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「りんぷうの会」 公式ブログ

会長:神田佳明(能楽写真家)
能楽撮影教室・能楽舞台撮影会は現在、休止中です

能楽写真家協会の写真展、銀座ソニーギャラリーにて開催中です

2021年08月21日 | 能楽公演・能楽関連イベントのご案内
久方ぶりのブログ更新となってしまいました
本日は能楽写真展のご案内です

コロナ感染がこれまで以上に急拡大し、大変、厳しい状況ですが、
8/20(金)より銀座のソニーギャラリーにて
能楽写真家協会の作品展が開催となっております

元々は去年、開催予定だったのですが
コロナ禍のため延期を余儀なくされ
ようやく今回、開催の運びとなりました


◆能楽写真家協会作品展 「幽玄の美」

展示期間 2021年8月20日(金)〜8月26日(木)
展示時間 11:00~18:00
会場 〒104-0061 東京都中央区銀座5-8-1 銀座プレイス6階
   ソニーイメージングギャラリー

https://www.sony.co.jp/united/imaging/gallery/

トップ画像の写真は、写真展案内告知より
「春日若宮おん祭 神楽式」のもので 
狂言方大藏流25世宗家 大藏彌右衛門師、
撮影は能楽写真家協会会員の国東 薫さんです



神田先生は今回、大蔵流狂言の山本東次郎先生(人間国宝)の
「三番三(さんばそう)」の舞台写真を2点、出展されています

管理人・オガタも長山桂三先生(観世流)のご長男の
長山凜三さんの『仲光』の子方の時の舞台写真と
先頃、逝去された浅見真州先生(観世流)の『姨捨(おばすて)』の舞台写真を
今回、出展しております

感染予防対策にご留意いただき、もしよろしければ
是非、ご高覧いただければ幸いです








武蔵野大学能楽資料センターのオンライン公開講座のご紹介

2020年11月29日 | 能楽公演・能楽関連イベントのご案内

前回の更新から5ヶ月以上、経過してしまいました
皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?
現在、新型コロナウィルスの第3波の真っ只中で
更なる感染拡大や医療崩壊危機、年末年始に逼迫する困窮者増加懸念など
心配や不安は尽きません。

「歴史は同じようには繰り返さないが、韻を踏む」(マーク・トウェイン)

先日、武蔵野大学能楽資料センターのオンライン公開講座の第1回を
YouTubeで拝見した際に、ウィルス学者の加藤茂孝先生が
このマーク・トウェインの言葉について言及されておられました。

加藤先生によれば
今、新型コロナウィルスの脅威の前で
あまりにも無力だと感じることが多い毎日ですが
天然痘、麻疹、結核、ポリオ、ペスト、コレラ、マラリア、
狂犬病、エボラ出血熱、SARSやMERSなど
人類と感染症の歴史は古く、過去の歴史を紐解くことで
過去の感染症の変奏曲のように「韻を踏」んで出現した
新たな感染症=新型コロナウィルスに冷静に対処できる知恵と覚悟が
得られるのではないか、とのことでした。

加藤先生は東大在学中に狂言研究会に所属されていたそうで
能楽へのご造詣も深く、武蔵野大学能楽師料センターのオンライン公開講座
第1回の基調講演のタイトルは「能・狂言:その時代と疫病〜新型コロナの現代から〜」。


学生時代に和泉流狂言の野村万作先生(人間国宝)のご指導を受けておられたそうで
オンライン講座では約60年前の野村万作先生や野村萬先生(人間国宝)の
若き日の貴重なお写真も登場しており能楽ファン必見です。

オンライン講座の後半では野村萬先生、野村万作先生のご兄弟でいらっしゃる
観世流能楽師の野村四郎先生(人間国宝)が登場され、杉並能楽堂のお舞台で
仕舞〈鵺〉〈葵上〉〈猩々〉を舞っていらっしゃいます。
地謡は鵜澤久先生と鵜澤光先生です。

◆武蔵野大学能楽資料センター オンライン公開講座「能・狂言から『いま』を読み解く」
第1回 能の知恵―見えない脅威をカタチにする
基調講演 加藤茂孝(元国立感染症研究所室長・東大狂言研究会OB)
対談と実演 野村四郎(シテ方観世流能楽師・人間国宝)
2021年3月31日、無料公開終了しました



