「りんぷうの会」 公式ブログ

会長:神田佳明(能楽写真家)
能楽撮影教室・能楽舞台撮影会は現在、休止中です

お待たせしました!川島あつ子さんの二科展入賞作品、大公開です

2010年09月19日 | 会員写真ギャラリー
先日、二科展に入賞された川島あつ子さんから入賞作品の写真が郵送で届きました

そこで、同封されていたのが、冒頭の八重桜の絵ハガキでした。

ご覧の通り、とても繊細で優しい雰囲気のハイキ―な作品です。

入賞作品を既に会場で見てきた管理人・オガタは、ちょっとビックリしました。
作品の雰囲気が、あまりにも違うように思えましたので。

川島さんに伺ったところ、実は、猫の写真も得意でいらっしゃるとか。
なかなか多彩なレパートリーをお持ちのようです




↑そして、こちらが二科展入賞作品「心怨」。組写真の1枚目です。



↑こちらが2枚目。1枚目と同じく、能「鵺(ぬえ)」の舞台写真です。

緊張感を一瞬に凝縮した、静かな迫力の1枚目の画面構成と
好対照で、躍動感のある見事な力作だと思います。



↑3枚目の作品。能「葵上」の舞台写真。

能と言えば、能面=般若の面ですが、鬼と化した六条の御息所の
「心怨」、心の暗闇を的確に捉えた、期待を裏切らない作品ではないでしょうか。

3枚とも思い切りのいい、ローキーな作品で、「心怨」というテーマにピッタリ
合致していて、お見事だと思います


◆上記の写真は、いずれも、喜多流能楽師の出雲康雅師の舞台写真です。


川島あつ子さんの二科展入賞作品、いかがでしたでしょうか。

動物大好き人間のオガタとしては、川島さんの猫写真も是非、拝見したいと
思っておりまして、現在、川島さんにお願いしている最中です。

近日中に当ブログでご紹介できたら~と考えております


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3連休ですね♪

2010年09月18日 | 管理人・オガタより
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
世の中は3連休のようで、おおむね、お天気はいいようですね。


まだ少し暑いですが、それでも、連日35度近い酷暑だった頃に
比べれば、はるかに過ごしやすいと思います。

早いもので、当ブログを始めて、来月で半年になります

おかげさまで、何とか継続できており、また、知らないところで
読者の方が増えているようで、意外な方面から
「ブログを見ています」とお声をいただき、ありがたく、
また、ちょっと面映ゆいような心持ちがいたします。

どなたにご覧いただいても、恥ずかしくないように、
あんまり、くだらないことを書かないようにしようとも思います

★今日の冒頭画像は、最近、おなじみになってきた(?)我が家の愛犬画像です。
ちなみに、犬種は、コリーではなくシェットランド・シープドッグ(別名・シェルティ)になります。

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二科展入賞の川島あつ子さん、会場にてのスナップです

2010年09月14日 | 会員写真ギャラリー

ちょっと写真が暗めで恐縮ですが、先日、二科展に入賞された
川島あつ子さんの会場での記念撮影スナップを大公開です~

川島さんご自身は、あまりインターネットをなさらないということだったのですが、
このたび、ご本人から、ご承諾がいただけましたのでアップさせていただきました。

ちなみに、撮影は、りんぷうの会の事務局長の伊東功一氏です

念のため、お世辞ではなく、実際の川島さんは、
もっともっとチャーミングな方です。

事務局長の伊東氏はベテラン・カメラマンで風景撮影や舞台撮影は
お手の物なのですが、どうやら女性を撮影するのは慣れていらっしゃらないようです。
(伊東さん、言いたい放題ですみません



こちらが、受賞作品の一部。受賞作品は、組写真で3枚組でした。
喜多流能楽師、出雲康雅師の「葵上」の舞台写真になります。
(作品の画面内に会場の映り込みが少し入ってしまっています。)

タムロン賞受賞
この作品の入賞で、川島さんは、会友に推挙されたということです。

今回は、速報ということで、会場スナップ写真をひとまず掲載させていただきましたが、
後日、入賞作品を完全な形でご紹介できると思いますので、
お楽しみにお待ち下さい~



【お知らせ】
本日の朝日新聞の夕刊、“ be evening ” に
三浦裕子先生のコメントが載るそうです。

薪能鑑賞に関する記事ということでした。

よろしければ、ご覧いただければと思います



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能楽研究撮影会、おかげさまで大変な盛り上がりでした~!!

