「りんぷうの会」 公式ブログ

能楽の素晴らしさをお伝えするために 能楽関連情報を中心に更新中〜
能楽写真家・神田佳明が会長です

「目力」がポイントです~続・古谷久夫さんの能楽写真特集

2013年07月27日 | 能楽ニュース

「次回も古谷久夫さんの能楽舞台写真をご紹介~」と
お約束して早くも1週間経過

時間が経つのは本当に早いです 遅くなりまして申し訳ありません


冒頭写真は能「鞍馬天狗」より
シテは出雲康雅師(喜多流)りんぷうの会の能楽撮影会で
会員の古谷さんが撮影された作品となります

大天狗らしい風格あふれる作品ですね
ご参考まで「鞍馬天狗」とは牛若丸に兵法の奥義を授ける
天狗の総大将が主役の能です

古谷さんの能楽写真は本当に表情がとても素晴らしいと思います
特に目に迫力が、みなぎっていると思います
「目力」があってパンチ が効いていますね

誤解を恐れずに言えば、これもカメラマンと被写体との
アイコンタクトのなせる技だと思います

「そんな~、舞台と離れた撮影席から撮っていてアイコンタクトも
何もないじゃないか」と思われるかもしれませんが
古谷さんが出雲先生の舞を真剣にカメラで追って
ここぞというところでシャッターを切る―

それは古谷さんが一瞬の感動を逃さずカメラで捉えたということで
その熱意は離れた舞台上の出雲先生にも
しっかり届くのだと思います



こちらは「美女ありき」という感じ
能「楊貴妃」の舞台写真です

シテは同じく出雲先生 こちらも能楽撮影会で撮影された作品

楊貴妃は実は、ぽっちゃり美人だったという説もあるようですが
古谷作品のこの楊貴妃は華奢で、はかなげで悲劇の美女に
ふさわしい絵ですね

伏し目がちな目元が印象的で、やはり「目力」に惹きつけられるように思います

「白増」(はくぞう)の面の神々しい美しさも見事に表現されている傑作写真です



2回にわたりまして古谷久夫さんの舞台写真特集をお送りいたしました
いかがでしたでしょうか

古谷さんには夏らしい風景写真を次回はお願いしたいと勝手に思っていたのですが
残念ながら暑いのはあまり得意でいらっしゃらないとのこと

それでは秋 や冬 の写真をお願いできればと考えております

以前、掲載させていただいた古谷さんの白鳥写真白鷺の写真
読者の方からの反響が特に大きかったので密かに期待している管理人でした~


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能面に生命が宿る瞬間

2013年07月21日 | 会員写真ギャラリー

能面撮影の難しさについて先日の記事で書かせていただきました。

能面は、やはり舞台で拝見するのが一番

能楽師によって生命を吹き込まれて生き生きと輝き
舞台で刻一刻と変化する多彩な表情に魅了されます。

舞台ではない、能面単独でのスタジオ撮影で
能面の素晴らしさをカメラに収めるのが、いかに大変であるかということですね。



冒頭写真は、能「花筐」を舞われる直前に面をかける出雲康雅師。
能面に生命が宿る瞬間です。

撮影は、りんぷうの会の会員の古谷久夫さん。

古谷さんは面打ちにも挑戦されていて
そのせいなのか、能面の表情を捉えるのが本当にうまいなあと感心します

りんぷうの会の会員の方で古谷さん以外にも
実は面打ちをされる方がいらっしゃいます。
ほかには、日本画を描かれる方もいらっしゃるし
なかなか多士済々で、個人的に非常に勉強になります




こちらは、能「土蜘蛛」。
ご覧の通り、すごい迫力です。

以前、横浜能楽堂で能楽撮影会の時に出雲先生に舞っていただいた時の写真。

撮影は同じく古谷さん。
臨場感あふれる傑作写真だと思います。

何より能面「獅子口」の表情がいいですよね。
画面から土蜘蛛の咆哮が聞こえるようです。

当ブログでもご案内させていただきましたが古谷さんは今年の1月に
能楽写真&能面作品の個展を開催
されていて
会場で見逃した方のために古谷さんに無理をお願いして
展示作品の一部をブログで公開させていただくことをお許しいただきました。