冒頭画像は神田佳明撮影のコスモスの写真です。
管理人も暫く神田先生とお目にかかる機会がありませんが、
お変わりなく、お元気でいらっしゃるとのこと。



こちらはクダマキモドキの写真。
赤と緑の色の対比がきれいで
神田先生らしい見ていて元気が出る、明るい写真ですね

気が付いたら、季節は晩秋から初秋へと移ろっております。
今年も残す所、あとわずか。
皆様どうぞお体にお気をつけて、無理をされませんように
ご自愛下さい。



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あけましておめでとうございます

2019年01月03日 | 能楽公演・能楽関連イベントのご案内

新年あけまして
おめでとうございます

2019年の新春となりました

年初めに
おめでたい「猩々(しょうじょう)」の舞台写真をアップ致しました

能「猩々」より
シテ:出雲 康雅師(喜多流)
撮影:神田 佳明





「猩々」の舞台写真は当ブログでも何回かご紹介しておりますが
ご覧の通り赤尽しで華やか
祝意に満ちた能で管理人も大好きな曲です

今回ご紹介の写真は出雲先生の上品で美しい舞姿が印象的で
特に面(おもて)の少年らしい若々しい表情と
かわいらしい手元に惹きつけられます

今年も良き年となりますように
願いを込めて




◎出雲先生のご出演情報

少し先の予定になりますが、2019年05月26日(日)
東京・目黒の喜多能楽堂にて
能「頼政」を舞われるとのこと

今からとても楽しみです

◆喜多流5月 自主公演
AM 11時開場 12時開演 十四世喜多六平太記念能楽堂
能「頼政」 出雲 康雅
能「東北」 中村 邦生
能「鉄輪」 長島 茂

全席指定 
S席 9,000円 A席 8,000円 B席 7,000円
C席(1階桟敷席)6,500円 D席(2階席)6,500円 学生席(2階席)2,500円

※自主公演年間優待券(5回分)35,000円 
ただし事前に指定券席の予約が必要
(どの席でも予約可能)

指定券発売日 平成31年2月1日10時より

十四世喜多六平太記念能楽堂

http://www.kita-noh.com/



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【日程変更のお知らせ】平成30年11月4日(日) 14:00〜16:30 山口鷺流狂言保存会 特別公演のご案内

2018年08月29日 | 能楽公演・能楽関連イベントのご案内
台風のため9/30(日)に予定されていた山口鷺流狂言保存会の特別公演が
11/4(日)の14:00〜16:30に延期となりました。
今年は明治維新150年の節目の年ということで
山口・佐渡・高志の鷺流狂言3団体が一堂に会する貴重な特別公演です。
詳細は下記をご覧下さい。




山口鷺流狂言の舞台を長年、撮影されている寺田良子さんから
11/4(日)に野田神社能楽堂で行われる特別公演のお知らせが届きましたので
ご案内致します。

以下、寺田さんからのコメントです。


「明治維新150年の節目に鷺流狂言関係の3団体が集い、公演します。
鷺流狂言は維新後、流派を存続出来ず、
地方でのみの伝承となりましたが、
各地域で残ってきた芸を次代に残していくために
多くの方々にご来場いただきたいと思います。

維新関連の資料を展示していく十朋亭維新館が9月29日に開館します。
歴史的な資料をこちらでご覧になり、
維新を乗り越え、地域で伝承されてきた鷺流狂言を
山口市有形文化財に指定されている野田神社能楽堂でお楽しみ下さい。」(寺田良子)



◆明治維新150年・十朋亭維新館開館記念 山口鷺流狂言保存会 特別公演

日時:2018年11月4日(日) 14:00〜16:30
会場:野田神社能楽堂(山口市天花1丁目1-2)
出演:山口鷺流狂言保存会 佐渡鷺流狂言研究会 高志狂言保存会(佐賀県神埼市)
狂言「蚊相撲」(山口)
狂言「部須」(高志) 
狂言「寝代わり」(山口)
狂言「佐渡狐」(佐渡)
狂言「清水」(山口)

入場無料・申し込み不要 先着500人
https://www.facebook.com/sagiryukyougen




冒頭写真は寺田さん撮影の舞台写真で、鷺流狂言130周年記念公演(平成28年/2016年)より
狂言『文荷』(ふみにない)
主:伊藤泰治 太郎冠者:山崎純治 次郎冠者:升井洋至

鷺流狂言のお舞台のほんの一部ではありますが
以下、寺田さんのコメントを交えて、ご紹介致します。




「主人から恋文を届けるように命じられた太郎冠者と次郎冠者。
果たして首尾よく主人のお遣いができるのでしょうか。

二人の気まぐれな ハラハラさせる行動がもたらす結末は
はて大いに気になるところです。

言葉あそびの楽しさ・面白さ、そして謡いや小歌をはさむ
彩りも豊かで洗練された内容のシャレた発想が楽しい狂言。」





狂言『因幡堂』(いなばどう)
男:森脇亮 女:福島久嘉

「大酒飲みで離縁したはずの元の妻が因幡堂の本尊のお告げを装い
小袖を被り、しおらしく新妻を装う。
だまされたとも知らない男(元主人)は喜んで女を家に連れ帰り
盃事をしようとするが…。

中々、放さない盃をしっかりかかえた女の小袖を脱がせてみれば
怒りの形相すさまじい元の妻の姿あり。

益々 案じられるこの行先 どうなりますことやら…。」





狂言『引括』(ひっくくり)
主:岡村 薫 女:池田 幸枝

「親里にいる妻のところへ去り状を届けさせた主人。
怒った妻は、すぐさまそれを手に夫の元へと押しかける。
『暇のしるし』として『別れてくれるなら何でも好きなものを
取ってゆけ』という主人に妻は…。

結末の思わぬ展開。

袋をすっぽりかぶせられ気丈な妻に引っ張られる夫。
二人の後ろ姿に観客の笑い声が広がり
会場は何かほのぼのとした雰囲気に包まれた御舞台でした。」




ワンポイント解説
【鷺流狂言について】
現代では狂言の流儀として二流儀、大蔵流と和泉流が広く知られておりますが
江戸時代には、もう一つ、鷺流という狂言の流儀が存在し
大蔵流とともに幕府直属の流儀として非常に隆盛だったそうです。

