「りんぷうの会」 公式ブログ

会長:神田佳明(能楽写真家)
能楽撮影教室・能楽舞台撮影会は現在、休止中です

【会期終了】りんぷうの会主催 「輝く能楽の美」写真展のご案内

2011年10月28日 | 写真展のご案内
来週の金曜日(11/4)から、いよいよ能楽写真展開催ということで
管理人・オガタを始め、スタッフはちょっとバタバタ しております。

特に、オガタはどちらかと言うとあまり綿密なタイプではなく
よく言えば、大らかでアバウトなので色々と準備がタイヘンです

皆様、写真展の会期中、何かとご迷惑をおかけすることもあろうかと思いますが、
すみません。何卒、よろしくお願い申し上げます。

冒頭画像は今回の写真展の案内ハガキです。
写真は、最優秀賞受賞作品で、能「花筐(はながたみ)」より「恋慕の舞」。
りんぷうの会・会員で、いつも熱心に能楽撮影に
取り組まれている寺田良子さんの作品になります。
シテは喜多流能楽師の出雲康雅師です。

最優秀賞、金賞、銀賞、特別技能賞の4賞が今回、特別賞となっております。
受賞作品につきましては、写真展開催後に当ブログにて詳細をご案内予定です。
お楽しみにお待ち下さい。



さて。こちらは、今回、ブログ限定で特別公開
りんぷうの会の会員で、プロ・カメラマンの森田研作さんの作品をご紹介させていただきます。

「花筐(はながたみ)」の前場になります。

主人公の照日の前が恋人から急な別れを告げる手紙と
形見の花籠(←「花筐」とは花籠のことです)を受取る悲しいシーン。

表情がわずかに曇っているところが何とも美しいですね。

カゴいっぱいに可憐に咲いている白い雛菊が余計に
照日の前の悲嘆を際立たせているようでもあります。


同じく「花筐」の舞台写真ですが、こちらは後場です。

照日の前の心情に寄り添うように撮られた優しい作品。

今回の写真展では、「花筐」の舞台写真の出品が一番、多くなっておりますが、
同じ「花筐」でも前場と後場とでは、ご覧の通り、かなり趣が異なります。

また、当然のことですが、同じようなシーンを撮影した作品であっても、
撮影するカメラマンの感性や好み、技術によっても
作品の仕上がりが大幅に違っております。

そういった意味でも、非常に多彩で見応えのある写真展であると
やや手前味噌ながら思っております。

私たちの能楽写真作品をご覧いただくことで、
より多くの方が能楽の美しさ・素晴らしさを再認識され、
実際に能楽の舞台鑑賞に是非、お出かけいただければというのが
会員一同の熱き思いです。


◆「輝く能楽の美」写真展―第7回 能楽写真コンテスト 入賞発表◆

期日:【会期終了】平成23年11月4日(金曜日)~11月10日(木曜日)
開館時間:月~金曜日9:00~19:00 土・日10:00~18:00
      ※最終日15時まで
場所:〒104-0061 東京都中央区銀座1-3先インズ3隣 コダックフォトギャラリー
   JR山手線・京浜東北線 有楽町駅京橋口 徒歩2分
   地下鉄有楽町線 銀座1丁目駅下車 1番出口 0分

