ロード・フォー・スズキFISHING

スズキフィッシング道を極めんと苦悩する日々

省みる

2005-10-31 | 日々の想い
29日のサーモンフィッシングを省みたいと思う
当初目標としたのはサーモンでスズキが掛かった時のあしらい方の勉強をする事とファルコンでのサーモンゲットの二点であった

ファルコンでのヒット数は全部で5回ありその内2本しかゲット出来なかったという結果である
ゲットは出来たが獲得率が悪すぎる、その原因は何か?
比較的小さい固体(65cm)ならスレでも獲得できたが大型のスレ掛かりはあしらう事ができずラインブレイクに繋がってしまった
リールのドラッグを最大限利用して魚が疲れるまでじっくりと時間を掛けて遣り取りすれば多分大丈夫と思うが、下流側隣のアングラーとの間隔もなく走らせすぎてはラインがおまつりする恐れもあってそれが出来なかった
下流へ逃げるサーモンの走力に川の流れが加わった力は予想以上に強く、ドラッグを締めると33ポンドのPEラインでもいとも簡単にブレークしてしまう
ドラッグが緩いと一気に20m位は走られてしまうから、ドラッグ調整をもっと厳密に行う必要を感じた
口にフッキングしたサーモンなら今行っているドラッグ調整でも十分あしらう事が可能でゲットする事が出来た

スプーンを使った昨年とファルコン(ミノー)のみで攻めた今年と、其々の年の遡上する個体数も考えなくてはならないとは思うがヒット率に差が有るとは思えなかった
即ちファルコンのみで十分サーモンに渡合う事が出来ると確信した
今回はファルコンの特徴であるクラッチフッキングはしてなかったが、フックシステムがルアーから外れる事でリーダーからフックまで一直線になり通常のミノーを使用した場合に起こりうるテコ原理でフックが外れる心配も無く非常に安心してサーモンと戦う事が出来た

今年は昨年と川の様相が変化していて玉入れしなくても岸へのズリ上げが可能であったから最後まで竿を持っての玉入れの練習は出来なかった事は悔やまれる
慣れない玉入れで虎の子のサーモンを逃がす事が心配でついそのままズリ上げてしまったというのが本心でそこまで余裕が無かったのが事実であろう

技術と経験の不足を痛感したサーモンフィッシングであった

サーモン・ゲット

2005-10-31 | 釣行記
10月29日石川県手取川サーモンフィッシングに向けて雨の中自宅を午前3時半に出発した
名神高速を経由して米原から北陸道に入り美川ICで高速道路を降りて手取川までおよそ3時間弱の行程である
6時45分からの受付を済まし7時から川へ降りてフィッシング・スタートである
今回はサーモンフィッシング定番のスプーンは封印してボーグ・ファルコン(例のサーモンSPである)のみで攻撃する予定である
川の定められた場所は広くないので隣のアングラーとの間隔は3メートル程しかないような状態である

リーダーにマットピンクのファルコンを付けて投げ込むと3投目に当たりが来た
最初の獲物は65cmのメスで背鰭と尾鰭の中間辺りにフッキングした所謂スレで余り抵抗も無く寄ってきたのでそのまま岸にズリ上げてからリリースした

暫らく当たりが無い時間を経てマットピンクを引いていると突然ドラッグが鳴ってラインが引き出される
隣との間隔も無くアングラーが立込んでいる状態なので余り走らせる訳にもいかずドラッグを締め込んだ拍子にラインブレイクしてサーモンはピンクのファルコンを付けたまま逃げてしまった
走りっぷりから想像するに恐らくこれもスレであったと思う、口にフッキングしているのなら走りは止める事が出来たと思う

その後レッドヘッドに付け替えての数投目、ガツンと当ったと思ったら今回はいき
なりラインブレイクである
ピンクで走られた時にドラッグを締め込んだままで元に戻す事を忘れていたのが原因であった
釣りたい釣りたいと焦っている、タバコを一服して心を落ち着かせてラインを組み直し仕切り直しだ

今回ファルコン・サーモンスペシャルは3機しか持ち込んでいないので最後になる赤金を投入する
スレのメスは写真も撮らなかったので何としてもゲットの写真を撮らなくてはならないと祈る心でファルコンを投げ続ける
ガンッ!当りだ、ジィーとドラッグを鳴らして走るのをロッドを立てて耐える
走りも止まったのでリールを巻く、抵抗するが更に巻く、少し走る、耐えて又巻く
もう少しだ、巻け、巻け!やっと鼻曲がりのオスの顔を確認できた、今度はちゃんと口にフッキングしている
クラッチフッキングシステムがルアーから外れリーダーと一直線になっているがシングルフック故かフッキングしているのは下のフックのみでダブルには掛かっていない
しかししっかりと上顎に刺さっているのを確認して一気に川原へズリ上げた
雨の中で慌ててレインウエァからカメラを取り出しシャッターを切る、検量の結果又長74cm、体重3.8kgのオスであった

時間は10時を少し過ぎた所であり、終了の12時まで時間は残っているが目的も果たしたので納竿とした
ファルコンのみで攻め続けた結果は5ヒット、2ゲットであった
確認できた範囲ではスプーンで攻撃しているアングラーばかりで、ミノーを投げているのは当日自分のみであった
1年間この時期を心待ちにしているサーモンファンには申し訳無いがゲットしたのがスズキであればもっと心躍って満足できたのにと感じた1日であった