「りんぷうの会」 公式ブログ

能楽の素晴らしさをお伝えするために 能楽関連情報を中心に更新中〜
能楽写真家・神田佳明が会長です

6/23に佐渡の正法寺にて行われた、ろうそく能の写真が届きました

2012年06月28日 | 能楽公演・能楽関連イベントのご案内

先日、当ブログにて予告させていただきましたが
6/23(土)に佐渡の正法寺(しょうぼうじ)にて行われました
蝋燭(ろうそく)能の舞台写真を掲載いたします。

撮影は会長の神田佳明です。

正法寺は世阿弥ゆかりのお寺の一つ。

佐渡に流罪となった世阿弥は最初、万福寺に配され、
その後、内乱のため正法寺に移されたそうです。

以下、神田佳明によるレポートです。


6月23日佐渡島にある、世阿弥ゆかりの正法寺において
能「百万」の蝋燭能が開催されました。

夕闇とともに寺境内には水盤に浮かせた蝋燭の足元灯りがともされ、
寺全体が幽玄の世界に広がり、多くの人々が本堂に詰めかけました。

住職による散華が行われた後、りんぷうの会・副会長の
三浦裕子先生が夏の絽の着物姿で登場。

京都・嵯峨野の大念仏に登場する狂女と童の物語「百万」の解説が始まりました。



続いて暗黒の中に蝋燭の火を点火、世阿弥ゆかりの能が演じられた。

ブログ冒頭写真は蝋燭能で演じられた能「百万」のハイライト。

こちらは正法寺に伝来の大べしみの古体を遺す「雨乞いの面」。




とても雰囲気のある美しい蝋燭能の舞台に強い感銘を受けます。
「雨乞いの面」も素晴らしいと思いました。
さすが能の島、佐渡ですね。


佐渡では6~8月頃に薪能が集中して開催されるようです。
詳しくは佐渡観光協会のブログをご覧ください。

◎佐渡観光協会ブログより、2012年佐渡演能スケジュール
http://sadokanko.info/blog/?page_id=52



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梅雨空を吹き飛ばす出雲康雅先生の美しい「三輪」です

2012年06月23日 | 能楽舞台撮影会のご案内

台風が来て、その後、猛烈な夏日になったかと思うと
少し肌寒い雨が降ったり、いかにも梅雨というお天気が
続いておりますが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。

本日は、梅雨空を吹き飛ばす美麗な写真
アップさせていただきました。

能「三輪」より 
シテ(=主役のこと)は喜多流能楽師の出雲康雅先生。
撮影は、会長の神田佳明です。

先月、5/16の能楽撮影教室で撮影された写真になります。
(会場:横浜能楽堂)

「三輪」という曲名からもわかるように
シテは三輪山の三輪明神、つまり神様です。

美しい「小面」(こおもて)に金の烏帽子が映えて
いかにも神々しい舞姿だと思います。

次回、9月の能楽撮影会では「三輪」ともう一曲、
「実盛」(さねもり)を撮影予定で
今からとても楽しみです。

撮影会では「三輪」は、ろうそく能となりますので
冒頭写真とは、また違った趣になるはずです。

ろうそく能とは、屋内の能舞台の回りに和ろうそくを
立てて演じられるもので、屋外で行われる薪能と
並んで、近年、人気があります

ちょうど、明日(6/23)、佐渡の正法寺本堂でも
ろうそく能「百万」が舞われるとのことで
りんぷうの会・副会長で武蔵野大学客員教授の
三浦裕子先生が解説を担当されます。

後日、三浦先生からのルポを当ブログにて
ご紹介できればと思っております。


◆佐渡の正法寺 ろうそく能については
佐渡観光協会事務局様のブログをご覧ください。


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荒井玲子写真展 「能楽写真帖」、おかげさまで大盛況でした

2012年06月20日 | 管理人・オガタより

6月7日(木)~6月13日(水)まで東京・四谷のポートレートギャラリーにて
開催されました、りんぷうの会・会員の荒井玲子さんの「能楽写真帖」
おかげさまで大勢のお客様にご来場いただき大好評でした。

今回の写真展は荒井さんが、りんぷうの会の能楽撮影会
平成19年(2007年)から参加し撮影されてきた能楽写真作品の集大成として
開催されたもので、荒井さんご本人はもちろんのこと
会長の神田佳明以下、りんぷうの会の事務局にとっても
非常に感慨深いものでした

「白田村」「巴」「鉄輪(かなわ)」「羽衣」「葵上」
「半蔀(はしとみ)」「井筒」「鵺(ぬえ)」「頼政」
「猩々(しょうじょう)」「忠度(ただのり)」「竹生島(ちくぶしま)」
「鞍馬天狗」「花筐(はながたみ)」「土蜘蛛」「楊貴妃」

どれも皆、能の傑作作品・人気曲揃いで充実のラインナップ。

荒井さんが独特の鋭い感性でとらえた出雲先生(喜多流能楽師の出雲康雅先生)
華麗な舞姿が写真展会場に輝いていました。

これはツイッターのほうに、すでに書いたことですが、
荒井さんの作品をご覧になったお客様から「今まで能を見たことがなかったけれど、
実際の舞台を是非、拝見したいと思います」との嬉しいお言葉をいただいたそうです。