次回も古谷さんの能楽写真をお届け予定です。
お楽しみにどうぞ~


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能面撮影は難しいですが撮り甲斐があります

2013年07月16日 | 会員写真ギャラリー
 
先日の記事で来る9/11より開講の「りんぷうの会 能楽写真塾」にて
森田スタジオで能面撮影を実施~と記載したところ
ぜひ森田研作さん撮影の能面写真が見たい!とのご要望がありましたので
アップさせていただきました。

以前、りんぷうの会の講座内でスタジオ撮影した時の作品です

能面は面打師の岩崎久人師の作品で「べし見悪尉」。
大天狗の役などに使用される面です。

「べしみ」とは「べしむ」=「口を一文字にしっかり閉じて力む」に由来します。
本当は漢字でちゃんと表記したいのですが文字化けしてしまうので
画像内に文字入れさせていただきました。

能面撮影は非常に難易度の高い撮影になり
毎回オガタは思うに任せず四苦八苦するのですが
反面とても撮り甲斐があります。

ちょっとしたカメラアングルやライティングで全然ちがった表情になるので
カメラマンの力量が如実に出てしまう怖い被写体でもありますが

さすがに森田さんは名人芸で迫力ある、いい写真であります。

皆様もよかったら是非、能楽写真塾にご参加いただき挑戦されてはと思います


撮影はしないけれど能面には興味があるという方は
東京・千駄ヶ谷の国立能楽堂にて現在、能面展示を行っております。
ふだんは拝見できない根来寺所蔵の貴重な能面が多数、展示されておりますので
おすすめです。(入場無料で7/25まで。)

詳細はこちらからどうぞ。
http://www.ntj.jac.go.jp/nou/event/2740.html

ちなみに会長の神田佳明は根来寺の能面を撮影しております。
淡交社「根来寺の能面」2002年5月刊
(念のためアフィリエイトではありません。)
よかったら図書館などでご覧下さい。


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暑中お見舞い申し上げます

2013年07月14日 | 会員写真ギャラリー

連日ほんとうに暑いですねー
皆様お元気にお過ごしでしょうか

去年もその前も暑さは厳しかったように思いますが
今年も猛暑で、しんどいですね

何だか年々夏の暑さがひどくなっているように感じます
逆に最近は冬はそれほど寒くないようにも思います
これも地球温暖化のせいでしょうか

さて
すでにお気づきと思いますが当ブログの背景デザインを変えました
少し涼しい感じになったと思いますが、いかがでしょうか


本日の写真は会員の森田研作さん撮影~
ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが
ニューサマーオレンジ、別名で日向夏とか小夏とも言います

何でもユズの突然変異種だそうで
ユズに似て香りが爽やかで見た目は酸っぱそうですが
上品な甘さのあるとても美味しい果物です

きれいな黄色で目に鮮やかなビタミンカラー、
夏らしい感じなので掲載させていただきました

実はこのニューサマーオレンジ、提供はオガタでした

特徴ある黄色に大振りで、ずっしり質感ある感じがフォトジェニックだったので
これは森田さんに差し上げたら絶対、見事な作品になって
返ってくるという下心(?)があり、狙い通り
いい写真を撮影していただけました

9月から「りんぷうの会 秋の能楽写真塾」が開講になりますが
その中の講座の第2回目では森田さんのプロスタジオで能面撮影実習が
行われる予定です

森田さんからスタジオ撮影の極意も学べるのではと期待しております
今からとても楽しみです


9月開講「りんぷうの会 秋の能楽写真塾」の詳細につきましては後日ご案内予定です
よろしくお願いいたします



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