2022年夏の青春18きっぷの旅は、
1回(人)と2回(人)分で7月24日日曜日から1泊2日で、
大船渡線と気仙沼線の乗り潰しに出掛けた。
3回(人)分は日帰りで8月7日曜日に飯田線の乗り潰しに出掛けた。
そして残りの4回(人)と5回(人)を使用して、
東海道本線の乗り潰しに出掛けたのである。
当初の計画では8月21日日曜日は新幹線で京都まで行き、
山陰本線梅小路京都西を取材したあと、
京都から大阪までの未取材駅を各駅下車して取材、
昼食は茨木のラーメン店、夕食は以前も訪問したことのある、
大阪の「心斎橋ミツヤ・ホワイティ梅田店」に行くことにしていた。
8月22日月曜日は大阪から神戸までの未取材駅と、
更に山陽本線の一部の駅を取材し、姫路から新幹線で帰京する。
ホテルで朝食は取らず、大阪梅田の地下街でモーニングを見つけ、
昼食は灘の洋食店、夕食は以前計画していながら、
行くことの出来なかった加古川の「かつめしいろはーず」に行くことにしていた。
しかし8月21日日曜日は京都付近は雨のため、
スマホの天気アプリで確認して、神戸より先は夕方から雨になっていたので、
先に神戸から大阪に向けての取材を決行した。
8月21日日曜日神戸から大阪まで取材、
二日目に大阪から京都方面に取材することになった。
その二日目、8月22日月曜日はホテルで朝食は喰わず、
千里丘で見つけた「コメダ珈琲店」で済ませた。
そのあとも茨木、JR総持寺、摂津富田、高槻、
島本、山崎、向井町、桂川と取材していった。
桂川で乗った上り列車がちょうど11:00発だったため、
そのまま京都を通り過ぎて山科まで行き、ここで昼食を喰うことにした。
京阪山科駅を取材してから昼食を喰える店を探す。
既に11:20a.m.になっていて、ランチタイムは始まっていた。
山科はJR東海道本線、京阪京津線、京都市営地下鉄東西線と3路線が乗り入れる。
そのため駅前にも飲食店が多く見られる。
そこで駅前を散策して、カレー専門店「得正・山科店」を偶然見つけた。
駅前通りを行き、旧東海道左折したところにある。
旧東海道(旧三条街道)
この地を東西に貫く街道は、古来から都と東国を結ぶ日本の大動脈であった。
関ヶ原の戦いに勝利し、江戸幕府を開いた徳川家康は、
支配確立の一策として、道路制度の改革と整備に乗り出した。
この時整備した五街道の一つが東海道である。
起点である江戸の日本橋から終点の京都三条大橋の間に宿場町が五十三箇所あったことから、
これらを総称して東海道五十三次といい、葛飾北斎や歌川(安藤)広重の浮世絵や、
十返舎一九の「東海道中膝栗毛」など、絵画や文学の題材ともなった。
五街道で幕末まで車の往来が禁じられていたが、
都に近い大津・京都間だけは例外で、 人馬が通る道と荷物を積んだ牛車が通る車道を分け、
車道には雨後のぬかるみに車輪が取られないよう、車石という石が敷き並べられた。
今の山科駅前にはかつて奴茶屋という茶店があり、
近世の地誌に紹介されるほど有名であったが、平成二十一年に惜しくも廃業した。
また、統治の西方、日ノ岡峠の麓には、
東海道では市内唯一の一里塚が設けられていたが、残念ながら残っていない。
京都市
昔の東海道も今は路地になっていて、なかなか一見さんには見つけ辛い。
看板には屋号ではなく「カレー専門店」と書かれている。
入口には暖簾が掛かっているなど、京都らしく和テイストな店構えである。
お品書きには
カレー 卵付 750円
チーズカレー 卵付 850円
ナスカレー 卵付 850円
コロッケカレー 卵付 850円
ミンチカツカレー 卵付 900円
トンカツカレー 卵付 950円
エビフライカレー 卵付 950円
とあり、全てのメニューが“卵付”になっている。
その中でトンカツカレー950円を注文した。
店内はカウンターのみで、まず卵黄の乗った小皿と、
辣韮と福神漬け置かれたトレーが先に出される。
少ししてカレーがトレーの上に置かれた。
カレーは辛口で卵黄を崩してカレーに混ぜるとマイルドになる。
トンカツも美味しく、満足だった。
皿に書かれている“上等カレー”の文字が気になり、
自宅に戻ってからネットで調べてみたら、
「上等カレー」とは得正の別ブランドのカレー店のようである。
※参考/得正 https://www.tokumasa.net/