そう言っていただけるのが、一番、嬉しいことで何よりだと思います。


「秦の始皇帝は松に太夫の位を授けたという。

春日明神が降りた<影向の松>は 三間四方の寸法の能舞台正面に
<老松>として描かれた神木。

お能はこの<老松>に捧げられるという。」


写真展の案内に荒井さんが書かれた冒頭文になります。

お能は観客のために演じられるものではなく、
神木である<老松>に捧げるための神聖なもの。

そういった気持で荒井さんはいつも舞台を観能され、
また、撮影されているということです。


荒井さんは、この後、また個展を開催予定だそうで、
能楽写真展ではなく、お父様の姿を活写したドキュメンタリー写真とのこと。

今からとても楽しみです。
開催時期が近づきましたら、
当ブログにて詳細をご案内させていただければと思います。

ご期待ください。



◆<老松>・<影向の松>についてはこちらをご覧ください。

◆本日の写真は、お能の中でも特に神聖な曲である「翁」
用いられる中啓(ちゅうけい)=翁扇になります。

5/16(水)に、りんぷうの会の能楽撮影講座にて
特別に撮影させていただいたものです。ありがとうございました。


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久々に会員の西出 求さんの作品ご紹介です♪

2012年06月17日 | 会員写真ギャラリー

梅雨ですねー。
今年は今のところ東京では、そんなにジメジメしてなくて
気温もさほど上がっていないので、しのぎやすいですが
九州など西のほうでは早くも結構、蒸し暑いようですね。

とりあえず今年の夏は、おととしのような猛暑にならないと
いいなと思います。


さて。
梅雨空で気分的にも重くなりがちですが、
本日は、りんぷうの会・会員の西出 求(もとむ)さん
素敵な作品をご紹介、気分一新していただければという趣向です

冒頭写真は春先に昭和記念公園で撮影されたそうで
多重露光の作品になります。

オリジナルはもっと発色が鮮やかで美しいのですが
スキャンしてデジタル化すると
どうしても元のポジ・フィルムと比べると色味が
違ってしまって恐縮です

会員の方は機会がございましたら是非、西出さんから
きれいなオリジナル・プリントを見せてもらって下さい。



こちらは西出さんのご自宅の近くのお寺で撮影されたとのこと。

何ともユーモラスな写真で、
西出さんの明るい陽性な眼差しが感じられてとてもいいと思います

西出さんはカメラ歴の長いベテランの方で
フィルムカメラをメインに
いつも味のある、いい写真を撮影されていて
管理人・オガタは西出作品も西出さんご本人も大好きです




こちらもまた画面から笑い声が聞こえて来そうな写真で
楽しい気分になる作品だと思います

狂言でよく出てくる、お酒を美味しそうに飲むシーンを
連想してしまいました。

それにしても、やはりフィルムはいいですね

丁寧に落ち着いて、しっかり西出さんが撮影されているので
画面の重みや雰囲気などデジタルにはない深みを感じます。

西出さんは勉強熱心でデジタル撮影にも挑戦されているそうですが
オガタは西出さんにはフィルムのほうが合っているように
勝手ながら思うので、デジタルも併用しつつ
フィルムメインで撮影をお続けいただきたいなあ~と思います


以上、西出 求さんの傑作作品特集でした




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本日は特別篇で「猫の三つ重ね」写真です♪

2012年06月10日 | 管理人・オガタより

今日はちょっと能楽の世界を離れまして猫写真の巻です

当ブログをよく見て下さっているヤスさんから
かわいい猫の写真が届きましたのでご紹介~

三つ重ねの猫ちゃんたちです。
ちょっと珍しいスナップだと思います。

ヤスさんによると真ん中の白い猫がお母さん猫で
上下の猫がその子供らしいということでした。

きれいに縦に並んだ3匹。
下の猫ちゃんだけがカメラ目線で
それもまた面白いですね

よく逃げなかったなあと思います。

管理人・オガタも時々、街中で猫を見つけて
写真を撮ろうとするんですが
だいたい9割くらいの確率で逃げられます

たぶん顔に「犬が好き」と書いてあるんだと思います
猫ちゃんは敏感なので察知するのではないかと…

猫も嫌いではないのですが犬と違って
距離感がうまくつかめません。

距離感とか間合いとか動物が被写体の場合は
特に重要なようです。

ヤスさんはうまく距離をとって撮影されたんですね
お見事だと思います

楽しいスナップを本当にありがとうございました


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【会期終了】 荒井玲子写真展 「能楽写真帖」のご案内

2012年06月04日 | 写真展のご案内
前の記事でも、ちょこっとご案内しましたが
りんぷうの会・会員の荒井玲子さんの写真展(個展)が
6月7日(木)~6月13日(水)まで東京・四谷のポートレート
ギャラリー
にて開催されます。

