「りんぷうの会」 公式ブログ

会長:神田佳明(能楽写真家)
能楽撮影教室・能楽舞台撮影会は現在、休止中です

2011年最後の記事~古谷久夫さんの白鷺写真作品

2011年12月31日 | 会員写真ギャラリー
いよいよ2011年も終わりですね。これが今年最後の記事になります。

りんぷうの会・会員の古谷久夫さんの作品でタイトルは「物想い」です。


漆黒の背景に一羽の白鷺。

何を想っているのか。

もしかすると何も想っていないのかもしれません。

物を想うのは撮り手である古谷さんであり、この作品を見つめる私たち。


大昔、倫理の授業で習ったパスカルの「考える葦」。

人間は弱い。植物で言えば風にそよぐ葦のようなもの。
でも「考える」ことができる稀有な存在。

ただ弱いだけじゃない…はずなんだけど、さて、どうでしょうか。

色々と考えてしまう2011年の暮れです。


これまた大昔、漢文の授業で習いました。

「年年歳歳花相似」(年年歳歳 花相似たり) 
「歳歳年年人不同」(歳歳年年 人同じからず)


中国初唐の詩人 劉廷芝(りゅうていし)作の「代悲白頭翁」( 白頭を悲しむ翁に代わる)より


来年はいい年でありますように。


◆今回掲載の古谷さんの作品「物想い」は
2011年度の大和市文化祭一般公募展にて教育委員長賞を受賞。



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3月14日(水)開催! りんぷうの会 能楽撮影会のご案内

2011年12月27日 | 能楽舞台撮影会のご案内
ご案内が遅くなってしまったのですが、来年3月開催の能楽撮影会詳報です。


― りんぷうの会 能楽撮影会 ―

■開催日時:2012年3月14日 (水) 11:00開場 12:00~16:00まで
■場所:横浜能楽堂 (本舞台) 横浜市西区紅葉ヶ丘27 JR桜木町駅最寄
■出演:出雲康雅師 (喜多流能楽師)
■撮影曲:能「楊貴妃」/「土蜘蛛」
■解説:三浦裕子(武蔵野大学客員教授・りんぷうの会副会長)
■撮影指導:神田佳明(JPS会員・能楽写真家協会会員・りんぷうの会会長)
■座席:全席指定S席のみ 2万円
■主催:りんぷうの会 


冒頭画像は、今回の撮影会案内ちらしです。(ちなみに不肖オガタ作

ちらしにもありますが、今回は、「静」・「美の極致」の「楊貴妃」
「動」・「一大スペクタクル」の「土蜘蛛」という
好対照の撮影曲となっており、おかげさまでチケットは
すでにほとんど完売状態です。

恐れ入りますが、お早目にお問い合せ・お申込みください。

お問い合せにつきましては、当ブログのコメント欄をご利用いただくか、
お手数ですが、りんぷうの会のホームページ内のお問い合せフォームからお願い申し上げます。

●りんぷうの会 ホームページのお問い合せフォーム●
http://rinpoo.com/mailform.html


今回も、喜多流能楽師の出雲康雅先生に無理をお願いして
「楊貴妃」と「土蜘蛛」の2曲ともシテ(=主役のこと)を務めていただきます。

「楊貴妃」では美しい「鬘帯」
御簾代わりに「作り物」の宮に多数、垂らされるというゴージャスな舞台で
白楽天(白居易)の「長恨歌」をベースに
「世界三大美女」の一人に数えられる貴人・楊貴妃の格調高く哀しい舞が魅力の曲。

