
3連休という方も多いようですね。
あいにくクリスマス寒波が来ているそうで、お天気は荒れ模様のようですが

本日の写真は、りんぷうの会の事務局長・伊東功一氏撮影のクリスマス写真。
宝石のようにきれいなクリスマス・イルミネーション

澄み切った冬空の空気感までもがリアルに感じられる、とてもいい作品だと思います。
伊東さんらしい隙のない見事な写真ですね


最初の作品は、非常にシャープでインパクトの強い写真でしたが、
こちらは、優しい雰囲気

画面内の英語は「ホワイト・クリスマス」の冒頭の一節です。
今年は、東日本大震災と未だ収束の見えない東電福島原発禍の年ということで
クリスマスやお正月を例年のように晴れ晴れと迎える心境には
ちょっとなれないですが、クリスマスが近づくにつれ
学生時代に読んだ小説のワンシーンを思い起こすことが多くなりました。
アルベール・カミュの『ペスト』という小説です。
根絶されたはずのペスト=中世の悪夢が現代都市でなぜか大流行して
壊滅的な打撃を被る中、ペストと戦い奮闘する人々の姿を描いたカミュ渾身の長編小説です。
確か小説の終わりのほうだったと思いますが(←大昔に読んだきりなので
記憶が定かでなく恐縮です)、「今日はクリスマスだ」というセリフが出て来ます。
今日はクリスマス。
こんなひどいクリスマス。
こんな状況でもクリスマス。
先日、当ブログですでにご紹介しましたが、
りんぷうの会の会員で写真家の荒井玲子さんが故郷の岩手県大船渡市を
撮影した写真展を横浜市にて開催中です。(今月25日まで。)
荒井さんは、震災後の今夏の猛暑の中、がれきの中で草花が芽を出し
花を咲かせるのを見て、植物のたくましさに心を動かされ
被災した大船渡の写真を撮り始めたそうです。
ちょうど大船渡市のホームページを見たら、
「大船渡市の風景」として「街を照らすクリスマスツリー」(大船渡市大船渡町)という
写真が掲載されていました。
小さい写真ですが、拝見して何だかホッとしました。
皆様、どうぞよいクリスマスをお過ごしください
