ロード・フォー・スズキFISHING

スズキフィッシング道を極めんと苦悩する日々

続 遠い道のり

2007-09-10 | 平鱸(ヒラスズキ)
7日午後2時  風もかなり収まってきたが、それでも時々強風が吹き荒れる
夕方本命の川を攻める前に、少しでも可能性がある他のポイントを攻めてみようと、先ずは5月1年ぶりにヒラゲットしたポイントへ車を走らせた
ここは駐車場所からのアクセスが大変に便利な場所なので、こういった暑い最中でも攻める事が可能である
攻める事が可能とは、汗だくになってキツイ道程を強いられないという事と、尚且つ台風の大波をも避けて攻撃が可能という事である
海況は狙い通りで、先回ゲットした時の様に海には少し濁りが入っていて、ウネリを伴った波が打ちつける度にサラシが拡がっている
ファルコンSB/Iron Solid フォール&シルバーを30分ほど打ち込んだが、期待とは裏腹にヒラの応答は無い



車で場所を移動する
夕方本命の川に即入れるように近い場所で、川に濁りが入れば俄然可能性が高まるというポイントである
道路から眺めると、海が波打ち際から3段階に色分けされているのが良く判る
海岸近くは泥が混じって黄土色、やや沖は黄土色が薄く、更に沖は青い海が拡がっている
黄土色から薄い黄土色に変わる所を中心に、ファルコンを打ち込み反応を探す
やがてボーグ山本氏にチェイスがあった
その場所を譲ってもらいチェイスがあったサラシに、右から左から正面からとファルコンをリトリーブして誘ってみるが、残念ながら反応は得られない
ポイントを休める為に、他のポイントを攻める
すっかり暗くなるまでその場所で粘り、チェイスがあったサラシも休ませながら3度攻撃を掛けたが、反応は最後まで得る事が出来なかった
(→マル、それも40台のチビ、ネットが大きすぎる・・・)
すっかり陽は落ちたが、風は中々弱まらない
しかし本命の川は濁流も緩くなっていて、漂流物も殆ど見当たらない
台風の影響で伊豆へは入ることが難しいので遠征組の姿は見当たらないが、地元のアングラー達が4,5名ほど既にルアーを投げている
彼らとボーグ山本氏は橋の付近に陣取っているが、自分はもっと下流の引き潮で出現した砂州から浅場にウェーディングして攻撃を再開した
投げるボーグは勿論この日の為に作ったオリジナルカラー、オスプレイ90Jack-HS ゴールドラッシュである
この場所を選択したのは、この川でマルではあるが唯一スズキクラスを釣った実績があるからに他ならない
1時間ほどその場所で粘ったが、全くアタリも無い
そんな折、橋付近に入っているボーグ山本氏が、こちらでアタリが出だしたと呼びに来てくれた
早速場所を移動すると、さっき地元の若いアングラーがヒラを上げたという
期待を込めてオスプレイGラッシュを打ち込むと、暫らくして待望の遠征初ヒット!