対する「土蜘蛛」は、すでに能楽撮影教室にてハイライト部分を出雲先生に
舞っていただきました
が、白い蜘蛛の糸が乱舞する派手な大立ち回りの見どころ満載の舞台。

今からとても楽しみです


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3連休ということで伊東功一氏撮影のクリスマス写真です

2011年12月23日 | 会員写真ギャラリー
いよいよクリスマス到来。
3連休という方も多いようですね。

あいにくクリスマス寒波が来ているそうで、お天気は荒れ模様のようですが


本日の写真は、りんぷうの会の事務局長・伊東功一氏撮影のクリスマス写真。

宝石のようにきれいなクリスマス・イルミネーションの写真ですね。
澄み切った冬空の空気感までもがリアルに感じられる、とてもいい作品だと思います。

伊東さんらしい隙のない見事な写真ですね


最初の作品は、非常にシャープでインパクトの強い写真でしたが、
こちらは、優しい雰囲気の写真。クリスマスらしい温かみのある絵作りですね。

画面内の英語は「ホワイト・クリスマス」の冒頭の一節です。


今年は、東日本大震災と未だ収束の見えない東電福島原発禍の年ということで
クリスマスやお正月を例年のように晴れ晴れと迎える心境には
ちょっとなれないですが、クリスマスが近づくにつれ
学生時代に読んだ小説のワンシーンを思い起こすことが多くなりました。

アルベール・カミュの『ペスト』という小説です。

根絶されたはずのペスト=中世の悪夢が現代都市でなぜか大流行して
壊滅的な打撃を被る中、ペストと戦い奮闘する人々の姿を描いたカミュ渾身の長編小説です。

確か小説の終わりのほうだったと思いますが(←大昔に読んだきりなので
記憶が定かでなく恐縮です)、「今日はクリスマスだ」というセリフが出て来ます。

今日はクリスマス。
こんなひどいクリスマス。
こんな状況でもクリスマス。


先日、当ブログですでにご紹介しましたが、
りんぷうの会の会員で写真家の荒井玲子さんが故郷の岩手県大船渡市を
撮影した写真展を横浜市にて開催中
です。(今月25日まで。)

荒井さんは、震災後の今夏の猛暑の中、がれきの中で草花が芽を出し
花を咲かせるのを見て、植物のたくましさに心を動かされ
被災した大船渡の写真を撮り始めたそうです。

ちょうど大船渡市のホームページを見たら、
「大船渡市の風景」として「街を照らすクリスマスツリー」(大船渡市大船渡町)という
写真が掲載されていました。

小さい写真ですが、拝見して何だかホッとしました。


皆様、どうぞよいクリスマスをお過ごしください



本日は本村政治さんの能楽写真のご紹介です

2011年12月20日 | 会員写真ギャラリー
今年も残すところ、あと10日余りですが
皆様いかがお過ごしでしょうか。

管理人・オガタは、まだ年賀状を書いておらず です。
なるべく2・3日中に何とかしたいと思っておりますが、どうなることやら


さて。
本日は、りんぷうの会・会員の本村政治さんの能楽写真 のご紹介です。

冒頭作品は、能「土蜘蛛」演能前、面(おもて)を戴く出雲康雅先生(喜多流能楽師)の写真です。

画面から「土蜘蛛」の咆哮が聞こえてくるかのような臨場感あふれる
素晴らしい写真作品だと思います。

この後の「土蜘蛛」の舞台への期待がいやが上にも高まりますね。


こちらが能面単独の写真です。

当代随一の能面師・堀 安右衞門師(初代)の作品で「獅子口」となります。

先日、同じ面の写真(りんぷうの会・会員の今泉修三さん撮影)を当ブログに掲載させていただきましたが
本村さん撮影の「獅子口」もまた見事な写真だと思います

今泉さんの撮影作も本村さんの今作も、いずれも甲乙つけがたい出来栄え。
両者それぞれに微妙に表情が異なるところも面白いですね


こちらは、能面「節木増」(ふしきぞう)の写真。
同じく堀 安右衞門師(初代)の作品で、ご覧の通り絶世の美女であります。

よく無表情のたとえで「能面のよう」と言いますが、この写真を拝見すると
そんな言葉は能面を知らない人の固定観念の産物で大きな誤解~と思えてなりません。

陰影に富んだ憂いある表情がとても美しいと思います。


本村さんは先日の能楽写真コンテストにて特別技巧賞を受賞された腕利きカメラマンの方で
英国王立写真協会会員としても国際的にご活躍中です。

先日の能楽撮影講座最終回では、能「楊貴妃」と白楽天(白居易)の「長恨歌」にからめて
中国のさる高名な学者の方との交流について興味深いエピソードをお話しいただきました。