入場無料


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上村義一さん撮影の「土蜘蛛」と「鞍馬天狗」

2011年10月26日 | 会員写真ギャラリー
本日は、りんぷうの会・会員の上村義一さんの舞台写真のご紹介です。

冒頭写真は能「土蜘蛛」。
ヨコ位置撮影で白い蜘蛛の糸が美しく広がっていく瞬間を
見事にとらえた力作です。

先週、10/19(水)に能楽撮影講座にて撮影。
シテは喜多流能楽師の出雲康雅先生です。


上村さんは当ブログにて初のご紹介となるカメラマンの方ですね。

りんぷうの会の会員の中でも長身で寡黙、ちょっとコワモテ(←ゴメンなさい )ですが、
メカニックに強く頼りになる存在です。

いつも熱心に能楽撮影講座を受講され、能楽撮影会にも毎回、ご参加いただいております。

撮影される写真も独特の雰囲気があって、やはり感性が違うなあ~と思います。




こちらは、9/21(水)の能楽撮影会の時の「鞍馬天狗」の舞台写真。
同じくシテは出雲康雅先生です。

強めのコントラストで、鞍馬天狗の力強さをうまく表現されている作品です。
迫力があって、とても魅力的ですね


さて。
ここで、お知らせです。

今回、ご紹介の上村さんをはじめとする能楽写真愛好家による
能楽写真展が来週の金曜日、11月4日より銀座にて開催されます。
(主催:りんぷうの会。)

また、あらためて当ブログとホームページでご案内予定ですが、
皆様、よろしくお願い申し上げます。

秋の銀座ショッピングの折りにでも、どうぞお立ち寄りください。



◆「輝く能楽の美」写真展―第7回 能楽写真コンテスト 入賞発表◆

期日:【会期終了】平成23年11月4日(金曜日)~11月10日(木曜日)
開館時間:月~金曜日9:00~19:00 土・日10:00~18:00
      ※最終日15時まで
場所:〒104-0061 東京都中央区銀座1-3先インズ3隣 コダックフォトギャラリー
   JR山手線・京浜東北線 有楽町駅京橋口 徒歩2分
   地下鉄有楽町線 銀座1丁目駅下車 1番出口 0分

入場無料


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【申込受付終了】武蔵野大学能楽資料センター主催 狂言鑑賞会のお知らせ

2011年10月21日 | 能楽公演・能楽関連イベントのご案内
本日は、武蔵野大学能楽資料センター主催 狂言鑑賞会のご案内です。

毎年、同センターで秋口に開催される狂言鑑賞会。
入場無料の鑑賞会(郵送申込で抽選となります)ですが、
毎回、充実したプログラムで能楽ファン必見のとても楽しい舞台となっております。

今年は12月8日(木)に、同大学の雪頂講堂にて、山本東次郎家のご出演で
A公演・B公演の合わせて2回、行われるとのことです。

A公演が13時から14時半までで、
「二人袴」(シテ:山本則秀)と「柿山伏」(シテ:山本泰太郎)。

B公演が15時から16時40分まで。
「抜殻」(シテ:山本東次郎)と「仁王」(シテ:山本則俊=冒頭写真 )。

いずれも狂言の人気曲・有名曲。
プログラムもキャスティングも魅力的です。

※すでに応募受付は終了となっております。ご了承ください。


■武蔵野大学 能楽資料センター主催 狂言鑑賞会■

開催日:2011年12月8日(木)

A公演 13:00~14:30
「二人袴」 聟:山本則秀 舅:山本則俊 太郎冠者:遠藤博義 親:山本東次郎
「柿山伏」 山伏:山本泰太郎 柿主:山本則孝

B公演 15:00~16:40
「抜殻」 太郎冠者:山本東次郎 主:山本則孝
「仁王」 博奕打・甲:山本則俊 博奕打・乙:山本則重
     参詣人:山本泰太郎・山本則秀・遠藤博義・平田悦生・若松隆

会場:武蔵野大学 雪頂講堂 東京都西東京市新町1-1-20


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昨日(10/19)の「土蜘蛛」舞台撮影実習、迫力がありました。

2011年10月20日 | 能楽撮影教室のご案内
昨日(10/19)は、りんぷうの会の能楽撮影教室の第2回目講座でした

予定通り横浜能楽堂にて能「土蜘蛛」の舞台撮影実習が開催されました。
ご出演いただいたのは、喜多流能楽師の出雲康雅先生

舞台撮影前に、毎回恒例となっている装束付け・面をかけるシーンを
間近で撮影させていただき、さらに、今回は特別に
土蜘蛛の巣である古塚の作り物に蜘蛛の巣を張る作業も拝見。

参加者一同、大感激でした。
大変、貴重な体験をさせていただき本当に感謝しております。
出雲先生、お手伝いいただいた佐々木多門先生大島輝久先生、ありがとうございました。


