ロード・フォー・スズキFISHING

スズキフィッシング道を極めんと苦悩する日々

果せぬ出会いと、果せた出会い

2009-11-09 | 平鱸(ヒラスズキ)
磯のヒラスズキに出会おうとすれば、先ずは磯に立たなくてはならない
これは道理である
11月の日曜日は、総て消防行事で埋まっている
これは、現在の僕の現実だ
現実の間隙を縫って、ヒラ様に巡り会う為には、日曜以外の週末休みである土曜に賭けるしかない
しかし、賭けるにしても伊豆までの往復距離700km強、時間にして8時間弱を使って、磯に立てる時間は多く見積もっても僅か3~4時間、今の体力的には2箇所位のラン&ガンが精一杯、それも5時間程度の睡眠時間で、それらをこなさなくてはならない



通常の価値観からすれば、釣れると言う保証も無いのにそんな労力を費やすのは、馬鹿らしいと映るに違いない
しかし、如何に馬鹿らしく映ろうが、サラシの中でヒラ様に巡り会える可能性を求め磯に立つのが、ヒラ師のヒラ師たる所以である



4時に工房で落ち合い、ボーグ氏と東海岸に向かった
事前の波情報では、東からのウネリが唯一の頼りであったが、現場は予想すらしなかった北東の強風が吹き荒れ、風波が立っている
月明かりで見る磯には、白いサラシが広がっていて、風に乗って届くサラシサウンドも耳に心地好い
ヒラ師なら、自然と頬が緩んでしまう海況である
無理を押して、磯に立った甲斐があったと言うものだ
既に、今シーズン初のヒラ様に会えて当然との心境で、第1投を打ち込む・・・
意に反し2、3投目は愚か、10投を過ぎても、全く異常ナシ!
この磯での実績ポイントを数箇所打って廻るも、全くのノーヒット
サラシも、ナミノハナと呼ばれるベイトも、条件は総て整っていて、何時ガッツンとヒットしても、全く不思議は無いにも係らずに、である
未だ水温が、高すぎるのだろうか?
7時過ぎに、この場所を見限った


<ピンボケ写真ですが、掛かってきたナミノハナ>

ここで諦めて帰路につくのか、もう一箇所程ラン&ガンするのか?
ヒラスズキは瞬間芸のような釣りであると前々から思っていたが、幾らなんでもこれで竿を収めるのは、諦めが早過ぎる
ボーグ氏に拠れば、近くの磯にヤングボーグマンの勝浦さん達が入っているらしいので、その磯を目指す事にした
恐らく彼らは磯の先端に入っているだろうからと、先端までのサラシをじっくり攻めながら向かう事にする
前の磯同様、こちらも見るからに釣れそうなサラシが広がっている
にも係らず、此処も全くアタリすらない


<中央の赤い点が僕です>

小一時間かけて先端に辿り着くと、ヤングボーグマンの二人は、盛んにサラシにボーグを打ち込んでいる所であった
状況を問えば、暗い内に横山さんにヒットはあったが、乗りが浅くゲットには至らなかった模様である
勝浦さん達とは昨年春からWEB上での遣り取りはあったが、中々伊豆で巡り会う事が叶わなかった
今回やっと出会いが果せたのである
今回も又ヒラ様には遭えなかったが、彼らとの出会いが叶ったので、よしとしよう
勝浦さん、横山さん、ボーグ氏と4人が、駐車場で記念写真をパチリ!



彼らのグループには、もう一人宮城さんと言う仲間が居るが、彼は消防士採用試験にパスして、現在訓練中との由
これからはボーグの輪に、更には消防の輪も、拡がりそうである(笑)



駐車場で彼ら、ボーグ氏と別れ帰路につき、2時半頃に帰宅した
帰宅後、釣具のメンテ、潮で濡れた釣り装束の洗濯等で、時間を費やしていたら夕方になってしまっていた
昨夕からの移動、2箇所のラン&ガン、帰宅後のメンテ等々を5時間だけの睡眠で、昼寝もせずに続けた体には、疲労困憊を感じる年代に至ったようだ
翌日曜の消防行事は、流石に辛かった

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