豊富な海外経験をお持ちでいらっしゃるようで、
世界各国の素敵な風景写真を多数、撮影されていらっしゃいます。

詳しくは、本村さんのホームページをご参照ください。

◆本村政治さんのホームページ:「写真で綴る世界旅行」
http://www.m-motomura.com/


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荒井玲子写真展 「また ここで暮らしたい」

2011年12月17日 | 写真展のご案内
12/19(月)より横浜市民ギャラリーあざみ野にて
りんぷうの会・会員の荒井玲子さんの個展が開催されます。


●荒井玲子写真展 「また ここで暮らしたい」●

日時:2011年12月19日(月) 13時~17時まで
   20(火)~25(日)  11時~17時まで
場所:横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1F-A 
   〒225-0012 横浜市青葉区あざみ野南1-17-3
   TEL 045-910-5656
アクセス:東急田園都市線「あざみ野駅」東口 徒歩5分
     横浜市営地下鉄「あざみ野駅」1番出口 徒歩5分


荒井さんのご実家は岩手県大船渡で、東日本大震災による大津波の被災地です。

荒井さんは、能楽の深い素養をお持ちで美しい能楽写真を撮影される方ですが、
能楽写真以外でも、これまで意欲的に個展を開催され
心にストレートに響く、素晴らしい作品の数々を発表
されておられます。

管理人・オガタは、荒井さんご本人と荒井さんの写真の大ファンです。

特に、独特の世界観に裏打ちされた人物撮影・スナップ撮影が魅力で
作品世界に引きこまれます


会場は、渋谷駅から電車(東急田園都市線)で約20分のあざみ野駅から徒歩5分。
便利な立地となっております。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。



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秋の能楽撮影講座終了~今泉修三さんの新作を仕入れさせていただきました♪

2011年12月16日 | 会員写真ギャラリー
先週の金曜日、12/9は秋の能楽撮影講座の最終授業でした。

その際、お会いした会員の今泉修三さんに半ば強引に(←すみません )交渉した結果、
新作をめでたく確保できましたので、ここにご紹介させていただきます。

冒頭写真は、能面「獅子口」。

今回の講座で受講生一同が撮影させていただいた能面、
二面のうちの一つで、名人・堀 安右衞門師(初代)の素晴らしい作品です。

きっちり隙なく見事に「獅子口」の迫力あふれる面の特徴をとらえた
いい写真だと思います



先日、今泉さんの個性的なモノクロ紅葉写真をアップさせていただきましたが、
今回はカラーの紅葉写真シリーズです。

赤い紅葉と左側の構造物の曲線の取り合わせが面白いですね。

さて。この左側の物体、何だと思われるでしょうか。

材質が石っぽいというのはご覧の通りですが、
管理人・オガタは、ちょっと何なのか分かりませんでした。

答えは次回のお楽しみということで~



こちらはまた色彩がきれいな作品です。

ブログ掲載に当たって、リサイズして解像度を下げたりしているので
オリジナルの発色の鮮やかさが少し損なわれてしまって
大変、恐縮なのですが、それでも、非常に美しい写真だと思います。

印象的なブルーは、実は空の色ではなく水の色ということでした。

なるほど水の質感をどことなく画面から感じられるようにも思いました。



紅葉もいいけれど黄葉もいいですよね。

今年は何処も色付きがイマイチだったようですが、
それでも、うまい人が撮ると素敵に写るもんだなあと感心しました。

虫食いの葉にも趣ありですね。

こちらの作品も、オリジナルはもっと色がいいです、すみません



秋の日差しの豊かさ・暖かさを感じる作品です。

秋晴れで小春日和だったのかなあと想像し、しあわせな心持ちになりました


◆今泉修三さんの作品、いかがでしたでしょうか。

次回は、これまた講座で仕入れさせていただきました本村政治さんの作品を
お送りする予定です。

お楽しみに~


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京都・宇治スナップの巻

2011年12月13日 | 管理人・オガタより
冒頭写真は京都・宇治橋にて、名ガイド・神田佳明の図。

知る人ぞ知る~神田会長は宇治市出身です。
ガイドには、うってつけというわけで、
先日、楽しく宇治名所巡りを楽しめました

ちなみに、ここ宇治橋の三の間で豊臣秀吉が茶の湯に用いる水を
くみ上げさせたという逸話があるそうです。

ちょうど神田会長の右手近くに水汲みに使われたという
金具が見えております。


こちらが宇治橋。
左奥の怪しい人影に見覚えありですねー


先日のブログでも写真を掲載しました興聖寺のスナップ。
不肖オガタ撮影です。
前回のブログ掲載カットは神田会長撮影。)


