
お約束して早くも1週間経過
時間が経つのは本当に早いです 遅くなりまして申し訳ありません


シテは出雲康雅師(喜多流)りんぷうの会の能楽撮影会で
会員の古谷さんが撮影された作品となります
大天狗らしい風格あふれる作品ですね
ご参考まで「鞍馬天狗」とは牛若丸に兵法の奥義を授ける
天狗の総大将が主役の能です
古谷さんの能楽写真は本当に表情がとても素晴らしいと思います
特に目に迫力

「目力」があってパンチ

誤解を恐れずに言えば、これもカメラマンと被写体との
アイコンタクトのなせる技だと思います
「そんな~、舞台と離れた撮影席から撮っていてアイコンタクトも
何もないじゃないか」と思われるかもしれませんが
古谷さんが出雲先生の舞を真剣にカメラで追って
ここぞというところでシャッターを切る―
それは古谷さんが一瞬の感動を逃さずカメラで捉えたということで
その熱意は離れた舞台上の出雲先生にも
しっかり届くのだと思います

こちらは「美女ありき」

能「楊貴妃」の舞台写真です
シテは同じく出雲先生 こちらも能楽撮影会で撮影された作品
楊貴妃は実は、ぽっちゃり美人だったという説もあるようですが
古谷作品のこの楊貴妃は華奢で、はかなげで悲劇の美女に
ふさわしい絵ですね
伏し目がちな目元が印象的

「白増」(はくぞう)の面の神々しい美しさも見事に表現されている傑作写真です

2回にわたりまして古谷久夫さんの舞台写真特集をお送りいたしました
いかがでしたでしょうか
古谷さんには夏らしい風景写真を次回はお願いしたいと勝手に思っていたのですが
残念ながら暑いのはあまり得意でいらっしゃらないとのこと
それでは秋


以前、掲載させていただいた古谷さんの白鳥写真や白鷺の写真は
読者の方からの反響が特に大きかったので密かに期待している管理人でした~

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