誰も予想しなかった苦難と試練の2020年春を迎えております。
こんな時でも変わらず桜は咲いていました。
冒頭写真は神田佳明撮影の千葉県四街道市の福星寺(ふくしょうじ)のしだれ桜。
福星寺は、しだれ桜で名高い古刹。
青空のもとに幹が天を覆うように花をつけて咲き誇っていたそうです。
こちらは花桃の写真。
神田先生によると撮影場所は、例年、ずらっと並んだ花桃の木々が美しかったそうですが、
去年秋の台風で被害を受け、今年は倒木を免れた1本だけが開花。
それでも道行く人々に変わらぬ春の美を見せてくれていたとのこと。
今回の新型コロナウィルス禍は、かなりの長期戦の様相で
能楽公演も軒並み中止・延期を余儀なくされております。
新型コロナウィルスのパンデミック。オリンピック延期。
超大型台風。大地震や大津波。原発事故など
通常ではあり得ないような災害や災禍が多過ぎて
以前の平和な日常生活のほうが非日常だったようにも感じられる今日この頃です。
こういう時にこそ、最高に美しい能楽の舞台写真をお届けしたいと考え
以前も当ブログでご紹介したことのある写真ですが、
能「羽衣」の舞台写真をアップ致しました。
シテは出雲康雅師(喜多流)。神田佳明撮影です。
天女の頭上には百花の王・牡丹の花。
間もなく各地で見頃を迎えることと思います。
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