「りんぷうの会」 公式ブログ

会長:神田佳明(能楽写真家)
能楽撮影教室・能楽舞台撮影会は現在、休止中です

2016年2月6日(土) 出雲康雅の会のご案内

2015年12月27日 | 能楽公演・能楽関連イベントのご案内

しばらく更新しないうちに、もう年末ですね
年々時間が経つのが加速度的に早いように思います

遅くなりましたが11月29日(日)にアステールプラザ広島で
行われました「出雲康雅の世界」の舞台写真をアップしました

能『山姥』より 撮影は神田佳明会長です

以前、りんぷうの会の能楽撮影会で舞っていただいた時とは
面も装束も違っていて、だいぶ趣が異なりますが
同じ曲でも、その時々の演出でバリエーションがあるのが
能のお舞台の醍醐味のひとつだと思います

「今日はどんな面なのか」「装束はどんな風か」と
幕が開くまで、期待と想像を色々に膨らませて
見所(けんしょ)で待つのは楽しいものです


さて
タイトルにも明記しましたが毎年2月に
東京・目黒の喜多能楽堂で開催されます「出雲康雅の会」

今回は能『絵馬』で「女体」の小書(こがき)がつくので
後シテの天照大神は女性の姿とのこと
(小書がつかない通常の演出では後シテの天照大神は男神)

春らしく華やかなお舞台が期待できます

…能『絵馬』のストーリーについて…
前場は節分の伊勢神宮が舞台となり白い絵馬と黒い絵馬を
それぞれ持つ老夫婦(実は伊勢神宮の二柱の神の化身)が登場し
のどかに絵馬奉納の神事が展開されます

後場では打って変って天照大神が天鈿女神(あめのうずめのみこと)と
手力雄命(たちからおのみこと)を従えて登場

天岩戸神話が眼前に再現されるという、おめでたくも
派手で明るいお舞台です



後シテ(=主役のこと)の使用面は「小面(こおもて)」でしょうか
個人的には「増女(ぞうおんな)」で拝見したいように思いますが
いずれにせよ、今からとても楽しみです

お狂言が山本東次郎先生(人間国宝)の『箕被(みかずき)』なのも
非常に嬉しいところ

よろしければ是非お運びください



◆「出雲康雅の会」

2016年2月6日(土)
開場13時  開演14時 喜多能楽堂
おはなし 大島輝久
狂言 『箕被』 山本東次郎 山本則孝
能 『絵馬・女体』 出雲康雅
内田成信 大島輝久 佐々木多門 森常好 舘田善博 森常太郎
山本泰太郎 山本則孝 山本凜太郎
地謡 友枝昭世 ほか

正面指定席 10,000円 一階自由席 6,000円 二階自由席 3,000円 学生 2,000円

喜多能楽堂 03-3491-8813 http://kita-noh.com/



《参考情報》
能『絵馬』についてはネット上で検索しましたが
コンパクトに解説がまとまっているページがあまりないようでした

流儀が違って恐縮ですが、夜桜能のホームページに
あらすじが分かりやすく掲載されています↓
http://www.yozakura-noh.com/Pages/ema.aspx

能面については以前にもご紹介したように思いますが
NHKの『美の壷』のバックナンバーの解説が
分かりやすいようです↓
http://www.nhk.or.jp/tsubo/arc-20060901.html


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神田佳明撮影 京都の紅葉写真2015です

2015年12月08日 | 会員写真ギャラリー

広島での出雲先生の公演「出雲康雅の世界」(11/29)の舞台撮影に先立ち
神田先生は京都で紅葉の名所撮影をされたそうです

冒頭写真は11/27(金)撮影
北野天満宮の「御土居(おどい)」で有名な真っ赤なアーチを見せる
鶯橋の川沿いの紅葉を狙ったカット

以下、神田先生のコメントです

写真の様に美しい紅の色が真っ赤に染まり紅葉のトンネルのが続きます。
水面の白く輝く瀬音が静寂を感じさせながら流れています。

そこから永観堂の先にある三重の塔で有名な真如堂
ここも紅葉の並木が朝のまぶしい太陽に
輝き桃色に染まった錦繍の世界が見事に広がっています。





今年は紅葉が遅れ「よくない」と嘆く声を聞きましたが、
真如堂の伽藍の裏にはこれから色づき始める
やさしい木の葉が伽藍の日陰に出番を待っているようでした。






確かに今年は今のところ暖冬で紅葉にもその影響が出ているようですが
今回ご紹介の神田先生撮影のカットのように
いくぶん淡い感じのやさしい紅葉写真も趣があって
魅力的かと思われますが、いかがでしょうか

ご参考まで去年の京都の紅葉写真は
こちらのページに掲載されています↓

◆「神田佳明撮影の京都紅葉写真2014」http://blog.goo.ne.jp/rinpoonokai/e/b9c840b714ceba1a48b32ae8d80d2a4b

よかったら併せてご覧下さい




神田佳明も出展! 明後日から開催です

◆能楽写真家協会創立10周年記念写真展 「神 鬼 出現」

会期:2015年12月10日(木)~12月16日(水)

開館時間:10:00~18:00 ※最終日は14:00閉館

会場:ポートレートギャラリー  

〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目7番地
日本写真会館 5階
03-3351-3002
http://www.sha-bunkyo.or.jp/

JR四ツ谷駅 徒歩3分
東京メトロ 丸ノ内線 四ツ谷駅 徒歩5分
東京メトロ 南北線 四ツ谷駅 徒歩3分

入場無料


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能楽写真家協会創立10周年記念写真展 「神 鬼 出現」

2015年12月05日 | 写真展のご案内

来る12月10日(木)から能楽写真家協会の創立10周年記念写真展が
四谷ポートレートギャラリーで16日(水)までの会期で開催されます

能楽写真家協会の写真展には毎回、神田佳明会長が出展されていますが
今回の写真展のテーマは「神 鬼 出現」とのこと

神田先生は能『龍虎』と狂言『神鳴』の舞台写真2点を出展致します

冒頭写真が『龍虎』の舞台写真です
シテ(=主役のこと)はシテ方喜多流能楽師の出雲康雅師

タイトルは「豪快な虎」
「岩穴から虎が現れると、空から龍が下りてきて龍虎相打つ争い
勇壮にして豪快な舞台が展開する」

能『龍虎』については流儀が異なって恐縮ですが
下記の銕仙会のホームページの記載が分かりやすいようです
http://www.tessen.org/dictionary/explain/ryouko




こちらは狂言『神鳴』の舞台写真 「神鳴が落ちる」
シテは大蔵流狂言・山本東次郎家の山本則秀師

「雲を踏み外して落ちた雷は色鮮やかな赤頭に神鳴の面をかけ、
腰には羯鼓(かっこ)、ピッカリ、ガラリガラリと舞台を賑わします」

『龍虎』『神鳴』いずれも舞台の最高の瞬間を活写した見応えある作品となっております
お時間がございましたら是非、会場展示の大きな美麗プリントでご覧ください



◆能楽写真家協会創立10周年記念写真展 「神 鬼 出現」

会期:2015年12月10日(木)~12月16日(水)

開館時間:10:00~18:00 ※最終日は14:00閉館

会場:ポートレートギャラリー  

〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目7番地
日本写真会館 5階
03-3351-3002
http://www.sha-bunkyo.or.jp/

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