殆ど抵抗らしい抵抗は感じないが、念を入れて山本氏がネットアシストしてくれた
ネットに収まったのは40クラスの、それもマル・・・
       (→少しサイズアップしたが、今度もマル・・・)
暫らくすると、隣に入った山本氏にヒット!
水面近くでのガバァッ、ガバァッ!と重々しい抵抗をいなしながら、山本氏は砂州へズリ上げ様と、獲物を下流へと誘導しに掛る
そんな時に、自分にもヒット~!
さっきのチビに比べれば、いくらか抵抗する力が強そうだ
自分も山本氏に習い、下流の砂州へと獲物を導く
砂州へズリ上げた2番目の獲物は、少々サイズアップしたが背中にスレ掛りの今度もマル・・・
隣に並んだ山本氏の70クラスのヒラに比べたら、大人と子供以上の差が歴然(ショック!)
その後自分の両隣に並んだ若いアングラー二人と山本氏に、同クラスのヒラがそれぞれ1本ずつ上がった
自分のGラッシュにも2回ほど明確なアタリはあったがフッキングには至らず、一連のフィーバーは終わった様でアタリが遠のいた
              (→最後もマル、サイズは62cm・・・)
橋付近はスッカリ静かになってしまったので、もう一度砂州から立ち込んで攻撃した
打ち込むポイントを変えながら探っていくと、数投目に待望のヒット~!!
今までとは抵抗する力が、断然異なっている
ヒラを期待し、いなしながら砂州へズリ上げたのは、62cmの又してもマルである
違うんだ、今はランカーヒラが欲しいのだ!
セルフでのブツ持ち写真の事は、この時全く頭から消えていた
時間が惜しいので即リリースしてランカーヒラを追い求め続けたが、時計は11時を廻っていて2時から9時間に及ぶ激闘の疲れで、体力は既に限界である
明朝未明攻撃に最後の望みを託し、川を後にした
(→夜も明けて、土屋氏と川に立ち込む自分・・・)
朝は山本氏とどちらか先に目覚めた方が、電話で起こす約束であった
遅い夜食をコンビニで調達し眠りに付いたのは12時近かったが、気合が入っているのか3時過ぎには目が覚めた
早速身支度を整えて川へ向かう
真っ暗で誰も居ないと思っていた川岸から、ロッドを鋭く振る音が聞こえて来るではないか!
近付くと川の主とも言われている、かの土屋氏であった
我々が帰った11時過ぎから攻めだし、すでに2本上げられたと言う
彼によれば、昨夜自分がウェーディングしていた辺りにヒラが入っているらしい
山本氏に電話してから攻撃に掛る
    ・
    ・
    ・
夜も明けてすっかり明るくなってしまったが、ランカーはおろか、最後までヒラからの応答は得られなかった
今夜もチャンスは残っているという山本氏の勧めもあったが、今夜は明日早朝からの学区防災訓練に向け団員との打ち合わせと前準備があるので、そのチャンスに賭ける事は許されなかった
後ろ髪を曳かれる思いであるが、そのまま帰路に就いた




名古屋に着いてから、山本氏へお礼の連絡を入れると共に、何故自分にはマルしかヒットしなかったのか?、マルとヒラで釣り方が違うのかと質問をしてみた
ボーグ山本氏から、予想に反して明確な回答があった
自分が行っていたタダ巻きにストップ&ゴーを加えたアクションではなく、山本氏はスロートゥイッチで誘いをかけたそうである
ヒラはマルよりも警戒心が強いので、タダ巻きではオチャッピィなセイゴが先にアタックしてしまう
そういう場合には、スロートゥイッチでヒラを誘うのが有効である事が多いという
それと、陽のあるうちのウェーディングもヒラには不利でなかろうか、という事であった



本日朝メールBOXを開くと山本氏が撮ってくれた写真と共に、自分が帰った日に夜山本氏も含め5本のヒラが上がったとあった
80cmを越えるランカーは1本も居なかったが、台風後2日間で上がったヒラの最大値は、ランカーには僅かに届かぬ78cmであったそうだ
その78cmとは言わないが、例え60クラスでもヒラを釣りたかった
ガァーンと、打ちのめされた気持ちである
ランカーヒラゲットの道のりは、遥かに遠い・・・

♠TACKLE
ROD:Daiwa morethan SURF MASTER MT110ML
REEL:Daiwa CERTATE HYPER CUSTOM3500
LINE:Daiwa SALTIGA SENSOR35lbs
LEADER:MORRIS VARIVAS Shock Leader 35lbs
KNOTS:Bimini Twist+Albright Knot
LURE:Opcell Osprey90 JACK-HS Goldrush


にほんブログ村 釣りブログ ソルトルアーフィッシングへ←めげそうです・・・