荒井さんは能楽のお稽古をされていたこともあり
熱心なお能の愛好者でもいらっしゃいます。

やはり撮る作品も単なるカメラマン目線ではない
能楽への熱い思いが反映された力作が多いです。

これまで撮りためられた作品を一挙大公開とのこと。

是非、皆様、ご高覧いただければと思います。


◆荒井玲子写真展 「能楽写真帖」【会期終了】

6月7日(木)~6月13日(水) 
四谷・ポートレートギャラリー

〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目7番地
ギャラリー専用
TEL:03-3351-3002 FAX:03-3353-3315

開館時間10:00~18:00 【最終日14:00まで】
会期中無休


荒井さんからは管理人・オガタ宛てにお手紙でご案内が来ました。

とても荒井さんらしい、いい文章だと思いましたので
ご本人にもご了解いただき、長文ですが
下記に記載させていただきます。

途中の文面にもありますように、荒井さんのご実家は
岩手県大船渡で東日本大震災による大津波の被災地
です。


■荒井さんからのメッセージ■

わたくしはつくづくと見所の目利かずです。

あてどなくて ただ開けて楽しむ古典文学大系謡曲集が
わたくしにあります。

開いておもしろいことを見つけるのが わたくしの好きなこと。
こんなことをして また お能にひかれてゆきます。

このごろは貞観以来の大津波にさらわれた弟が
わたくしにあるのを わすれます。

弟に昨日
心も西へ ゆく月の、 光とともに 曇りなき、 鉦を鳴らして 
夜もすがら 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 と
ここにある古典文学大系の謡曲文を謡いました。

今日は
必ず往生を得べしとなり と お数珠を揉んで謡って
津波にのまれていった皆に回向を捧げました。

3・11 津波地震後に 「翁」を見物しないといけないと思ったのは
地といえる舞台の床の板に白式尉の面をかけるシテが深く礼を申し上げ
天下泰平 国土安堵 と 扇と袖をかざして舞い祈るのをみて
安心したかったから。

烏帽子を着 黒い尉の面をかけ 受けいただいた鈴を振り踊る。
大地である舞台を念入りに踏み鳴らす足拍子をきいて
安心したかったから。

「翁」の学説等のことは わたくしにはわからないが
「翁」の思想は なぜだか感じる。

そして 写真展「能楽写真帖」に入っています「三番三」ですが
手で振る鈴は わたくしが写したのに写っていない。

「三番三の鈴は 神器です。あなたの300の単レンズで とらえられると
おもうのは お間違いで勘違いです。」と 誰かいいます。

写真展に 謹んでご案内申し上げます。


平成24年6月
荒井 玲子



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りんぷうの会からのお知らせ色々~

2012年06月04日 | 管理人・オガタより
6月になりました。
最近、結構、暑いですね
湿気がなくて風がさわやかなので、まだいいですが、
これからジメジメした梅雨→蒸し暑い夏になるかと
思うと、ちょっと気が遠くなります

それは、さておき。

本日は、りんぷうの会からのお知らせ特集です。

まず、6/7(木)より、りんぷうの会・会員の荒井玲子さん
写真展(個展)が東京・四谷のポートレートギャラリーで始まります。

詳細は別途、ご案内致しますが、
荒井さんがこれまで撮りためて来られた力作・傑作揃い
能楽写真展です。

皆様、どうぞご高覧ください。

◆荒井玲子写真展 能楽写真帖

6月7日(木)~6月13日(水) 
ポートレートギャラリー

http://www.sha-bunkyo.or.jp/gallery/port.html


それから、これは主として会員の方向けのご案内になりますが
6/8(金)は春の能楽撮影講座の最終回教室です。

特別企画として午前クラス終了後、12:30より、りんぷうの会・会員の
木原晴江さん
のこれまでの人生行路を写真と動画で振り返る
DVDビデオ上映会を行います。

木原さんの華麗なる人生模様と数々の写真コンテストで
上位入賞された傑作写真がスクリーンに登場します。

お時間がございましたら是非、上映会にご参加ください。
上映時間は約30分の予定です。

また、午後クラス終了後は、神田佳明会長によるフォトクリニック開催です。

3/14の撮影会での「土蜘蛛」・「楊貴妃」の写真、
4月の厳島神社桃花祭の写真など
会員の方対象にフォトクリニックを行います。

ご都合の悪い方は、6/17(日)の13時~16時にも
フォトクリニックを開催しますので
どちらかにご出席ください。


それと、これはご案内が遅くなって本当に恐縮なのですが、
『文藝春秋』6月号のグラビアは
連載「細川護煕が語る細川家の美」の最終回「能」でした。

神田佳明撮影による能面「大飛出」の写真が載っています。
機会がございましたらご覧ください。


◆本日の冒頭写真は前回ご好評いただきました
伊東功一さんの紫陽花写真
続篇です。

前回とちょっと趣が違ってハイキーできれいな写真ですね。

紫陽花の花もだいぶ色づいて来た今日この頃。

初夏だなあと つくづく感じます。


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