残念ながら明治維新をきっかけに幕府や大名たちといった有力な後ろ盾を失い
急速に衰退しプロの流儀としては存続し得なくなってしまったのですが、
山口県と新潟県の佐渡、佐賀県の高志(たかし)で
奇跡的に伝承され、地域の大切な伝統芸能として今も継承されております。

今回は、山口・佐渡・高志の鷺流狂言3団体が一堂に会する
貴重な特別公演となります。

皆様のご来場をお待ちしております。






2018年2月3日(土)出雲康雅の会 『西行桜』のお知らせ

2018年01月01日 | 能楽公演・能楽関連イベントのご案内

皆様あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願い致します

今年は2018年ですが
当ブログが始まったのが2010年の4月なので
もう8年目に突入ということですね

光陰矢の如し
ちょっと愕然としてしまいますが
これからも引き続き能楽関係のトピックスを中心に
楽しく展開させていただければと思います

冒頭写真は森田研作さん撮影です
能『花月』より
お正月にふさわしい出雲康雅先生(喜多流能楽師)の華やかな舞姿


ご案内が遅くなってしまいましたが
来月2/3(土)に東京・目黒の喜多六平太記念能楽堂にて
出雲康雅の会が開催されます

出雲先生は今回は世阿弥の傑作、能『西行桜』を舞われるとのこと
お狂言は人間国宝の山本東次郎先生の『惣八』です

最新のチケット残席情報が定かではなく
大変恐縮ですが(下記お問合せ先までご確認ください)
よろしければ是非ご来場いただければと思います



◆出雲康雅の会
日時 2018年2月3日(土)開場13:00 開演14:00 終演16:30頃  
会場 喜多能楽堂(目黒駅より徒歩5分)

おはなし 大島輝久
狂言『惣八』山本東次郎 山本凜太郎 山本泰太郎
能「西行櫻」出雲康雅 宝生欣哉 工藤和哉 野口能弘 舘田善博 高井松男
        山本則孝
        一噌隆之 鵜澤洋太郎 國川純 観世元伯

料金 正面指定席 10,000円 自由席 6,000円 2階自由席 3,000円 学生席 2,000円

問合せ 喜多能楽堂 TEL 03-3491-8813 http://kita-noh.com/



今回掲載させていただきました森田さんの『花月』の舞台写真ですが
去年、別カットを当ブログにてアップさせていただいております

よろしければ下記よりご覧下さい
いずれ劣らぬ傑作写真です

森田研作さん撮影の能楽写真 その1 能『花月』
森田さん撮影 能『小鍛冶』と『野宮』の舞台写真








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2017年12/16(土)武蔵野大学能楽資料センター開設45周年記念特別講座 『ようこそ幽玄の世界へ ― 能楽の魅力と研究の過去・現在・未来 ―』

2017年11月03日 | 能楽公演・能楽関連イベントのご案内

本日は12/16(土)に開催される武蔵野大学能楽資料センター開設45周年記念特別講座
『ようこそ幽玄の世界へ ― 能楽の魅力と研究の過去・現在・未来 ―』
のご案内です。

武蔵野大学能楽資料センターは1972年に誕生。
能楽に特化した研究機関としては大変珍しいそうです。
(他には法政大学能楽研究所があります。)

発足以来、能楽の研究所・アーカイブ・図書館・教育機関の貴重な役割を果たし、
これまでにも積極的にその研究成果を外部へ発信し、
また、能・狂言の魅力をより広く伝えるために、
毎年、ユニークな公開講座や狂言鑑賞会が開催されておりますが
開設45周年の記念の節目を迎えるにあたって
今回の特別講座が開催されるとのことです

能楽研究家として著名な羽田 昶(はた ひさし)先生と三浦 裕子先生、
つまり新旧の能楽資料センター長のお二人と
武蔵野大学副学長で法学部長、社会連携センター長の池田 眞朗(いけだ まさお)先生による鼎談で
「この機会に武蔵野大学能楽資料センターの研究・社会活動の理念を
知っていただきたいと存じます。
多くの皆様のご来場をお待ちしております。」
との三浦先生のメッセージです。

開催日時が土曜日の午後14時半開始なので
平日お勤めがある方でも参加可能です。
事前予約は不要、入場無料。
交通アクセスはこちらからどうぞ↓
https://www.musashino-u.ac.jp/musashino/


◆武蔵野大学能楽資料センター開設45周年記念特別講座
『ようこそ幽玄の世界へ ― 能楽の魅力と研究の過去・現在・未来 ―』

日時 12/16(土)14:30~16:00
会場 武蔵野大学 武蔵野キャンパス1号館1102教室
協力 武蔵野大学社会連携センター

語り手 武蔵野大学客員教授・元能楽資料センター長 羽田 昶
    武蔵野大学文学部教授・能楽資料センター長 三浦 裕子
聞き手 武蔵野大学副学長・法学部長・社会連携センター長 池田 眞朗