肝心の「土蜘蛛」の舞台撮影ですが、想像以上の迫力
白い蜘蛛の糸の乱舞は見応えがあり華やかで息を呑みました。

が、やはり撮影のタイミングが難しかったですね

思っていたよりは、ゆっくり放物線を描いて蜘蛛の糸が
舞台上に広がって落ちて行くんですが、いいところで丁度、シャッターを
切るのは至難の技~と思いました。

会員の方で傑作を撮影された方がいらっしゃるようなので
近日中に当ブログにてご紹介できればと思っております。
これから交渉予定ですので掲載できるか微妙ですが
お楽しみにお待ち下さい


◆本日の冒頭写真は会長の神田佳明撮影 です。

「土蜘蛛」とは直接、関係のない絵柄ではありますが、
菊水模様の曲線が白い蜘蛛の糸を連想させるように思いましたので掲載。

花も美しいけれど蜘蛛の糸も花に負けず劣らず美しいと思いました次第です。


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季節は巡り…伊東功一氏の秀作写真の巻です。

2011年10月16日 | 会員写真ギャラリー
このところ週末は秋らしい晴天に恵まれておりましたが、
昨日は東京では、午前中は風雨が激しく、午後もちょっと蒸し暑い曇天でした

スーツ着用で仕事していたオガタは結構、汗をかきまして
「これじゃあ秋じゃないなあ~」などと思いました。

今日(16日)は秋晴れになるのでしょうか。


さて。
本日は、りんぷうの会の事務局長、伊東功一氏の作品 ご紹介です。

冒頭写真ですが、いきなり渋い感じの作品。

手が華奢できれいですね。
これは、きっと美人に違いないと期待してしまうカットです。

そこをあえて写さず、手元だけに絞るあたり
いかにも伊東さんらしいと思いました。



こちらは三味線ですね。
人生の年輪を感じさせる手つき。

どんな方が弾いていらっしゃるのか。

想像力をかき立てられる作品です。



画面から寂しげな音色が聞こえてくるような作品。

こちらも何とも風情のあるスナップで臨場感がありますね。


…ここまで来ると、何の写真だか、もうお分かりになったでしょうか。



おわら風の盆の写真でした。

実は、伊東さんからは、だいぶ前に作品が届いていたのですが、
掲載がすっかり遅くなってしまって恐縮です。


ただ、言い訳ではないのですが、無知なオガタは風の盆というと
なぜか晩秋のイメージがありました。

いや、冷静に考えてみると「盆」というからには
季節として、秋ではないはずなんですが。

哀感あふれる印象が強くて、そのように誤解していたのだと思います。

おわら風の盆、是非、行ってみたいです。


本日は伊東功一氏撮影、おわら風の盆の写真特集でした。



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M.Y さんのカワセミ傑作写真

2011年10月04日 | 会員写真ギャラリー
りんぷうの会・会員のM.Yさんから素敵なカワセミ写真が届きました。


オレンジ色のお腹が光を受けて輝いています。
夕暮れ時でしょうか。

羽ばたいて風を切って飛翔している音が
画面から聞こえてくるような傑作だと思います

水面に映る影もいいですね。



こちらは、つがいのようです。

オスがメスに小魚をプレゼントしている微笑ましいカット。

何でも春にしか見られない貴重な光景だそうです。



この写真も躍動感あふれる素晴らしい作品です。

水しぶきが美しく目を引きます。

カワセミが「清流の宝石」と呼ばれる理由がよくわかります。


先日の能楽撮影会の日(9/21)に台風15号のため横浜に一泊しましたが、
M.Yさんも同じくホテル足止め組で、中華料理ディナーをご一緒させていただきました。

その際、カワセミ撮影秘話を伺い、ネイチャーフォト撮影の経験が
ほとんどないオガタは、とても新鮮でした。

「是非、カワセミ写真を拝見したい」とお願いしたところ
先週の能楽撮影教室(9/30)に今回、掲載の3作品をお持ちいただきました。

M.Yさん、お忙しい所、本当にありがとうございました。
また、よろしくお願いいたします。



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