宇治平等院の紅葉カット。
神田会長の撮影です。

私たちが宇治を訪れたのは12/1でしたが、ご覧の通り
まだ完全には紅葉していない状態でした。

今年は例年より遅かったようです。
来年の撮影旅行の折には、きれいに紅葉していることを祈ります

最後に、お笑い(?)カットで締めたいと思います。


あまりにも有名な通圓茶屋にてのスナップ。

茶だんご、超美味でした~

通圓さんのホームページには、狂言「通圓」についての解説が載っています。
http://www.tsuentea.com/kyogen.htm


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京都に行って参りました♪

2011年12月06日 | 管理人・オガタより
すでにツイッターのほうでお知らせしておりましたが、
先週、晩秋の京都に行って参りました

もう紅葉は終わっちゃってるんじゃないかと危惧していたのですが
暖かい陽気が長く続いたせいで紅葉のピークが例年より遅かったようです

冒頭写真は、会長の神田佳明撮影。南禅寺の紅葉です。
日を受けて輝く様が、とてもきれいでした。


こちらは宇治の興聖寺の紅葉。撮影は同じく神田佳明です。

京都の紅葉は去年が最高にきれいだったそうで、
今年はあいにく、いつまでも暑い日が続いたため全体的には色づきが
いまひとつだったようです(これは京都に限らないみたいですが。)

広角で引いた絵を美しく撮るのは、ちょっと難しい感じでしたが
それでもピンポイントで見事に紅葉している木々もあって
十分、京都の秋を堪能できました


再び南禅寺の紅葉です。赤のグラデーションが目を引きます。
同じ赤いモミジでも冒頭写真は可憐な感じで、こちらはゴージャスな紅葉といった趣。

やはり神田先生は風景撮影の場合でも豪快な撮り方をするなあ、と思いました。
直球ストレート写真ですね。性格が出ると思います。(←言いたい放題で、すみません

ところで南禅寺と言えば、そう、湯豆腐が有名ですよね

もちろん、しっかり豆腐料理を味わって参りました。
お店は順正さん。お庭が広くて、かなり大きなお店でした。


フレーミングがちょっと悪くて恐縮です

実は、管理人・オガタは行きの新幹線車中で眼鏡を壊してしまい
旅行中ずっとカメラのファインダー内がよく見えない状態でした。

こういう時ばかりは、AF(=オートフォーカス)カメラで良かった~と実感。
マニュアルのカメラだったら厳しかったと思います。


湯気が美味しそうな湯豆腐写真♪
大変、美味でした。

ちなみに、手の出演は、美人と評判のI夫人です。
今回は手だけの登場で残念でございます


◆今回、駆け足の京都小旅行を敢行したのは実は下見の意味合いもありました。

来年の秋、りんぷうの会の有志参加で京都紅葉撮影ツアーをしようという
企画が持ち上がっており検討している段階です。

南禅寺で美味しい湯豆腐を食べて、京都市中を観光、紅葉撮影を楽しんで
さらに宇治まで足を延ばして、平等院へ行って能楽ゆかりの名跡を訪ね
通円茶屋でお団子と宇治茶を味わい、できれば温泉にも行きたい~などと
考えております。

次回も京都旅行特集をお送りする予定。
千年の宇治紀行、奈良の三輪神社探訪記です。

どうぞ、お楽しみに~


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晩秋の柔らかな陽射しに魅せられて…和坊さんのアート写真の巻

2011年12月04日 | 会員写真ギャラリー
りんぷうの会・会員の和坊さんから素敵な写真作品が届きました

以前、斬新な能面写真作品を当ブログでご紹介した、あの和坊さんです。

手前味噌ではないですが、本当にうちの会員の皆様はハイレベルだと思います。

それぞれに趣の違う、個性的で味のある傑作写真が多く
「いづれあやめか かきつばた」という感じで(←あまり適切なたとえでないような
ブログ管理人として非常に嬉しいです。



冒頭写真は、"Shadow"というタイトルの作品です。(和坊さん命名。)