お問い合せ先 武蔵野大学 能楽資料センター 武蔵野キャンパス1号館3階
       TEL 042-468-9742(開室日:月~木曜日)※講座当日は利用できません



耳寄り追加情報
実は同じ日の同じ会場で13:00〜14:15まで、
三浦裕子先生による狂言鑑賞会の事前講座が行われます
上記45周年記念特別講座と合わせて連続聴講というのも、よろしいかと思います。

今年の狂言鑑賞会は12/19(火)に開催で人間国宝の野村万作師や野村萬斎師がご出演です。
狂言『萩大名』『朝比奈』『法師ヶ母』『蝸牛』など。

会場は武蔵野大学の武蔵野キャンパス内にある雪頂講堂で入場は無料ですが、
事前に往復はがきで申込みが必要で抽選になります。
今年の〆切は11/22(水)必着とのこと。

皆様、急いでご応募を。
※お問合せ先 武蔵野大学 能楽資料センター(月~木)TEL:042-468-9742






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2017年9/22(金)大蔵流狂言 山本東次郎家「則重則秀の会」のご案内

2017年09月04日 | 能楽公演・能楽関連イベントのご案内

昨日(9/3)の記事でご紹介致しました「則重則秀(のりしげ のりひで)の会」について
あらためてご案内させていただきます

今回の公演の演目は狂言『柿山伏』と『素袍落(すおうおとし)』の二曲

山本東次郎家の若手の中心として活躍されている
山本則重先生と則秀先生がご兄弟で
それぞれシテ(=主役)とアド(=相手役・脇役)を演じられます

則重先生と則秀先生のお父様は山本則俊先生で
お二人とも父親譲りの豊かな美声をお持ちで
ご兄弟そろってお舞台に華があり
初めて狂言をご覧になる方にもおすすめです


冒頭写真は狂言『柿山伏』より
シテ(=主役)の柿山伏は山本則秀先生

視線の先にあるのは美味しそうに実った柿の木
石を投げて柿の実を落とそうとしているシーンです

『柿山伏』は今、小学校の国語の教科書に掲載されているので
とてもポピュラーな曲になっていますね
(ちなみに管理人が大昔、小学生の時には『柿山伏』ではなく
『附子』が国語の教科書に載っていました)

もう1曲の狂言『素袍落』では
大酒を飲んで大失敗してしまうシテの太郎冠者が
人間味あふれていて、とても魅力的に描かれています

太郎冠者がお酒に飲まれてしまうのは狂言の定番と言っても
いいかと思います

今回の公演のサブタイトルは
「まったく記憶に御座いません」

恐らく一定以上の年齢の方は皆そうかと思いますが、
やはりロッキード事件の小佐野賢治氏の国会での証人喚問を連想してしまいました
(年齢的に則重先生も則秀先生もリアルタイムではご存知ないと思うのですが。。。)

そのへんの事情については公演当日、お二人からお話があるかもしれません







◆第2回 則重則秀の会

2017年9月22日(金)午後7時
セルリアンタワー能楽堂 
(渋谷駅より徒歩5分、国道246号線沿い セルリアンタワー東急ホテルの地下2階)
http://www.ceruleantower-noh.com/
入場料 S席4000円  A席3500円  B席3000円 

狂言「柿山伏」 シテ(山伏)山本則秀  アド(柿主)山本則重
狂言「素袍落」 シテ(太郎冠者)山本則重  アド(主)山本則秀  アド(伯父)山本則俊
おはなし 山本則重 山本則秀

お申し込み・お問い合せ  
カンフェティ  ℡ 0120-240-540(平日10時~18時)

   






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2017年9/24(日)大蔵流狂言 第60回 青青会のご案内

2017年09月03日 | 能楽公演・能楽関連イベントのご案内

9月になりました
ようやく暑さが収まって少し秋らしくなって
ホッとしていらっしゃる方が多いのではないかと思います

皆様いかがお過ごしでしょうか


さて
本日は今月9/24(日)に杉並能楽堂で開催される
大蔵流狂言 山本東次郎家の青青会のご案内です

青青会とは山本東次郎先生(人間国宝)が同家の若手の成長を願って
その修練の場として1988年(昭和63年)より
継続して年に2回、定期的に開催されている狂言公演になります

今回は記念すべき第60回の公演ということで
特別に小舞20曲が予定されており
山本東次郎先生と山本則俊先生は1曲ずつですが、
若手の山本泰太郎先生、山本則孝先生、
山本則重先生、山本則秀先生、
山本凜太郎先生、若松隆先生がそれぞれ3曲ずつ小舞を披露されるとのこと

小舞20曲の公演というのは非常に珍しいかと思います

世阿弥の「舞歌二曲」という言葉にあるように
お能と同様、狂言の基本も「謡」と「舞」なので
青青会の原点に立ち戻るという意味合いで
今回は特別に小舞特集にされたそうです
(青青会パンフレット掲載の東次郎先生のご挨拶文より)

20曲の小舞の後、東次郎先生と則俊先生による
狂言『昆布売』が予定されています

シテの大名が東次郎先生で昆布売を則俊先生が
演じられます

ご兄弟の息のあった丁々発止のやり取りが必見かと思います


◆第60回 青青会 小舞特集

2017年9月24日(日)午後1時30分開演
杉並能楽堂 杉並区和田1-55-9
(東京メトロ・丸ノ内線 中野富士見町駅下車5分
入場料 一般2000円 学生1000円(全自由席 見所は座敷です)   


