2016/11/15 No3405 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 10秒で読む日経!視点が変わると仕事と投資のネタになる ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ _______ 今日のNews  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ●内閣府が14日発表した2016年7~9月期の国内総生産(GDP)速報値は、 物価変動の影響を除いた実質の季節調整値で前期比0.54%増、年率換算で2.2% 増となった。プラスは3四半期連続。アジア向けを中心に輸出が伸び、国内でも 住宅投資が堅調だった。一方、内需の2本柱である個人消費と設備投資はゼロ 近傍で停滞した。 実質GDPの増加率は、15年1~3月期(年率5.0%)以来の高い伸びとなった。 市場の事前予測の中央値(年率0.8%、QUICK調べ)を大きく上回った。 生活実感に近い名目GDPの増加率は0.2%、年率換算で0.8%だった。 石原伸晃経済財政・再生相は同日の談話で「日本経済はこのところ弱さもみら れるが、緩やかな回復基調が続いている」との認識を示した。 日本経済新聞 2016年11月14日 __________ 佐々木の視点・考え方  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ★今日の記事もためにする記事。 ためにする記事とは書いたが、ひょっとして日本経済新聞社の記者は経済の 基本常識に欠けているのかもしれない。 GDPはインフレ考慮前の名目値と考慮後の実質値がある。 そのインフレは安倍政権以降、以下の推移を辿る。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 四半期デフレーター原系列(前年同期比) 家計最終消費支出 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2013/ 1- 3. -1.1 4- 6. -0.7 7- 9. 0.3 10-12. 0.6 2014/ 1- 3. 0.8 4- 6. 2.7 7- 9. 2.5 10-12. 2 2015/ 1- 3. 1.3 4- 6. -0.2 7- 9. -0.2 10-12. -0.2 2016/ 1- 3. -0.4 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 要は、2000年以降民主党政権までずうっと日本はデフレであり、実質GDPは デフレの分、嵩上げされた数値となっており、体感的にはマイナスなのに、数字上 はぷエラス成長だった。 あなたは、株価を見るときにインフレを考慮した実質値で見ますか? ものを買う時に、今はデフレだから去年と同じ値段の値札のモノを値上がりしたと 考えたことがありますか。 殆どの人は、今ついている値段を現実のものとしてとらえます。 この目で見れば(=名目値で見れば)、今のGDPは「2.6%のマイナス」です。 統計上は前年比で4兆円のプラスではありますが、この要因の最大のモノは、輸入 が前年比で17.6兆円も減ったから、プラスになったのです。 輸入のマイナスを除いた実感で見れば、13.6兆円のマイナスになっているのです。 輸出は10.4兆円減っていますし、消費支出は2.5兆円減っています。 このように、私たちの実感、体感通りの数字を見れば、上記記事のような文章は書 けません。 経済が13.6兆円も縮小しているのに、「緩やかな回復基調」と、どの口が言え るのでしょうか。 記者はきっと、内閣府の説明文書通りに記事を書いたのでしょう。 自分がどんな間違いを犯しているかを知ってか知らずか。
やっぱりね・・。
GDPの半分は個人消費、それが伸びないんだもの。
私の化粧品代、月7~8000もかかってたのが、今年、3000円ぐらいだもの。
TVも60インチで5~6万円で買えるんですもの、デジタル切り替えの時25万円もしたのよ
日経記者は、安倍の御用達かもね?
経済新聞のNO1だったら脅迫に屈せず、事実を書くべきよ。