2010年09月09日 | 能楽舞台撮影会のご案内
りんぷうの会の目玉企画である能楽研究撮影会、
おかげさまで無事、昨日、開催され大盛況でした~


皆様、ありがとうございました


冒頭画像は、撮影待ちの会場風景です。
静かな緊張感の中、舞台の幕開けを今や遅しと待つカメラマン諸氏の図です。

収容人数500名近い横浜能楽堂の本舞台を貸切りで
このように贅沢に使用させていただいております。

しかも参加人数は、50名限定。
超一流の能楽師の至芸を特等席から、独占撮影です

本物の能楽の舞台撮影会ができるのは、日本で唯一、りんぷうの会のみです。



撮影前に、撮影指導・撮り所解説を行う神田佳明です。

シテ(主役のこと)の喜多流能楽師、出雲康雅師の渾身の熱演に
応えるべく、カメラマンも神田も真剣そのものです。

まさに真剣直球勝負!

手前味噌ではなく、一度、この醍醐味を経験してしまうと
本当に病みつきになります。

…と、こう書くと、いかにも営業トークのようで
ちょっと、いただけないと自分でも思いますが、でも
こんなに楽しく充実した撮影会は他にはないと断言できます

ぜひぜひ、次回の能楽撮影会には、ご参加ください

次回の能楽研究撮影会は、来年3月23日(水)、杉並能楽堂にて
本邦初の狂言撮影会
となります。

また、出雲康雅師出演・横浜能楽堂での次回の撮影会につきましては、
詳細が決まり次第、お知らせ致します。
ご期待ください~


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能「竹生島」の舞台を訪ねて―三浦裕子撮影・真夏の竹生島ルポ 後篇!

2010年09月06日 | 三浦裕子の能楽講座のご案内
去る8/25(水)に開催されました三浦裕子先生の能楽茶話会
スライド上映された竹生島ルポの後篇を本日はお送りいたします。


能楽茶話会のテーマは、能『竹生島(ちくぶしま)』と『忠度(ただのり)』の
時代背景および心情に関してということでした。

この2曲、実は、9/8(水)に開催の能楽舞台撮影会で演じられる予定の曲です


~超簡単な解説~♪

『竹生島』:琵琶湖にある竹生島を舞台に、竹生島神社の祭神である弁才天が
優美に舞い、次いで、竜神が波を蹴立てて湖上を飛ぶ勇壮な舞を披露するという
晴れ晴れとした、おめでたい能。

『忠度』:平清盛の弟で、名高い歌人でもあった武将・平忠度が「一の谷の合戦」で
討たれた最期を物語り、あわせて和歌への情熱を吐露するというストーリー。
世阿弥の作でベースは『平家物語』。


三浦先生は、今回の能楽茶話会のために、わざわざ、この酷暑の中、
竹生島取材を敢行されたそうでした

「下手な写真」と先生は、前回のブログで、おっしゃられていますが、
お世辞などではなく、「ちゃんと撮れてる!」
オガタは思いました。

特に冒頭の写真は、個人的にお気に入りで掲載させていただきました。

画面が少し傾いていますが、そこが、面白いと思います。

試しに、この傾きを画像処理ソフトで修整してみましたが、
そうなると、つまんない感じでした。

さて。
能書きは、このへんにして、真夏の竹生島アルバム後篇をどうぞ~。
撮影・コメント:三浦裕子



↑国宝の都久夫須麻(つくぶすま)神社本殿。残念ながら修復中でした。



↑神社本殿脇に勧請されている江島大神・厳島大神。
あまりの猛暑に稼動するスプリンクラーが有難かったです。



↑龍神拝所。



↑願い事を念じながら、かわらけを投げて、うまく鳥居の間をくぐれば
それが叶うと伝えられています。



↑黒龍大神と黒龍姫大神をまつる神社。



↑神社の鳥居右脇に生える巨木。
これを伝わって龍が登ってくるという言い伝えがあるそうです。




三浦先生撮影の竹生島ルポ、いかがでしたでしょうか。

『竹生島』の舞台を見る際に、実際の竹生島の風景を写真で見て
知っていると、より理解が深まると思います。

竹生島は人気のあるパワースポットでもあるそうで、
写真を拝見して、できれば実際に行ってみたくもなりました


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