小舞 「七つになる子」山本泰太郎 「餅酒」山本則孝
「景清」若松隆 「暁の明星」山本凜太郎 「御田」山本則重

小舞 「府中」山本則秀 「鵜の鳥」山本則重
「通円」 山本凜太郎 「海道下り」若松隆 「住吉」山本則俊

小舞 「いたいけしたる物」若松隆 「鸚鵡」山本則秀
「楽阿弥」山本則孝 「貝尽し」山本則重 「蛸」山本泰太郎

小舞 「鵜飼」山本凜太郎 「宇治の晒」山本則孝
「名取川」山本泰太郎 「法師が母」山本則秀 「柴垣」山本東次郎

狂言「昆布売」 シテ(大名)山本東次郎  アド(昆布売)山本則俊



また、則重先生と則秀先生のご兄弟が「則重則秀(のりしげ のりひで)の会」を
立ち上げられており、上記の青青会の2日前になりますが
9/22(金)に渋谷のセルリアンタワー能楽堂で第2回目の公演を開催されます

演目は狂言の人気曲2曲で『柿山伏』と『素袍落(すおうおとし)』

チケットがもうあまりないかもしれず恐縮ですが
こちらも非常に意欲的で楽しみな公演でしたので
ご紹介させていただきます


◆第2回 則重則秀の会

2017年9月22日(金)午後7時
セルリアンタワー能楽堂 
(渋谷駅より徒歩5分、国道246号線沿い セルリアンタワー東急ホテルの地下2階)
http://www.ceruleantower-noh.com/
入場料 S席4000円  A席3500円  B席3000円 

狂言「柿山伏」 シテ(山伏)山本則秀  アド(柿主)山本則重
狂言「素袍落」 シテ(太郎冠者)山本則重  アド(主)山本則秀  アド(伯父)山本則俊
おはなし 山本則重 山本則秀

お申し込み・お問い合せ  
カンフェティ  ℡ 0120-240-540(平日10時~18時)

   


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2017年4/22(土)山本東次郎傘寿記念 山本会別会のご案内

2017年04月17日 | 能楽公演・能楽関連イベントのご案内

少しまた更新が滞ってしまいました。大変恐縮です
皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

さて。
本日は能楽公演情報をお届けします

来る4/22(土)、千駄ヶ谷の国立能楽堂にて
人間国宝の山本東次郎先生の傘寿記念で山本会別会が開催されます。

今回、東京では20年ぶりに東次郎先生が『枕物狂』のシテ(=主役)を
務められるとのこと。
今からとても楽しみです。

お能では『関寺小町』『檜垣(ひがき)』『姨捨(おばすて)』の3曲を
特に「三老女」といって
最高秘曲として大切に重く扱いますが
狂言にも同様に「三老曲」と呼ばれる特別な曲があって
今回の『枕物狂(まくらものぐるい)』のほか、
『庵梅(いおりのうめ)』、『比丘貞(びくさだ)』の3曲です。

ちなみに、今から3年前(2014年)の山本会別会で
東次郎先生は『比丘貞』を舞われています。





番組の冒頭は『毘沙門』でシテは則孝先生。初役でしょうか。(←違ったらごめんなさい。)

次の『寝音曲』は則俊先生。当代随一の美声による謡が楽しみです。

『棒縛』はいかにも狂言らしい趣の人気曲。
則重先生と則秀先生のご兄弟が太郎冠者と次郎冠者で、
主人役が東次郎家では一番若い凜太郎先生で若手の競演。

そのほうがしっくり来るので太郎冠者、次郎冠者の順番にしましたが、
この曲では珍しく次郎冠者がシテとのことです。


◆「山本会別会」 平成29年4月22日(土)
午後2時開演 国立能楽堂

狂言 『毘沙門』 山本則孝 山本泰太郎 山本則秀
狂言 『寝音曲』 山本則俊 若松隆
狂言 『棒縛』  山本則重 山本凜太郎 山本則秀
舞囃子 楽  笛:槻宅聡 小鼓:幸正昭 大鼓:佃良勝 太鼓:観世元伯
狂言 『枕物狂』 山本東次郎 山本泰太郎 山本凜太郎 木村淑乃