和坊さんは晩秋から2月くらいまでの間の優しい朝の光が大好きだそうです。

作品に、和坊さんがウキウキしながらシャッターを切っている
楽しいハイテンションな気持ちが如実に表れていますね。

"Shadow"というタイトルではありますが、決して静かな写真ではなく
音楽的な作品ではないでしょうか。
画面から軽やかな音楽が聞こえてきそうと思いました。



こちらは、"Still life"という作品。

Still lifeとは静物画のことですね。

「和坊流・写真で描く静物画」、味わい深い作品です。

冒頭作の"Shadow"と同様、和坊さんの気持ちのこもった傑作だと思います。


◆和坊さんからは、能楽写真をモチーフにしたコラージュ作品も
届いているのですが、そちらはまた別の機会にご紹介させていただければと
思います。

ご期待ください。



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名人・今泉修三、久々の登場です!

2011年12月03日 | 会員写真ギャラリー
当ブログの常連読者様には、おなじみの今泉修三さんから待望の新作が届きました

「最近、今泉さんの作品が載っていないのねー」と、
やや非難(?)混じりのお言葉を実は複数の方から頂戴しており
今泉さんからメールが入って管理人は狂喜乱舞~
大袈裟ですが、非常にうれしかったのであります

今回の作品のタイトルは「晩秋」。

今泉さんらしい洗練された完成度の高い作品です。

モノクロで寂しげな晩秋の風景ですが、ありふれた既視感がなく
また渋すぎないのが魅力ですね。

赤の枯れ葉が目立ち過ぎず、背景のモノクロと微妙な均衡を保っています。
さすがの絶妙のさじ加減。

名人・今泉修三、お見事です
(↑敬称略、お許しください


◆「もっと今泉さんの作品が見たい!」という方のために
過去に掲載した記事のご案内です。

・石垣島の写真作品
・バリ島の写真作品
・狐の面の写真作品
・今泉さん参加のグループ展の案内記事【会期終了】

どうぞ「今泉ワールド」をご堪能ください


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古谷久夫さん撮影の白鳥写真 第2弾です

2011年12月02日 | 会員写真ギャラリー
大変、お待たせして申し訳ありません
本日は、りんぷうの会・会員の古谷久夫さん撮影の白鳥写真、
待望の続編をご紹介させていただきます。

冒頭写真ですが、ライティング=光線の加減が素晴らしいですね。
光に透き通る白い羽が美しく見事だと思います。

黒い背景に水面も暗く落ちていて、白鳥の白と水しぶきの白が際立って目を引きます。

「モノトーンの勝利!」と感じました。


こちらも繊細で美しい作品です。独特の雰囲気がありますね。

白鳥たちがきれいな文様のようにも見えます。

飛翔する白鳥たちをこんな風に幻想的に写真作品で表現できるのか、と
古谷さんのカメラマンとしての力量に本当に脱帽です




最後に連作のイメージでお送りします。

題して「翼あるものに幸あれ」。
すみません。勝手なネーミングですが。

この白鳥、何だかとっても幸せそうに見えました。

美しくて繊細だけれど力強くてダイナミックな白鳥の飛翔。
清々しく爽快な作品です。


◆古谷久夫さん撮影の「白鳥写真モノトーン篇」、いかがでしたでしょうか。

ここで、注釈をひとつ。

管理人・オガタは、「モノトーン」という言葉を
「単色系」とか「同系色」という意味合いで使うことが多い
のですが、
どうも一般的には「モノトーン=モノクロ・白黒」であるようですね。

ちょっと心配になってネットで調べたのですが、
日本では「モノトーン=モノクロ・白黒」が優勢(?)みたいです。

古谷さんの今回の作品はモノクロ=白黒作品ではありません。
ですが、前回の作品のようにカラフルではないということで
モノトーン篇とさせていただきました。

どちらにせよ、オガタはモノトーン=同系色の作品も
モノトーン=モノクロ・白黒も大好きで、
古谷さんの白鳥写真も両シリーズとも素晴らしいと思います。

それから、訂正もございます

前回の記事で、「朝焼けか夕焼けか、どちらか不明だけれど
絶対、夕焼けと思う」と記載しましたが、古谷さんに確認したところ
全作品が朝、撮影されたものだそうです。

早とちりの思い込みで恐縮です。すみませんでした

古谷さん、これに懲りずに、どうぞまた傑作写真をお送りください。
お待ちしております。


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