街には「高台へ逃げてください」という歩さんの声が響いた。近くの避難所に車で向かっていた先輩の森清部長(57)は、歩さんの消防車が津波の方に進んでいるのを目撃した。「(津波の)ごう音が大きくなって、歩の声が途切れた。3人とも最後まで勇気を持ってよくやってくれた。無念です」
翌日、美裕紀さんが現場を訪れると、大破した消防車の窓から歩さんの腰が見えた。「服の色で分かった」。車から引き出された歩さんの右手にはマイクが握られていた。1人でも多くの命を救おうと夫は津波にのみ込まれるまで声を振り絞った。「私も夫の声を聞きながら必死に逃げた。最期までマイクを離さなかったんです。人のために尽くす人だった」
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2011032102000012.html
桜井さんはじめ今回の震災・津波で亡くなられた総ての消防団員の御霊に対し、改めて哀悼の誠を捧げます
僕ら団員は永遠に、貴方がたの生命を賭した活動を忘れません 敬礼
今回の災害では、殉職も含め、非常に多くの人命が失われました・・・
しかし、記事にあるように消防団や消防署等による日頃からの備えがあったことが、何らかのカタチで尊い人命の救出避難に繋がっていることは間違いないと思います。その事は、命を救われた方々が一番身に染みて実感されている事と思います。
原発を含め、先ずはこの災害を皆の知識と技術と勇気を集結して制圧、次に、全力で復興、最後は、すべての教訓を忘れないように次世代に引き継ぐ。
政府がしっかり主導せねば。現場に行く者の不安は払拭されません!
昨夜のニュースでは被災地での卒業式の様子が放映されていましたが、答辞を述べる生徒が、防災の街として日頃訓練を積み重ねてきたのに、こんなに犠牲者が出て悔しい!と慟哭してたのを見て、涙を禁じ得ませんでした。
東北の町々はチリ津波で大被害を受けたので、日本で一番津波被害への備えが出来ていたと思いますが、今回の津波はその備えを上回る規模だった事が、被害を広げた一面もあると思います。
仰るように、次世代に今回の教訓をしっかりと伝承する必要があると思います。
阪神淡路の時もそうでしたが、トップに相応しくない者が付いていると、被害が広がり復興も大幅に遅れてしまいそうで、非常に気掛かりです。
こちらでも現場で頑張っていただいている方々の様子や、ネットをとおしていろんな情報がはいってきますが、ただただ感謝と遠方からのエールをおくることしかできません。
政府の対応にはあきれるばかりで、現場の方への暴言等、許しがたいことばかりです。
それでもみんな生きていかねばなりません。
いまこそ日本中が一丸となってくれることを願うばかりです。
ルアー師さんもこのたいへんな時期、身体をこわさないよう祈っております。
阪神淡路の時の村山内閣といい、今回の菅内閣といい、大災害で陣頭指揮を執るべき首相がダメすぎて復興の足を引っ張ってます。
消防団員の僕ですが、今は被災地に、そして被災地の消防団に、義捐金を寄付する事くらいしか力になれません。。。
日本再建には長時間掛かりそうなので、お互い気長に頑張りましょう!