鑑賞券 正面7000円 脇正面5000円 中正面3000円 GB2000円

お申込み・お問合せ
大藏流狂言 山本事務所

http://www.kyogenyamamoto.com/


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出雲康雅先生の能『賀茂』の舞台写真

2017年01月22日 | 能楽公演・能楽関連イベントのご案内

本日は、いつも能楽撮影会で大変お世話になっている出雲康雅先生の
能『賀茂』の舞台写真をアップさせていただきました

先日1/8(日)に目黒の喜多能楽堂で行われた喜多流1月自主公演の時の
舞台写真となります
撮影は会長の神田佳明です

冒頭写真は前シテの里の女
能『賀茂』は京都の上賀茂神社と下鴨神社の縁起をテーマとしていて
実は、この里の女というのは賀茂の神の化身

このため普通の一般庶民とはかけ離れた神々しい雰囲気の美女です
能面はやはり増女(←高い品格を持ち女神の役柄で主に使用される)でしょうか

画面手前の弓立て台の白羽の矢が非常に印象的ですね
上賀茂神社の祭神・別雷(わけいかずち)の神の象徴になります




こちらは後シテ、別雷(わけいかずち)の神つまりは雷神です

里の女が退場(=中入り)した後、
狂言方の演ずる末社の神(本公演では大蔵流狂言・山本東次郎家の山本凜太郎師)が登場し
改めて賀茂神社の来歴が語られ舞われた後、
下鴨神社に祭られた御祖(みおや)の神=別雷(わけいかずち)の神の母親・玉依姫(たまよりひめ)が
現れ天女之舞を舞い(本公演では谷 友矩師)、最後に大本命の主役登場

金泥(きんでい)を施した「大飛出」(おおとびで)の能面に赤頭の雷神が
白い弊を手に力強く舞い納め、お正月にふさわしい絢爛豪華で素晴らしい舞台だったとのことです


喜多流の自主公演は毎月第四日曜日に開催されます
詳細は、喜多能楽堂のホームページをご覧下さい
http://kita-noh.com/


来る2/4(土)「出雲康雅の会」が開催です
毎年2月恒例の「出雲康雅の会」が今年も喜多能楽堂にて開催されることになりました
今回は能『砧』を舞われるとのこと

『砧』は夫の帰りを待ち侘びて亡くなってしまう妻の
とても哀しい物語ですが、世阿弥作の不朽の名作
今からとても楽しみです

◆出雲康雅の会
日時:2017年2/4(土)午後2時開演(午後1時開場)
会場:喜多能楽堂

おはなし 佐々木多門
狂言 『文蔵』 野村萬 野村万之丞
能 『砧』 出雲康雅 宝生欣哉 則久英志 野村万蔵
一噌隆之 鵜澤洋太郎 國川純 観世元伯

正面指定席 10,000円 1F自由席 6,000円 
2F自由席 3,000円 学生 2,000円

問い合わせ 喜多能楽堂 03-3491-8813





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2016年2月6日(土) 出雲康雅の会のご案内

2015年12月27日 | 能楽公演・能楽関連イベントのご案内

しばらく更新しないうちに、もう年末ですね
年々時間が経つのが加速度的に早いように思います

遅くなりましたが11月29日(日)にアステールプラザ広島で
行われました「出雲康雅の世界」の舞台写真をアップしました

能『山姥』より 撮影は神田佳明会長です

以前、りんぷうの会の能楽撮影会で舞っていただいた時とは
面も装束も違っていて、だいぶ趣が異なりますが
同じ曲でも、その時々の演出でバリエーションがあるのが
能のお舞台の醍醐味のひとつだと思います

「今日はどんな面なのか」「装束はどんな風か」と
幕が開くまで、期待と想像を色々に膨らませて
見所(けんしょ)で待つのは楽しいものです


さて
タイトルにも明記しましたが毎年2月に
東京・目黒の喜多能楽堂で開催されます「出雲康雅の会」

今回は能『絵馬』で「女体」の小書(こがき)がつくので
後シテの天照大神は女性の姿とのこと
(小書がつかない通常の演出では後シテの天照大神は男神)

春らしく華やかなお舞台が期待できます

…能『絵馬』のストーリーについて…
前場は節分の伊勢神宮が舞台となり白い絵馬と黒い絵馬を
それぞれ持つ老夫婦(実は伊勢神宮の二柱の神の化身)が登場し
のどかに絵馬奉納の神事が展開されます

後場では打って変って天照大神が天鈿女神(あめのうずめのみこと)と
手力雄命(たちからおのみこと)を従えて登場

天岩戸神話が眼前に再現されるという、おめでたくも
派手で明るいお舞台です



後シテ(=主役のこと)の使用面は「小面(こおもて)」でしょうか
個人的には「増女(ぞうおんな)」で拝見したいように思いますが
いずれにせよ、今からとても楽しみです

お狂言が山本東次郎先生(人間国宝)の『箕被(みかずき)』なのも
非常に嬉しいところ

よろしければ是非お運びください



◆「出雲康雅の会」

2016年2月6日(土)
開場13時  開演14時 喜多能楽堂
おはなし 大島輝久
狂言 『箕被』 山本東次郎 山本則孝
能 『絵馬・女体』 出雲康雅
内田成信 大島輝久 佐々木多門 森常好 舘田善博 森常太郎
山本泰太郎 山本則孝 山本凜太郎
地謡 友枝昭世 ほか

正面指定席 10,000円 一階自由席 6,000円 二階自由席 3,000円 学生 2,000円

喜多能楽堂 03-3491-8813 http://kita-noh.com/



《参考情報》
能『絵馬』についてはネット上で検索しましたが
コンパクトに解説がまとまっているページがあまりないようでした

流儀が違って恐縮ですが、夜桜能のホームページに
あらすじが分かりやすく掲載されています↓
http://www.yozakura-noh.com/Pages/ema.aspx

能面については以前にもご紹介したように思いますが
NHKの『美の壷』のバックナンバーの解説が
分かりやすいようです↓
http://www.nhk.or.jp/tsubo/arc-20060901.html


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11/29(日)「出雲康雅の世界」(広島アステールプラザ能楽堂)のご案内

2015年11月23日 | 能楽公演・能楽関連イベントのご案内

ご案内が遅くなってしまいましたが
来週の日曜日、広島アステールプラザ能楽堂にて
出雲康雅先生の能楽公演が開催されます

今回の演目は能『山姥』

先日は今野利男さん制作の『山姥』の絵画作品を当ブログでご紹介したばかりでしたが
本日の冒頭画像は2014年3月に、りんぷうの会の能楽写真展で金賞を受賞された
若林雅子さんの『山姥』の舞台写真作品でタイトルは「深き谷、鬼女の怪異現る」です

若林さんの作品も以前、りんぷうの会の能楽撮影会で
出雲先生に舞っていただいた時の舞台写真になります

撮影会ではダイナミックで力強い舞と
いつもながらの出雲先生の朗々とした美声の謡に圧倒されました

来週の公演でも素晴らしいお舞台が期待され、今からとても楽しみです


◆2015年11月29日(日)  「出雲康雅の世界」

午後1時開演(正午開場) 
広島アステールプラザ能楽堂

お話 金子直樹
仕舞 『大江山』 粟谷能夫
   『柏崎 (道行)』  大島政允
狂言 『伊文字』 山本東次郎 山本凜太郎 山本泰太郎
舞囃子『敦盛』  友枝昭世  出雲敏弘 横山幸彦 三王清
能  『山姥』 出雲康雅 大島輝久 宝生欣哉 則久英志 御厨誠吾 山本則孝
    出雲敏弘 横山清明 國川純 梶谷義男

午後4時過ぎ終了予定

●入場料
正面 10000円  脇正面 8000円  中正面 6000円
2階席 2000円(自由席)

http://kita-noh.com/schedule/2085/


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山口鷺流狂言保存会 定期公演のご案内

2015年11月03日 | 能楽公演・能楽関連イベントのご案内

以前、当ブログでもご紹介させていただきました
山口鷺流狂言保存会
の定期公演が
今週末の土曜日、11/7に山口県教育会館ホールで開催されます


◆平成27年 山口鷺流狂言保存会の定期公演
日時:11/7(土) 13:30開場 14:00開演
会場:山口県教育会館ホール(山口市大手町2-18)
曲名:『墨塗り』『しびり』『舎弟』『鬼瓦』『千鳥』 
入場無料 先着500名


鷺流というのは狂言の流儀の一つで
残念ながら明治維新前後の大動乱、時代の大変革期に
急激に衰退し、プロの流儀としては滅亡してしまったのですが
今でも山口県と新潟県の佐渡、佐賀県の高志(たかし)で
奇跡的に伝承され残っております

山口鷺流狂言保存会は山口県指定無形文化財となっており
昨年は保存会結成60周年の記念の節目を迎えたということで
60周年記念公演が大々的に開催され
今年の2月にはアメリカケンタッキー州センター大学
(ノートン芸術センター)で初の海外公演も行ったそうです

今回の定期公演では本公演に先立って午前10時から
そのアメリカ公演の報告会も予定されているとのこと


◆山口鷺流狂言保存会 アメリカ公演報告会
日時:11/7(土)10:00開演
会場:山口県教育会館ホール(山口市大手町2-18)
内容:「海を渡った鷺流狂言~アメリカ公演について~」
報告者:樹下明紀氏(保存会会長) 稲田秀雄氏(顧問) 米本文明師(技術保持者)
入場無料 先着120名


アメリカ公演は厳寒の2月で現地では50年ぶりの大寒波で
早朝の気温はマイナス20℃にもなったそうですが
学生対象の着付け体験のあるワークショップも
本公演も非常に盛況で大成功だったとか

アメリカ公演の中心となって活躍された米本文明師
公演に同行された樹下明紀会長から
ホットな公演秘話・エピソードなどが伺えるのではないかと
今からとても楽しみです

お近くの方、あるいは週末に山口市観光を予定されている方は
お時間がございましたら是非お運びください


冒頭写真は昨年の60周年記念公演の舞台写真です
狂言『末広がり』より 
シテ(果報者):米本文明師 太郎冠者(アド):米本太郎師
撮影:寺田良子


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7/23(木)開講!武蔵野大学能楽資料センター公開講座のお知らせ

2015年07月06日 | 能楽公演・能楽関連イベントのご案内

雨の日が続いております
皆様いかがお過ごしでしょうか


本日は7/23(木)からスタートの武蔵野大学能楽資料センター
公開講座のお知らせです

武蔵野大学の能楽資料センターでは
能楽ファン必見・必聴のユニークな公開講座を定期的に
開講していて、今回もなかなか見過ごせない充実の内容のようです

題して「けものイロイロ―― 能・狂言に見る鳥獣・霊獣」
   

タイトルからして非常に魅力的ですし
冒頭画像は案内ポスターですがデザインが秀逸で目を引きますね

10月に予定の第4回・第5回講座では
スペシャルゲストに観世喜正師野村萬斎師もご登壇とのこと

今からとても楽しみです


◆平成27年度公開講座 けものイロイロ―― 能・狂言に見る鳥獣・霊獣

会場 : 武蔵野大学 武蔵野キャンパス(〒202-8585 東京都西東京市新町1-1-20)
    6号館 雪頂講堂    
時間 : 14:40~16:10(開場 : 13:40)

第1回 「能・狂言の動物誌」
日程 : 平成27年7月23日(木)
講師 : 三浦 裕子(武蔵野大学文学部教授・能楽資料センター長)

第2回 「能はどのように動物を描いているか」
日程 : 平成27年7月30日(木)
講師 : 高桑 いづみ(東京文化財研究所無形文化遺産部室長)

第3回 「龍と蛇 ―― 仏教からの贈り物」
日程 : 平成27年10月6日(火)
講師 : 観世 喜正(シテ方観世流能楽師)
     石上 和敬(武蔵野大学法学部教授・仏教文化研究所研究員)
    
第4回 「猿に始まり狐に終わる」
日程 : 平成27年10月8日(木)
講師 : 野村 萬斎(狂言師)
     羽田 昶(武蔵野大学客員教授・能楽資料センター研究員)


お問い合わせ
武蔵野大学 能楽資料センター(月~木)/TEL:042-468-9742

http://www.musashino-u.ac.jp/learning/extension_lecture04.html

※事前お申し込み不要・聴講無料です。
※満員の際はご入場できない場合があります。ご了承ください。
※お車でのご来場はご遠慮ください。



初回の7/23(木)の講座「能・狂言の動物誌」は
りんぷうの会でも能楽解説でいつもお世話になっている三浦裕子先生が
担当されます

皆様にご案内するのがすっかり遅くなりましたが(←申し訳ありません
三浦先生は武蔵野大学の能楽資料センターのセンター長として現在ご活躍中です

先日、お目にかかった際には
上野の東京国立博物館で開催されていた「鳥獣戯画展」を
三浦先生はしっかり、じっくりご覧になったと伺いました

もしかすると今回の公開講座でも関連して鳥獣戯画のお話が出るかもしれませんね

個人的な要望ですが平日開催で日程の都合がつかない人のために
ネットで動画配信とか何か後からでも見られるように
していただけたら非常に嬉しいところです

それとこういった公開講座の内容に合わせて
実際の能楽舞台鑑賞とかセットで楽しめたら
本当に言うことなしと思います

勝手な要望で恐縮ですが
可能でしたら是非ご検討のほどをよろしくお願い致します



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3/27(金)狭山市市民会館大ホール 山本東次郎家による第21回狂言鑑賞会

2015年02月18日 | 能楽公演・能楽関連イベントのご案内

先週、2/11(水・祝日)は杉並能楽堂で
大蔵流狂言・山本東次郎家の青青会のお舞台を拝見しました

以前、当ブログでもプログラムのご紹介をさせていただきました
『昆布売(こぶうり)』(シテ:山本凜太郎)、『鞍馬参(くらままいり)』(シテ:山本則孝)、
『丼礑(どぶかっちり)』 (シテ:山本則重)という演目。

特に最後の『丼礑』 は、あまり上演されない珍しい曲とのこと。
管理人・オガタも今回が初めてでした。

―『丼礑(どぶかっちり)』のごく簡単なあらすじ ― 
シテ=主役は盲人の匂当(こうとう)。
匂当というのは琵琶弾きや鍼灸治療などを生業とした
盲人の官位の一つで座頭の上位。
旅の匂当と弟子が川を渡ろうと小石を投げて
その音で渡りやすい浅瀬を探そうとするが、
偶然、通りがかった男に妨害されて大混乱を来す…というもの。

匂当=則重さんと弟子=則秀さんのご兄弟に、
掻き回し役がピッタリの適役(?)だった若松隆さんの
3人のテンポのいい演技が印象的でしたが、軽妙で滑稽なやり取りの中にも
疑心暗鬼に陥った人間心理の哀しさが透けて見えるという
なかなか奥深いお舞台でした。


冒頭写真は先日の「出雲康雅の会」での狂言『鎌腹(かまばら)』の舞台写真。
シテは山本東次郎先生(人間国宝)。
撮影は神田佳明会長です。


来月、3/27(金)には埼玉県狭山市市民会館大ホールで山本東次郎家による
狂言鑑賞会が行われますのでご紹介させていただきます。


東次郎先生は『入間川』のシテで、
狂言の最高秘曲『釣狐』を泰太郎さんが舞われます


◆第21回 狂言鑑賞会
2015年3月27日(金)
開演:午後1時 狭山市市民会館大ホール

狂言『入間川』 山本東次郎 山本則重 山本則孝
狂言『釣狐』 山本泰太郎 山本則俊
狂言『呼声』 山本則孝 山本則重 山本則秀
狂言『地蔵舞』 山本凜太郎 山本東次郎

全席指定
前売り券 S席3500円 A席2000円
当日券 S席4000円 A席2500円
学生券1000円

狭山市市民会館(窓口販売)04-2953-9101
http://www.sayama-kaikan.jp

主催:狂言入間川を観る会
後援:狭山市・狭山市教育委員会




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